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他薦した作品は900作以上! アプリ脱出ゲーム紹介人にQ&Aインタビュー

今回は、アプリ脱出ゲーム紹介ブログ「アプリだしゅつ!」に、約3年に渡って作品を他薦し続けた方とのQ&Aインタビューを掲載します。

筆者は主にPC版の無料脱出ゲームを他薦していました。詳細は過去記事をご参照ください。
今回インタビューに応じてくださった方は、同じ脱出ゲーム紹介ブログのアプリ版のほうで作品を他薦なさっていたとのことです。
色々と経緯やご縁があって、この度インタビューをお受けいただくに至りました。

諸事情から先方のプロフィールの公開は控えます。この記事では便宜上「m」様とお呼びします。

また、今回の記事では敢えてブログ名などを伏せずに記載しました。
名称を載せないと意味が分からない箇所が多いだろうという判断からです。
記事の内容に関して当該のアプリ脱出ゲーム紹介ブログには直接コメントやお問い合わせなどなさらないよう、お願い申し上げます。
ご意見・ご感想などございましたら、この記事のコメント欄か筆者のX(旧Twitter)アカウント宛にお寄せください。






🚪 始めたきっかけ

Q.
m様が「他薦してみよう」と思われたきっかけは何だったのでしょうか?
また、最初に紹介した作品を覚えていますか?

A.
Flashが終了する前あたりから、アプリの脱出ゲームの作品が増えてきていました。PCでできるゲームが少なくなっていたので、同時にアプリのゲームもするようになっていきました。新作をコンスタントに紹介してくれるサイトが「アプリだしゅつ」しかなく、こちらのサイトを参考にプレイしていましたが、その頃は自分がタレコミしようなどとは全く考えていませんでした。
自分でもプレイストアの中の作品を探すようになると、掲載されていない作品が段々増えてきているのに気が付きました。このまま埋もれていくのはもったいない・・と思うようになり、おそるおそる書き込んだのがきっかけです。

最初に紹介した作品はよく覚えています。(一カ月くらい悩んで書き込んだので・・。私などがタレコミしてもいいのだろうかと思い💦)
白羊堂様の「7 Rooms」です。1つしかアイテムを持てない状態で、7つの部屋をグルグル回るというゲームでした。

☝「タレコミ」の解説 要は新作情報の自薦または他薦の意
(スクリーンショットは当該ブログのトップページから)

筆者注:
表記揺れを統一する意図から、以下「他薦」を「タレコミ」と記します。


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🚪 タレコミした作品数

Q.
お仕事などご多忙の中、3年近くもタレコミを続けるのは中々の偉業だと思います。
把握なさっている範囲で、紹介した作品数をお伺いしたいです。おおよそで構いません。

A.
ちゃんと数えたことはありませんが900作品くらいだと思います。毎日ではありませんが、一日一作品くらいの割合で書き込んだような感じでした。


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🚪 アプリに移行したきっかけ

Q.
元々はパソコンで脱出ゲームをプレイされていたとのことですが、アプリに移行したきっかけは明確にありますか?

A.
脱出ゲームの紹介サイトのほとんどが更新をストップしたためです。また、作者様達がアプリゲームのほうにも移って行かれたということもあります。


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🚪 プレイヤーとの感覚の違い

Q.
プレイヤーとしての視点とタレコミ人としての視点には違いがありますか?
また、タレコミを始めてゲームに対して見方が変わった点などはありましたか?

A.
作者様のことをもっと知りたいと思うようになりました。HPがあれば見に行ったり、ブログやX(ツイッター)などもチェックするようになると、ますます応援したい気持ちが強くなりました。


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🚪 タレコミの流儀

Q.
m様は自我を出さずに淡々とタレコミを投稿されていた印象があります。
タレコミの際に気を遣っていた点や心掛けていた点はありますか?

A.
これは特にありません。見つけた作品を誤字脱字がないように・・というくらいです。


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🚪 印象に残った作品

Q.
タレコんだ作品の中で、m様の印象に残った作品はありますか?
作品に優劣をつける観点ではなく、単純に琴線に触れた作品をご回答ください。何作でも構いません。

A.
2023年4月に発表されたコトリノス様の「Panei Room」です。まず発想が凄い。今までこんな脱出ゲームは無かったと思います。漫画のコマ割りの中に入り込んでいろいろ捜索するのですが、やっと脱出!と雑誌から出てきたら、そこには今まで漫画の中にいた本物の部屋が・・ギミックも立ち止まって考えれるものが多く、操作性も抜群で、何もかもが最高でした。コトリノス様のゲームはFlashの時からプレイさせてもらっていますが、この作品が1番すごいと思いました。


