ウイスキーの1日の適量は
近年徐々に人気が高まっているウイスキー。限定品や人気なものは手に入りにくい状況も続いています。
特に若い世代にはハイボールで飲むなんて方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。ハイボールだとすっきり飲みやすく、ついつい飲みすぎてしまうなんてこともあると思います。そんなウイスキーの適量について解説していきたいと思います。
1日の適正なアルコール摂取量は?
1日の適正な飲酒量は、純アルコールで20gと言われています。 これは一般男性の適正量で、女性はアルコールの分解速度が遅く、影響を受けやすいため、10g程度にすることが推奨されています。
ただし、顔がすぐ赤くなる、お酒を飲めないという方に20gを推奨するわけではありません。また年齢を重ねるごとにアルコールの分解速度は遅くなるので、高齢者の方も飲酒量を控えることが推奨されています。
ウイスキーのアルコール度数
ウイスキーのアルコール度数はおおよそ40°~43°程度です。度とは%と同じ意味合いで、40°ですと100mlの中にアルコールが40ml含まれるということになります。
ちなみにイギリスでは75ブリティッシュプルーフ(日本で言う43°)アメリカでは80アメリカンプルーフ(日本で言う40°)というのが基準値として定められています。
1日のウイスキーの適量(飲み方別)
上記でも記載しましたが、1日の目安摂取量は20gです。
純アルコールの計算式は
飲んだ総量×度数(%)×0.8で計算できます。
アルコール度数5%の350mlの缶ビールを1本飲むなら
350×0.05×0.8=14g
となります。もちろん体重や体質によっても変化しますし、女性は半分が目安という点に注意してください。
・ストレート
ウイスキーをグラスに注ぎ、水や氷を加えず、常温で味わうのがストレートです。BARなどでは30mlで出されるのが一般的で30mlはシングルと言います(ダブルは60ml)これは純アルコール量にすると9,6g。男性だと2杯、女性なら1杯が1日の目安になるということです。
・ロック
グラスに大きめの氷を入れ、ウイスキーを入れればロックの完成です。次第に氷が溶けて、味わいも変化していきます。
しかし氷を入れて薄めたからと言って総量は変わりません。こちらも男性だと2杯、女性なら1杯が1日の目安になるということです。
・ハイボール
今やウイスキーの飲み方の定番となったハイボール。グラスに氷を入れ、ウイスキー1に対して炭酸を3~4入れ、軽くステアすれば完成です。1:3で割ったとしてもアルコール度数は10%。250ml(グラス2杯)も飲めば1日の目安に達してしまいます。
同じ量でも体への負担を軽減させよう
ウイスキーをはじめ、度数の高いお酒は胃腸や肝臓への負担が大きくなります。さらに血中アルコール濃度が急激に上昇するので、酔いもまわりやすくなります。体への負担を軽減させるには
・時間をかけてゆっくりと味わう
・チェイサーを用意し、交互に飲む
・水割りや炭酸割りで飲む
こういったことにより体への負担も抑えられ、楽しく飲むことができます。
さらに毎日飲むのではなく、休肝日を作り、肝臓の負担を減らしてあげるのも大切になってきます。