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リージョ観察日記20190310 ベガルタ仙台戦

■渡邉 監督の頭のなかをのぞく

ゲームプランはトランジションを最大に活かしオープンな展開にもっていくこと。ジャーメイン、阿部、石原のフロント3からそう読み取れる。ジャーメインがカップ戦で期待に答えたのと昨シーズン最終節、後半投入されたあとの活躍がイメージにあったか。

■ポルディの背後スペースをねらえ

神戸のスタートはポルディが内側に入り6番 イニエスタ8番と仙台の3列目を揺さぶりながら両サイドバックを高く上げ、古橋がビジャの周辺でスペースを見つけながら衛星的に動く。False9イニエスタ 7番ポルディ 11番ビジャのセレッソ戦の中央空洞化とは正反対の配置。


トランジションの瞬間にポルディの背後スペースに阿部を走らせ西と蛍の対応を困難にさせる。この狙いは先制したこともあり前半20分あたりまで奏功していた(ただラスト10メートルのエリアで時間とスペースの貯金が尽きてしまうので大事には至らなかった)。


■守備の修正

失点後は古橋を左に戻した。

■CKの守備

セレッソにやられたのと似た構造
・左利きキッカー
・ストーンを越える巻いてくるボール
・スンギュが出るに出られないコースに落とす

ニウトンがいたころの守備はセンターポールとしてGKの前に立たせて弾き返していたがどうするのか?ボール保持を優先しそのためにチームビルディングしてきたことから起こるトレードオフともいえる。


■時間とスペースの関係の・ようなもの(ジェネリック)

キックオフで受け手のことを考えずに急いで対角線に蹴ると今度は相手を引き連れてボールは戻ってくる。自陣ゴールに突き刺す背番号7を連れて。

2点目の後半開始直後の左サイドのスペースに飛び出した古橋へのパス。1点目の蛍ーイニエスター古橋らの中央からの崩しが残像として頭にあったのであれば相手の心理を逆手にとったともいえる。頻度主義の統計では一度きりの現象。ベイジアンでは確率変数。心理戦の勝利は戦略の勝利。相手の心を折るには十分だったのではなかろか。

参考記事

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00000608-sanspo-socc

■注記事項

CKはすべてショートコーナーだった。

スタッツ





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