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🚪 タレコミを続けて嬉しかった出来事

Q.
タレコミを続けていて、嬉しかったことや驚いたこと、困ったことなどはありますか?
例えば、紹介したゲームの制作者からお礼コメントがあったとか、予想外の出来事がありましたらお聞かせください。

A.
困ったことや予想外のできごとなどは特にありませんでした。しかし、タレコミしたほとんどすべての作品を管理人さんが掲載してくれたことは嬉しかったです。
感謝しかありません。


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🚪 インディーゲームクリエイターへの想い

Q.
タレコミを続けたご経験を経て、作品の制作者の方達に何かお伝えしたいことはありますか?

A.
作者さんといっても立場は様々だと思うのですが(例えばゲーム制作を生業にされている方、子育て中の主婦、学生さんetc)、できる限り作品を作り続けてほしいです。
またアプリでは、アンドロイド・アップルの2種類のプラットフォームがありますが、できるならどちらでもできるようにしてもらいたいです。(これは本当に難しいことであるとはわかっていますが・・)私はアンドロイドだったため、アップルの作品はできませんでした。

また、アプリにはそれぞれ星とレビューがつきますが、レビューをつける人たちも大体同じ人がつけています。(レビュー者の名前を見ればわかります)その中でも理不尽なレビューをつける人ってほとんど同じ人だと感じます。そんな人達のレビューで落ち込んだり制作をやめないでほしいです。例えばご自分が解けないだけなのに、作品を悪く言ったり、ヒントがついていない、もしくはヒントが見れないことに対する怒りなど。そもそもFlash時代はヒントなんてありませんでした。アプリのプレイヤーは最近脱出ゲームを始めた方が多いのかもしれませんね。


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🚪 最盛期より激減したゲーム紹介サイト

Q.
アプリだしゅつ!含め、老舗の脱出ゲーム紹介サイトが閉鎖や休止状態となる様相が散見されます。
それについて何か思うところはありますか?

A.
そもそも作品があっての紹介サイトだと思うので、少なくなれば閉鎖してしまうのは仕方がないことだと思います。


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🚪 最推しクリエイター

Q.
m様が推している脱出ゲーム関連のクリエイターはいらっしゃいますか?
好きになったきっかけなどエピソードも併せてお伺いしたいです。
何名挙げていただいても構いませんし、具体的にお名前を挙げるのは難しい場合は無回答で問題ありません。

A.
きりがないくらいいます笑 その中でも私が初めに脱出ゲームをプレイしたTESSHI-e様です。ネットサーフィンでインテリアのサイトを見ていた時にふと目に留まりました。「脱出ゲーム」という言葉も知らなかった時に、いきなり部屋に閉じ込められ説明もなく、一体何をどうすればいいのか・・やっとの思いでドアを開けた時には「面白い!もっとやりたい!」とファンになっていました。


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🚪 オリジナル脱出ゲームを創作するなら

Q.
m様ご自身が脱出ゲームを創ってみたいと思ったことはありますか?

A.
これは全くありません。


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🚪 脱出ゲームを遊ぶときに重点を置くのは

Q.
脱出ゲームをプレイする上で重視している点がありましたらお聞かせください。
ストーリー・操作感・独自性・音楽など。

A.
どの作者さんもそれぞれ個性があると思うのですが、私はグラフィックが美しい作品に惹かれます。もちろんゲームではあるので、理不尽なギミックがないことが1番ですが、その上で素敵な画像を見れたら癒されます。


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🗝️ THANK YOU FOR READING!

