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コロナで4回もリスケした結婚式をそれでもやって良かった理由

※本記事はあくまで私一個人における私見であり、他の方々のどんな結婚式やそれに準ずるものを否定するものではないという前提で、本記事を読み進めていっていただけますと幸いです。 

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緊急事態宣言の明けた、快晴だった2021年10月23日(土)。 
僕たち家族はついに待ち望んだ結婚式を開催することができた。待つこと約2年。リスケすること4回。気心知れた仲間・友人たちと最高の時間を過ごすことができた。
今日はそのことについて色々と思うことがあったので、久々に筆をとってみようと思う。

天候は良好
息子は元気
会場は洗練された空間


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とても幸せな、笑顔の溢れる時間になった

これは僕が何を言うよりかは、写真を見てもらったらわかると思う。みんなが笑顔で、幸せそうな顔をしてくれている。僕たちにはそれだけで充分だ。

(もし写真掲載NGの方いらしたらお申し付けください><)


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僕たちには、
今回の結婚式でとにかくこだわりたいことがあった。

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来てくださる皆様の体験を心地良いものにすること




結婚式をなんのためにやるのか。

僕らにとってそれは明確で、
主役は来てくださる全ての方。

僕らからのおもてなしを通じて、感謝を伝える場にする

それが僕らの結婚式をやる理由であり、テーマだった。


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従来の結婚式って何かと大変。当日は参加者の皆様も朝に美容院行ってから、ピン札を下ろしておかないと!そして何より参加にあたり3万円も支払わなければならない。

そこで僕らは、
「どうやったら、準備の工数に加えて、追加で3万円払っても良かった!と思える時間になるだろうか。」
そのことばかりを考えて準備をした。

普通に考えたら3万円って結構な額である。ブランド物の小物も買えるし財布も買える。下手したら韓国旅行の往復航空券にすら匹敵するんじゃないか。
「そういうものじゃないじゃん」ということではなく、そういうものとして考えた。

結果を集計したわけではないし、したところできっとご配慮いただいた結果になるので野暮なことはしないが、今回の僕らの式はそれなりに皆様にご満足いただける会になったのではないだろうかと思う。(いや、願うw)

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1.面倒な準備を減らす = 事前決済

まず、結婚式においてめんどくさいことのトップ3に入るであろう、「前日までにピン札を下ろしておく」ことをなくしたかった。これを希望者の方には事前の銀行振込・LINEpayでの支払いを周知した。その結果、

(ご参加くださる親族を除いた)
ゲスト40名のうち、85%の34名が事前決済をした。

当結婚式にて収集した事前アンケートフォームより算出
UX最高というありがたいお言葉
告知してすぐに支払ってくれた同僚たち


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2.荷物を増やさない = 引き出物をオンラインギフトカード化

赤い紐で結ばれた「結」と書かれたカードが引き出物。ゲスト一人ひとりがオンラインで商品を選んで注文が可能。

これにより成したかったのは、「当日ふらっと来て、楽しい時間を過ごして、そのまま帰る」ことを実現したかった。帰りに手荷物が増えて帰り道大変・・なんて想いをさせたくなかった。

景品も、基本的にはクーポンカードなど、極力帰りの荷物を増やさない努力をした。(一部、会の進行にご協力いただいた方々にお礼をお渡ししたのでお荷物が増えてしまいそれはそれで恐縮ではあった)

あと、自分がほしいものを自分で選べるようにもしたかった。欲しいものが僕らが選んだアイテムの中から本当になかったら残念だけど、できる限り自分の好きなものを選んでほしいと思った。(選ぶ手間は発生してしまうのだが)

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3.自分らしさを大事にして欲しかった = ドレスコードの自由化

なんと抽象的なドレスコードか

なぜスーツ・礼服という、人を型にはめた格好しかしてはならないのか。

大事なのは服ではなく、その日を楽しむ気持ちであり、楽しめる状況を作るにはその人がその人らしくいられる、自分が好きだと思える服を着るべきだ!と僕個人的な強い思想があり、こんなドレスコードにさせてもらった。

しかし、これは逆に難しいと波紋を呼んだ(笑)。

個人的には、服がとても好きで、どんな服を着るかでその日1日の気分を左右する。それを知っているからこそ、「最高のおしゃれ」という抽象的な表現で皆様にお願いをさせていただいた。(皆様わがまますみませんでした笑)

結果的には皆思い思いの服を着てくれたと思うので、とても嬉しく思っています。

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4.一番のこだわりはなんと言っても当日の雰囲気づくり = 一人ひとりの距離感、手を取り合って暖かみを感じられるような、そんなちょっとリッチなホームパーティーのような空間にしたかった

