大丈夫じゃなくても大丈夫?(前編)

こんばんは~

いよいよ、2020年も終わりですね~
本当に時が経つのがあまりに早すぎてびっくりです!!

一年の締めくくりに振り返りを書こうと思ったら、めちゃめちゃ時間がかかってしまいました💦結構エネルギーがいりますね!

今回は、今年というより、少し前にしんどかった時のことを振り返ってみようかなと思います。時間は経ってるけど、ここ最近になって感情が戻ってきたような気がするので、この節目に振り返ってみようかなと思います。前編・後編に分かれちゃいましたが、よろしくお願いします!


突然ですが、皆さんは普段、泣くことはありますか?

私は昔からあまり泣かない性格で、人前で泣くことは月に1回もあるかないかくらいだった気がします。感動モノの映画とか見ても全然泣かないタイプで、もちろん心は動かされてるんだけど、涙は出ないといった感じでした。


 でも、少し前のある時期、ふとしたことがきっかけで、めちゃめちゃ泣くようになったことがありました。その時期は一日に何回も何回も泣いて、それなのに次の日もまた泣いていました。普段の電車の中でも何があるわけでもないのに突然涙が出てくることが何度かありました。朝から体が重くて、ずっと憂鬱な気持ちで、どこにも行きたくなくなってしまいました。そのうち何もかもが嫌になっちゃいました。夜は寝たくても眠れないのに、昼は眠たくて授業を聴きたくても聴いていられませんでした。勉強しても何にも頭に入らなくなりました。人と普通に話すのもしんどくなってしまって、だからとりあえず笑って人の話を聞いてるだけになってしまいました。でも、最後には笑うのすらしんどくなってしまいました。

笑うのがしんどいと思うことがあるなんて夢にも思わなかったし、人生で初めてでした。何しろ昔は「悩みがないことが悩み!」なんてことを言ってたくらいのんきな人間だったので、びっくりでした。本当にその時は自分はなんでこんな簡単なことすらできないのかなと思いました。そうしてさらに色々なことが手につかなくなってしまいました。そして自分は役立たずなんだとさらに思いつめて、また悲しくなって泣いていました。それが何カ月も続いて無限ループでした。

傍から見たら、ずっと憂鬱、何もないのに泣くし、やるべきことができないし、勉強すらできない、成績も下がって、人とも満足に話すことすらできない、こんな人をみたらとんでもない落ちこぼれと思うんじゃないかな。自身もそう感じて、頑張ろうと思って努力するけれど、頭がフリーズして何も頭に入ってこない、でも何もしないわけにはいかないからとりあえず適当にやり過ごしてそんな自分がもっと嫌になる、その繰り返しでした。


 たくさんの人に助けてもらったり、なんとか休んだりして徐々に元気になりました。特につらかったのは、それまで楽しかったことが楽しくなくなることでしょうか。あらゆる感情が死んじゃったみたいになくなりました。なんの感動も湧かなくなって、唯一の取り柄の好奇心もまったくなくなってしまって、自分は何のためにいてるのかなと思ったりしました。昔から好奇心旺盛だったので、そのことを別に何とも思っていませんでしたが、この経験のおかげで今は好奇心があるだけでいいことだな、すごいなと思えるようになりました。

昔は泣いてしまったら迷惑かな、と思ってあまり人前では泣けなかったのですが、その時期に私が限界になって目の前で泣いてしまっても付き合ってくれた人たちには本当に感謝しています。あと私は普段から連絡が苦手でいつも遅いんですが、さらに遅くなってしまって、本当に申し訳なかったです。それからその頃私に話しかけてくれたのに、無愛想になってあんまりうまく話せなかった人も本当に申し訳ないです。今でもまだ完全に回復したわけじゃないけど、ちょっとずつでもがんばっていこうかなと思っています。

ちなみにこの時、人に優しい言葉かけられると、何でもないような一言でも涙が出て、泣いちゃってました。もちろん、その人の前で大泣きはしませんでしたが、本当に言葉ってすごいです。その時優しい言葉をくれた皆さんには本当に心から感謝しています。ありがとうございました!それから、普段は泣かないですけど、普段からいつも優しい言葉をくれる皆さん本当にありがとうございます!


