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旅について

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「何のために旅をするのか」という永遠の命題に対する自分なりに思うところをつらつらと。
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#旅

あのジプニーに乗ってどこまでも。

アスファルトを突き破って生えた木が歩道を塞ぎ、道路を歩く僕を背突くようにクラクションが鳴る。腐ったゴミと排気ガスの混ざった空気が目に染みるここは、フィリピンの首都マニラのローカルが集うアーナイズ通りだ。昨日からもう30kmは歩いただろうか。潰した豆がヒリついていた足の指にもう感覚もない。熱帯モンスーンの気候はベルベットのように身体にまとわりついて、汗だくでマニラの町を彷徨う僕の体力を奪っていく。日本からたった4時間のこの街では全くと言っていいほど邦人を見かけない。日本からの便

「旅の記憶」という色褪せない資産

コロナ禍になり海外へ行けなくなってからかれこれ一年経ってしまいました。これまでの社会人生活、息継ぎするように旅をしてきたので、こうして長期間旅ができないというのは個人的にはかなり辛いところですが、ここで改めて旅の価値について考えてみたいと思います。 ここでは、「旅をして人生が変わった!」「本当の自分を旅で見つけた!」とか、そういう安い自己啓発みたいなことは書くつもりはないのですが、 ”旅は人生を豊かにする” というのが僕の結論です。 僕が旅したところ 先に手前の話を