新婦のお姉様ご夫婦。私はお二人のことが大好きです

今更だが、我が家にはもうすぐ2022年1月18日で3歳の誕生日を迎える、愛しくてたまらない息子がいる。そしてこの結婚式にも5名ほどの子どもが来てくれることが決まっていた。

子どもの多い空間ということもあったし、我々ももう結婚して4年目。さすがにもう新婚とは呼べない年月が経っていた。だからこそ、夫婦で決めたことが二つあった。

  1. 教会でやるような神前式をやめ、家族や友人に誓う人前式にした

  2. 人数を多くしすぎることなく、新郎新婦それぞれが全員に感謝を言えるような場にする



ここに在るのは僕たちとあなたたちであり、
それを今も大切に思っていること、
そしてこれからも大切にしていきたいこと。


それを体現できる空間にしたかった。

しかし、結果的に何が起きたかというと、披露宴の最中、新郎新婦がずっと席にいなかったのである(笑)。

これには僕ら自身も指摘を受けて「確かに!」となったのだが、ずっと立ち歩いてそれぞれいろんなコミュニティに挨拶に行ったりして写真を撮ったり話をしたりした。

これについては確かに改善の余地あるなとは思ったが、改善も何もないのが結婚式だった。少しばかりの心残りではある。

動きまわる新郎と遊びまわる子どもたち

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5.新郎新婦のドレスコード = 新婦は好きなドレスを、新郎はオーダーメイドスーツを

私・息子(かわいい)・奥様(かわいい)

ここまでの写真でお気づきの方もいるかもしれないが、新郎はそう、スニーカーである。そしてタキシードを着ていない。普通のスーツである。

これは私の友人に頼んで作ってもらったオーダーメイドのスーツ。

タキシードを着たくなかったのもあるが、それよりも自分だけが似合う自分のスーツを着てこの日を迎えたかった。その気持ちがとても強かったので、作ることにした。

イチからスーツを作る過程はとても良い体験だった。
ぜひオススメしたい。写真をいくつか載せるので、希望者は私までご連絡のほど。

全身、緑のスーツで裏地は茶色。シャツは淡い黄色でコーデュロイ生地。
そのオーダーメイドはボタンの種類も選べるしボタンダウンの留め具も選べる。シャツの深さや袖の厚さも決められるのだ。

丈感といった当たり前のところだけではなく、裏地、ボタン、襟のタイプ、背中のライン、肩へのフィット度合いなど、本当に柔軟性が高い。

世界に一つだけのスーツが出来上がった。

ちなみに気になる費用は、タキシードをレンタルするのとほぼ変わらない相場観なので、全く損はない。というか、お得でしかない。。。(レンタルは一度限りだが、オーダーメイドスーツは今後普通に着れるので)

もう一度言うが、オーダーメイドスーツは強くオススメしたい。

冬用なので厚手の生地。とてもナイスでした
スリーピースにしたので表は緑、背は茶色のベスト。この色味は勿論生地の質感もオーダーできます。(この写真は奥さんに「中国マフィアが今から”仕事”をしに行く準備をしているみたい」と言われました)
スーツに合わせたスニーカー。実はズボンの丈、長さやシングルの厚みなども、スニーカーに合わせる前提で一つひとつ決めました。

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6.やっぱり結婚式の満足度は美味いメシと酒が左右する(説)

食卓の風景

単純にこれは私と奥様が食べるのが好きでお酒を飲むのが好きだからかもしれない。

けど、やっぱり二人の式でお酒がないことは考えられなかった。だからこそ、お酒が飲めるようになるまで何回もリスケした。

プロデューサーと一緒にメニューやお酒のリストも見ながら考えた。試食会もあーだこーだ感想を言い合いながら。

みんなが美味しそうな食事とお酒を
息子のお子様ごはん!とても美味しかった(笑)

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一方で、難しかったこと、悩んだこともたくさんある

1.企画当初はコロナとは無縁の頃。80名規模での開催を想定していたが、55名まで絞らざるを得なかったこと


これが一番、今でも本当に心苦しく思っていること。
最初の頃はコロナなんてまだ到来もする前だったので、MAXキャパで開催することを夢見ていた。
が、コロナが来てしまい、ソーシャルディスタンス的な尊重も必要かと、人数を大幅に絞らせていただいた。

最初にお声がけしたにも関わらず、ここでお断りさせていただいた皆様には本当に頭が上がらない。なんと表現したらいいかわからないこの心苦しさを解消できるわけもなく、気にしていないフリをするけど、ずっと気にしているのである。

