見出し画像

必要な月間走行距離を考えよう


みなさん、こんにちは!志方です。


6月に入り、梅雨の時期が間近に迫ってきていて、それが過ぎるといよいよ夏が待っていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


今日は、月間走行距離についてお話したいと思います。

秋、冬のマラソンシーズンに向けて、夏は走行距離を増やして、体作りをされる方や、逆に夏は暑いから距離は落として、質を上げようと考えている方の参考になればと思います。


マラソンを走るには、月間走行距離は多い方が良い


先に結論から申しますと、マラソンを走るのには月間走行距離は多いほうが良いと僕は思います。


僕自身、競技引退後にフルマラソンを4回走りましたが、そのどれもが後半失速しています。


そして、失速している中で呼吸は荒れておらず、足が持たなかったことが原因で失速をしています。


そこから考えられることは、42kmを走りきる体ではなかったのではないかと考えられます。


僕の普段の月間走行距離は350~420km程度で、市民ランナーの中では走っているけど、今のタイムで走る人の中では少ない方だと認識しております。


200km台の走行距離でもサブ3だったりは、達成できると思いますが、サブエガや2時間40分を切ろうと思うと200kmだと難易度が上がります。


200km台でサブ2時間40分を達成する確率は40%、400km台でサブ2時間40分を達成する確率は90%


こういわれると、どちらの方が効率的でしょうか。


同じ月日を過ごして、年に数回しかないマラソンレースで結果を残すという少ないチャンスをものにするのであれば、


より確実に達成できる方を選んだ方が、失敗レースをしてしまうという余計な時間を使うことがないので、効率的ではないでしょうか。


200km台で記録を達成することは効率的に見えて、無謀なことに挑戦していることになるので、かえって効率が悪いと言えます。


走行距離の内訳も大事


だからといって、闇雲にjogをして走行距離を稼いだとしても記録に繋がりづらかったりします。


例えば、jogで毎日10kmを休まず走れば、月間300kmになります。


でもそれでは、レースで走るときに10km以上走るための筋力や心肺機能というのは鍛えられていません。


フルマラソンを走るとなれば、42km走り続けなければいけないので、一回の練習で30km以上走る練習は数回やっておかないと、長い長いフルマラソンを走り切る体力、筋力、メンタルは鍛えられません。


だから、月間300kmを走るにしても、数日は30、40km走る日もあれば、休養日も入れたり、jogで10kmを走ったりする日など、メリハリをつけるべきです。


マラソンの練習はロング走、ペース走、jogが基本


トラック種目の5000mや10000mあるいは、ハーフマラソンぐらいまでは、練習はインターバル、ペース走などのスピードを上げる練習が重要になりますが、


フルマラソンになると、インターバルの重要度が下がって、代わりにロング走、ペース走の重要度が増してきます。


もちろん、インターバルを全くやらなくても良いわけではないのですが、重要度は下がってきます。


ロング走をすることで、距離に対する耐性が、ペース走をすることでレースペースを楽に感じるようにすることができるので、この2つのメニューがより重要になってきます。


そして、jogは疲労回復だったり、そもそもの体のベース作りだったりで重要なので、外せないメニューになります。


でも意識しすぎて増やすのは本末転倒


気を付けてもらうべきところは、月間走行距離の目標を決めて、それを普段から意識し過ぎてしまうことです。


そうすると、jogで余計に距離を増やしてしまったり、ダウンjogの距離を走行距離のためだけに増やしてしまうとか


走行距離を稼ぐためだけに距離を増やすのは、また意味が変わってしまいます。


なぜその距離を走るのかを考えて増やすようにしましょう。


理想は、必要な距離とメニューをやったあとに振り返って1ヵ月○○km走ったとなることです。


若干、最初と言っていることと矛盾しているかもしれませんが、目的はレースで結果を出すことであって、走行距離を伸ばすことではありません。


結果を出すための必要な走行距離と考えるようにしましょう。


そのためにある程度多い走行距離が必要だということ言って終わりにしたいと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?