Q.
最後に、脱出ゲームの思い出やインタビューを受けてみてのご感想などありましたらお願いします。

A.
「アプリだしゅつ」の更新が止まってから、ずっと悩みながらタレコミをしていました。このまま掲載されない作品が増えれば増えるほど、管理人さんにご迷惑をおかけするからです。しかしこのサイトはほとんど書き込みする人もなく、相談できる人もいないままでした。そもそもアプリの作品は、ヒントや答えなども作品に付いているため、紹介サイト内で攻略を聞きあう必要がありません。いや、誰かに頼まれたわけでもないので、やめるのは自由なのですがそれもできないままでいました。そんな中、Lv.5様に私の方から思い切ってご連絡したのが始まりです。Lv.5様はタレコミをやめる決意をすでになさっておられました。それが私もやめるきっかけの1つになりました。その節はいろいろとありがとうございました。本当に感謝しています。
色々お話させていただいて、Lv.5様は作品を深く研究してからタレコミしていて、それを聞くと私などタレコミの「タ」にも及ばなかったなというのが正直な感想です。今も変わらず埋もれた作品を紹介されていますが、いつかそれをまとめたサイトなどができればいいのになと思っています。


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🏠 リンク一覧

インタビュー内にある作品や作者のリンク集です。

  • 白羊堂 様 『7 Rooms』
    残念ながら、作品は現在リンク切れです。
    アプリだしゅつ!で紹介記事が掲載された日付は2021年4月20日でした。

  • MILD ESCAPE(TESSHI-e) 様
    現在サイトは閉鎖され、SNSも2019年で更新が止まっていました。
    MILD ESCAPEブランドの新作がリリースされる度にプレイヤーが謎解きに熱中するほど、クオリティが高い脱出ゲームを制作なさっていました。
    古参ゲーマーには既知ですが、新参向けの文化的資料として、ゲーム内の美麗グラフィックがわかる参考画像を掲載します。

TESSHI-e様のXアカウントに投稿された告知画像です
引用元のリンクを貼っておきます




編集後記【Lv.5_memo】

m様、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
貴重なお時間を頂き恐縮です。

このインタビューは、句読点や改行も含め、基本的に頂いたままの状態でご回答を掲載しております。
事前に質問をまとめたテキストファイルをお送りして、お戻しもテキストでいただく形式で行いました。
m様からは文章を書くのは得意ではないと伺っておりましたが、お戻しいただいた文書を拝読し、全方位に配慮なさった上で的確に言語化された文章に感嘆しました。

m様は、2021年4月から2023年12月までの2年8ヶ月間で900作以上の脱出ゲームをプレイしてタレコミしておられたとのことです。
何事も上には上がいますね。

因みに、アプリだしゅつ!は2017年1月1日に開設されました。
元々はフラシュが2007年1月1日に、その姉妹ブログとしてだしゅつ!が2010年1月1日に開設されたようです。
フラシュはPCブラウザで無料で遊べるインディーゲームの紹介サイトです。だしゅつ!はその内の脱出ゲームに特化した紹介、アプリだしゅつ!は文字通りアプリ版の脱出ゲームの紹介、と住み分けられています。
2024年1月現在、いずれも休止状態です。昨年10月に更新停止しました。


話をタレコミに戻します。
通常なら管理人様が掲載の可否を判断してから紹介記事が公開されますが、ブログが休止状態の中、縁もゆかりもない他所様のブログにほぼ自分ひとりでタレコミを続けるのはプレッシャーと不安が付き纏います。これはまさにm様の心理状態と同じでした。

そんな折にm様からご連絡をいただいた時は驚きました。
同時に、管理人様不在で依拠する指標もない中、同じ心境を分かち合える存在に安堵しました(『カイジ』で例えるなら、鉄骨の上で泣きながら名前を呼び合い、お互いの存在を確かめ合うカイジと佐原のようです)。
筆者はプレッシャーに耐えられず、最後に自我がまろび出ました(石田さんのように声も出さずに落ちればよかったのですが、佐原ダッシュを極めてしまいました)。そんな筆者とは違い、m様は最後の最後まで気丈に「タレコミ人」を務め上げられ、素晴らしいの一言です。
m様は「タレコミの『タ』にも及ばなかった」と謙遜なさっていましたが、そんなことはありません。本当にお疲れ様でした。

m様とはタレコミの経緯は違えど、見据えていた方向が同じだったことにも驚きました。
と申しますのも、m様も筆者も「プレイヤーの需要に応えるために未発掘の作品を紹介したい」動機よりも、「クリエイターの創作活動を広めるために未発掘の作品を紹介したい」動機からタレコミを始めていたのです。
無論、前者の動機もありますが、比重で言えば後者のほうが大きいです。
紹介を機にプレイヤーは情報を得て、クリエイターは自身の創作物や活動を広められます。得られる効果は同じでどちらが正しいというものではありませんが、この動機の差は大きいと思います。