一度断られた方にはもう案内を送ることはできない?しづらい?し、遠慮・配慮のオンパレードでもうどうしていいやら全くわからないまま終えた。

そして、直前でお声がけさせてもらうという、ある種失礼にあたるかも?な友人もいた。この行動や選択が正しかったかどうか。

そしてこれらは今でも、わかっていない。

何が正解だったのか。言い訳をしたいわけじゃないけど、本当に難しかった。

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2.リスケの連絡は、理解してくれることを強いているようで、辛かったこと

毎回Notionでメッセージを作ってリスケのご連絡をしていた。
時にはアンケートにご協力をいただいたりして、なんて送れば良いかめちゃくちゃ悩んだ。皆様からの反応をもらうまで、やきもきもした。

サンプル①

サンプル②(別ページに遷移します)

細かいことを挙げたらキリがないが、大きくはこの二つ。
プロデューサーの方の丁寧なディレクションにより、幸いなことに結婚式準備での喧嘩など一切起きなかったし、とても楽しく準備期間を終えることができた。

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それでも嬉しかったことや楽しかったことの方がよっぽど多い

1.家族への感謝・想いを再認識できた


一つだけ確かに言えることがあって、
いろいろなことが今まであったけど、
僕は家族が好きだし大切だし
これからもきっと何があってもこのままだと思う。

最近になって、
ようやくそれがどういうことか、
わかるようになった。

両親との写真。感謝と尊敬を。
両家親族。皆、どうか健やかでありますように
孫をとてもかわいがってくれる義父・義母
新婦とご両親。とても素敵な家族です
私の兄と姪っ子と
甥っ子

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2.仲間・友人たちへの感謝・想いをちゃんと伝えたこと、お返しに伝えてもらえたこと

一人ひとりへのお手紙。そしてそれを一人ひとり大切に折って、息子と一緒に投函しました。
新郎友人からの手紙(代表者3名だけ読んでいただきました)
新婦友人からの手紙(代表者3名だけ読んでいただきました)
最後に皆さんから一言だけメッセージをいただきました

改めて言葉にすることの大切さを感じた。
自分が何気なくずっと気にしていたとこをその人は気にも留めてなかったり、逆もまた然り。

人はまさに勘違いの生き物で、自分のことをよくわかってくれている人がこんなにもいてくれることの嬉しさたるや。


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3.奥様への想い

なんと初めて奥様に手紙を書いた。照れくさかった。詳細は割愛(笑)。

奥様に日頃の感謝を。会場用のウケを狙ったメッセージだけではなく、実は読み上げていない隠しメッセージがありました(笑)
奥様からもメッセージをいただきました



4.息子への想い

本当に20歳になった時にこれを見たとしたら、何を思うんだろうか。毎日、毎日成長をし続ける君を見ているのは、これ以上ない人生の楽しみ。

今の君はとても甘えん坊です。
今の君はどんなことでも楽しそうに過ごしています。そんな君を見ているのが僕はとても楽しいです。
そしてすぐふざけます。なぜこんなひょうきんものなのか。
これからも仲良く楽しく。すくすく成長してくれよな!


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結びのメッセージ

悪い癖で、あれもれこれも伝えたいことばかりで、本当に長くなりました。

僕から、これを読んでくださった全員に伝えたいことは、結婚式、やった方がいいよ!ということ。

なんの忖度でもPR活動でもなくて、人生において本当に良い機会になりました。

写真をご覧になってお気づきの方も多いと思いますが、IWAIさんで結婚式・披露宴をやらせていただきました。
一番最初は、事業責任者の吉田さんと1on1で話して、というところから本当に長い期間が必要でしたが、本当に嬉しい楽しい会を送ることができて、スタッフ皆様に心から感謝しております。

挙式前に奥さん・娘さんと一緒に一家で控室に訪れてくれました

結婚式をご検討中の方、IWAIとオーダーメイドスーツは心からオススメできますので、気になる方はぜひお声がけください。

実はプロデューサーさんも3人目で(笑)、最初は吉田さんの奥様のもりぽさんでした。が、娘さんのご懐妊が発覚した時期で、、というのが、もりぽさんに加えてもう1名も重なり、3人目のプロデューサーとして大谷さんが担当に。
(二人目の方は私の奥さんの大学の同期、大谷さんは私の友人の友人、というなんとも世間の狭さを感じはしたが)

わがままも多いし連絡を放置もする(笑)し、とても扱いづらい顧客だったかとは思いますが、改めてこの場でお礼を申し上げたいと思います。

今まで関わってくださった全ての皆様に感謝


お気に入りの写真をいくつか載せて、終わります。
長い文章にお付き合いいただきありがとうございました!


──

プログリット 高い志を持つ熱き仲間
LOB 一生の青春がここにある
最高の友達!




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