踏みだすために足をあげる。
下書きしたまま公開していないnoteがたくさんあった。
これも、その一つ。
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誰しも、緊張しているときに心から笑うことはできない。
環境の変化によって、人は一瞬にして緊張に追いやられる。
新しい土地、新しい生活、初めてあう人、仕事。
そんな緊張も徐々に慣れれば心に風が通るようになり、自然と笑えるようになる。
そう思っていた。
心から笑えなくなっている。
緊張状態から解放されない。
大好きな吉本新喜劇を見て、なんとか声を出して笑おうとしている。
そんな状況に気づいたとき、どうしようもないやるせなさが襲ってきた。
楽しそうに、幸せそうに、へらへら生きる。
"笑う門には福来る"
とはよく言ったもので、にこにこしていればまわりの人たちも自然とやわらかく接してくれるし、
自分の思考も自然とポジティブになる。
いつかの甲子園出場校に、スマイルベースボールを掲げていたチームがあった。監督曰く、
「"楽しいから笑う"のは普通だと思いますが、"笑っているから楽しくなる"ということが分かっています。」
これを聞いて以来、にこにこへらへら生きることを心がけていた。
でも今は。
心から笑えなくなっている。
1年が経ち、土地にも、生活にも慣れた。
落ち込んだときの機嫌の取り方も理解しているつもりだ。
でも、ふとした瞬間に、
目の奥にぐっと力が入って何かを睨むような顔になっている。
気づく度に、いつもすごく嫌な気持ちになる。
生活にも仕事にも慣れれば、心に風が通るようになると思っていたのに。
自然に笑えるようになると思っていたのに。
「思いきり笑える場所でこそ輝けるぞ!」
と言ってくれた友がいる。
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毎週更新を目標に書いていたときのものなので、きっとうまく結べなかったから公開せずにいたのだと思う。
それから1か月もしたころにはそんなことがなかったかのように元気を取り戻していたと記憶している。
この文章を書いたときのような状態が、また、つづいている。
またこんな状態に戻ってくるとは思ってもみなかった。
ついさっきオンラインカウンセリングをうけた。
ポイントの有効期限が切れそうだったから、というのがきっかけ。
きっかけが何であれ、うけてよかった。
不安なとき、いろんな問題を大きくとらえてしまいがちなことに気づけた。
全然何も考えられないような状態にいると思っていたけど、聞かれたことに対して、きちんと考えて、答えることができた。
流れのままに、しばらく書けていなかったnoteに手をのばしてみた。
どうすればすっきり切り替えができるようになるのか全然見通しは立っていないけど、
一歩踏み出すために、足を地面から離すことはできた。
どんな小さなことでも、自分をほめてください
目標を小さく細かく設定して、クリアしていけるように。
クリアできたら、口に出してほめるのがコツだそう。
一日一褒を目指して。
一歩ずつ、踏みだせるように。