 きっとあの頃の私は普通じゃなかったんだと思いますが、でも、人間は普通じゃない時があるのが普通なのかも、と思います。強く感じたのは、慢性的な憂うつは本当にとても恐ろしいということです。憂うつが恒常的になると、さらに憂うつが憂うつを生むみたいです。

でも、何より一番恐ろしいことは、その時の自分がなぜそんなに悩んでいたのかが今となってはだんだん分からなくなってくるし、自分がどんな風に感じていたのかが思い出せなくなってくることかもしれません。あの頃はあんなに苦しんでいたのに、今となってはそんなに悩むほどのことでもなくない?って思えてしまう。だから、その時の自分に今の自分が出会ったら、何とかなるよ!大丈夫!と言いたくなるだろうけど、昔の自分は余計悲しくなるかもしれないし、嘘つきだと思って何も聞いてくれないかもしれない。あの頃の自分は明日に希望を持ってなかったし、本当にお先真っ暗だと思って毎日生きていたので、そんな自分に対して何をしたらいいのかわからないです。自分のことでさえそうなんだから、他人の悩んでいることなんてさらにわからないです。でもきっとそんなものなんですよね。

そんなこんなで、実はもっと時間が経ってから振り返りたかったんだけど、忘れちゃいそうなので振り返ってみました。

このことがあってから、色々な面で考え方が大きく変わったような気がします。

小さい頃は夢と希望を持って~とか言われてて、「何だかよくわからないけどたしかに夢と希望は大事だよね!」なんて漠然と思ってましたが、今は本当に、夢と希望を持つのはまじで大事なことだと思います。夢と希望をもっていられることがどれだけ幸運なことか、大事なものは失って初めてわかるといいますが、本当にその通りです。そして、失くしてしまった時にまた夢と希望をくれた周りの人たちや推しに大大大感謝です!

同じく、よく「自分の敵は自分」とかいわれることがあって、うんうんたしかに、自分の怠け心と戦わないとね!くらいにしか思っていませんでしたが、それだけではないと痛感しました。自分が自分を嫌いになったら本当にもう止められないという点でとっても恐ろしいです。嫌いな人がいれば距離を置けばいいけど、自分とはどうしても距離を置けないから大変です。そのせいで疲れ切って人と関わりたくなくて一人きりになって、さらに暴走してしまうので、これほど恐ろしい敵もいないな、と今では思います。なので自分のこと、とくに自身のこころの厄介な部分を知っておくことも大事かもしれないです。

あともう一つ、覚えておきたいのが、人は誰でも変わっていくということですね。私が苦しんでたのは、過去の理想の自分の呪縛もあったと思いますが、人はだれしも、劇的にか、あるいはゆっくりかはわからないけれど、確実に変わっていくものなので、過去にあまりとらわれすぎないようにしてほしいなあと思います。昔の自分は自身に満足していたし、過去の自分を好きでいてくれた人もいるかもしれません。だからこそ、一見ダメになっていくだけの自分をなかなか受け入れられませんでした。元の自分に戻らなきゃ~!と焦っていました。でも、まずは自分が新しい自分も意外と悪くないかなと認めてあげることが第一歩みたい。失うものもたくさんあるけど、得るものもやっぱりあるみたいです。今が幸せで充実していても、それは当然永遠ではなくて、いつか変わってしまい得るものなんですよね。今が充実して幸せで、今の自分が好きであればあるほど、変わってしまった時に自分を受け入れられないリスクも大きくなるのかもしれません。


ということで、前編はここまで。
ここまで、過去を振り返ってみたので、後編では未来について考えてみたいと思います!

ここまで読んでくださってありがとうございます!

そして、今年一年間、本当にありがとうございました!
みなさん、どうかよいお年をお迎えください!

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