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ショート 野良猫② かんちゃん

この作品(話)はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません

ダブルキャリアの猫を拾って2日目
病院からは少し具合良くなったから
もう少し入院させてとなる

ここの病院はまず保護猫の治療費は半額で看てくれる。保護猫の活動などしてないので
たまたま近所でブログが面白いのでずっとお世話になってた。
今回輸血もしてくれてありがたい

ありがたいけど、どれだけ調べてもどれだけ聞いても

AIDSも白血病も発症した猫は
100%死亡
拾った時点でもうガリガリ過ぎて
長生きしないのはわかってるから割り切って病院にあずけてせめて人がいるところで看取ってあげたい
(自分ではないクズの発想)

思ったより少しだけ元気になって
退院できると言われて想像がつかない
この猫には痛みとかないのか?
退院出来ても痛みがあるなら可哀想だし

なんとか色々調べてみて穏やかに亡くなるまで施設預けるかとか
探してみたが全てがもやもやで
調べてはやめての繰り返しで
この間の仕事はほんとに嫌な人間と接点があったのでもうやってらんなかったが

そう言っている間に
病院から実家まあまあ遠いのと
タクシー使うのも病気がわかったのでちょっと
かといって実家から迎えにこいもちょっとで

よしマイカー(自転車)となって
週末にむかえにいった
獣医さんはニッコニコだ


診察室では
ぶなーーーーってニコニコの猫がいた

口の周りはベタベタだけど
手足はきれいにしてもらって
白い毛がふわふわできれいに
茶トラだった

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