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ここからはインタビュー内容から逸脱して、タレコミについて筆者視点で時系列に沿って振り返りつつ、隙あらば自分語りも挟みます。
当初は「PCブラウザ版脱出ゲーム 備忘録③」でまとめるつもりでしたが、今回のインタビューの内容的にも、ついでと言わんばかりに色々と思案していたことも含めこの記事で出し切ることにします。
お時間ある方のみご高覧いただけましたら幸いです。


筆者にタレコミのケツイがみなぎった経緯は、PCブラウザ版脱出ゲーム 備忘録①PCブラウザ版脱出ゲーム 備忘録②にて綴った次第です。

見ず知らずの人間のタレコミにより、もしかしたらゲーム制作者が心無いコメントを目にする機会を増やしてしまう懸念もあり、かなり躊躇しました。
とは言え、クリエイターであればより多くの人に自分の作品を見てもらいたい気持ちのほうが勝るものでしょう。
ありがた迷惑かもしれないけれど出来る限り紹介をしてみよう、と実行に移したのが昨年春のことです。

先述の通り、昨年10月にだしゅつ!が休止状態となりました。
タレコミを辞めようか悩んだ末、明確な意志をもって継続を選択しました。
その仔細は以下の画像(スクリーンショット)をご参照ください。

新作たれ込みスレでの筆者の投稿

昨年11月、ゲーム制作者への連絡手段の一つとしてX(旧Twitter)アカウントを新設しました。不具合の報告を円滑に行う目的でした。
何も呟かない状態だと捨てアカウントに見えなくもないため、作品紹介もポストし始めました。だしゅつ!にタレコんだ作品を同時にポストし、備忘録として過去にタレコミした作品の紹介も始めました。

そして、旧臘。新しく脱出ゲーム紹介サイトが誕生したことを知りました。
そこの管理人様はだしゅつ!ユーザーだったのでしょうか。主に筆者がタレコミした作品をベースに記事を起こしておられました。
それを受け、だしゅつ!内のスレッドに以下の書き込みをしました。

固定ハンドルネームになっているのはコメントで勧められたため

だしゅつ!でのタレコミ人としての自分の役目は終わったと判断しました。
その所感も含め、12月5日の書き込みにて退くことを明確に言及しました。
当時を振り返った文面をぷらいべったーに掲載しています。
拙く冗長な文章で申し訳ないですが、これをご覧いただいても尚、筆者の言説を咀嚼できない・納得できない方もいらっしゃるかもしれません。


筆者の心の内にある「クリエイターの創作活動を広めるために未発掘の作品を紹介したい」動機に話が繋がります。
ゲーム紹介サイトの大半は、どちらかというと「ユーザー(プレイヤー)の需要に応えるために未発掘の作品を紹介したい」動機から成っていると思います。これは似て非なるもので、結論から言うと、クリエイターにとって結果的に有益なのは後者です。
筆者と志を同じくする方への批判ではありませんし、クリエイターは尊重されるべきで、作品は守られるべきだという意思に変わりはありません。
ですが、無料のインディーゲームとはいえ、作品の特長を的確にユーザーに伝えるには、作品やクリエイターに対して合理性を優先するドライな感覚を持つことも必要です。
筆者にはそれができず、足枷になるときがある自覚もあります。例えば、自分が紹介した作品を目の届かない所で非難されるようなことがあった場合、制作者への申し訳なさから自責の念に駆られるでしょう。

個人制作の作品は玉石混交になりがちです。これはインディーゲームのみならず商業の世界でも同様ですが、個人制作だと差がより顕著になります。
それでも、初めは石でも他者に見せて評価されることで磨かれ、それを継続していけば玉になる可能性は秘めています。ただ、それができるのは本気でプロを目指すような志の高い人や、打たれても頓着しない度量のある人だけです。個人制作のフリーゲームにそこまで求めるのは酷ではないかと。

タレコミを重ねる度に、作品を紹介する責任というのは何処まで持つべきなのか、筆者にはよくわからなくなっていました。
ぷらいべったーには昨年7月で一旦タレコミを辞めた理由を三つ挙げていますが、実は四つでした。自分がやっていることは果たしてクリエイターの為になっているのかと悩んでいました。
総合的に勘案しての「タレコミを退く」という帰結でした。

タレコミを辞めた今でも、自分のXや不定期ながらnoteでも作品紹介を続けています。
m様がインタビューの最後に有難いお言葉を掛けてくださいましたが、m様が想像なさったサイトが不特定多数のコメントを受け付けるブログ形式だとしたら、それらを捌く管理人の器は筆者になく尻込みします。


脱出ゲームに対しての想いを何らかの形にしたい気持ちは勿論あります。
主にクリエイターの懐が温かくなるような画期的な方法はないかと、思索しています。
脱出ゲームには40年ほどの歴史があり、既に人口に膾炙する人気が高いジャンルでありつつも、もう一段階上に行く余地がありそうだと感じています。

個人制作の脱出ゲーム界隈では、本業の安定した収入がある上で副業や趣味で制作されている方が少なくないと思います。
フリーゲームに於いてクリエイターの主な収益は広告料です。投げ銭を設置している方もいらっしゃいますが、大きな収益には繋がっていないのではと想像しています。筆者の憶測であり、実際はどうかわかりません。
このあたりのマネタイズがうまくいけばクリエイター人口が増えるのは自明ながら、「無料でゲームを遊んでいる」ユーザーから収益を得るのは至難の業でしょう。言い換えれば「無料だから遊んでいる」ユーザーのほうが多いと思われます。

筆者がタレコミという手段を選んだ理由は、クリエイター、ゲーム紹介サイト、ユーザーの三者にとってプラスだったからです。
その三者間の鎹の役割を担うのがタレコミ人の存在です。一見するとたかがタレコミ。されどタレコミです。
ゲーム紹介サイトの管理人自ら新作を探すのは限界があります。
これらが全て上手く機能して共存できれば、クリエイターは認知度が上がりより洗練された作品を創作できるようになり、ゲーム紹介サイトも広告収入から運営資金を得て、ユーザーは品質の高い作品を無料で遊べる、良いこと尽くしで循環します。
と言いながら、これは机上の空論で現実は斯くも厳しいものです。一ヶ所でもバランスが崩れれば破綻しますしね。

似たような事を考えていた方や妙案をお持ちの方は、この記事のコメント欄かGoogleフォーム宛にご意見をお寄せください。X相互フォローの方はDMでも構いません。
他にも「インタビュー受けてもいいよ☆」という脱出ゲーム制作者の方がいらしたら、ご連絡お待ちしております。但し、複数の作品をリリースされたご経験のある方でお願いします。
クリエイター以外にも、ゲーム関係者や脱出ゲーム実況者も大歓迎です。


タレコミを昨年12月1日で辞めましたが、12月中も続ける想定でストックしていた作品がまだありますので、今月末か2月あたりからXで紹介ポストを再開します。
一口に脱出ゲームと言っても分類が様々で、筆者はポイント&クリック形式のクラシックな密室脱出ゲームを中心に、探索アドベンチャーや謎解き系もご紹介しています。今のところ、FPS系の3Dホラー脱出ゲームは視野に入れていません。
見つけては未プレイでストックしたままの作品もありますので、こちらも追々プレイ再開していきます。どうか気長にお付き合いください。

また、「備忘録③」ではこれまでのような述懐ではなく、幾分建設的なことを書こうと思っています。今迄は経緯の説明のために、本懐に反して愚痴とも捉えられかねない内容にも触れていましたから。


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m様の存在があったからここまで思考できたように感じます。
もしもタレコミを退いた時点で独りだったら、脱出ゲームからも遠ざかっていたかもしれません。しかも闇堕ちモードで。

今回のインタビューを通じて、m様のタレコミに対するご慧眼と責任感の強さが伝わりました。
改めまして、インタビューをご快諾くださりありがとうございました!


最後に。トップ画像は自作です。
画像内の人物は、m様のイメージイラストではございません。
IT業界インタビューの伝統芸「ろくろ回し」の図です。

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