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ベガス好き必見 ラウドロック系アイドル”PassCode”を知ってるか

はじめに

ヘヴィメタルを歌うアイドルといえばBABYMETAL、パンクロックを歌うアイドルと言えばBiSHこれまでバンドグループが主に手掛けてきた領域にアイドルが進出してくるのは、今の時代割と当たり前なことではある。
しかし、ダンスチューン・メタル・スクリーモなどが混ざった、いわゆる”カオス”な音楽に進出するアイドルがついに現れた。それが、PassCodeである。

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PassCodeとは

PassCode(パスコード)とは、日本の女性4人組アイドルグループである。所属はwe-B studios。
グループ自体は2013年2月に大阪で誕生しているが、現在の4人体制となったのは2015年10月のことで、2016年10月にシングル「MISS UNLIMITED」でメジャーデビュー
音楽性としては、ダンスチューン・メタル・スクリーモなどが混ざった、”カオス”な音楽が主体で、クリーンボーカルもオートチューンのエフェクトをかけている。音楽プロデューサーの平地孝次がほぼ全ての楽曲の作曲・編曲を行っている。

ところで、こういった”カオス系音楽”の代表格の1つと言っていいのがFear, and Loathing in Las Vegas(通称 ラスベガスベガス)である。PassCodeをものすごく簡単に言うと、「女性アイドル版ラスベガス」と表現できる。
確かに、ベガスと対バンもしていたでんぱ組.inc魔法少女になり隊といったところもベガスっぽい部分はあるし、ピコリーモ系のメタルバンドに及べば、今や星の数ほどある。
しかし、そういった中でもPassCodeが特に輝いているのはこのような理由がある。

1.今田夢菜のシャウトが攻撃的かつ美しい。
2.伴奏のバンドサウンドにしっかりと重厚感がある。(ピコピコが独り歩きしない)
3.全体を通して統一感があり、本当はカオスじゃない。
4.メンバーがみんなかわいい。

要するに、ベガスが持つ繊細さや美しさ、気品を同じく持っているのがPassCodeであり、楽曲プロデューサー平地孝次の力なのである。

こういったポイントを念頭に、PassCodeの魅力をこの記事でご紹介する。

ここでいう”カオス系音楽”とは

PassCodeの曲紹介に入る前に、先ほどから使っている”カオス系音楽”という言葉の意味について認識を合わせ、ここから先そういった音楽に対しての免疫があることを前提に話を進めていきたい。
”カオス系音楽”とは、エレクトロニコア・ダンスチューン・メタルコア・ラウドロック・スクリーモなどの様々な要素を散りばめつつ、最終的に1つの形にまとめ上げた音楽のことを指しており、Fear, and Loathing in Las Vegasが最も分かりやすい例である。もし聴いたことがなければ、下の2曲が分かりやすいので、是非聴いておいていただきたい。

・Rave-up Tonight

・Scream Hard as You Can

PassCodeの代表曲

■特にベガスっぽい曲
①MISS UNLIMITED
メジャーデビュー曲
、かつPassCodeの看板曲といってもいいだろう。最初のAメロ、サビは「Cast Your Shell」と似ている。
A,Bメロ,サビを聴かせた後、シャウトやピコピコ、ブレイクダウンなどで一通り荒らし、最後サビに戻る(もしくは違うサビになる)という、カオス系音楽のオーソドックスな展開。この曲はさらにラストで畳みかけの別サビ(?)があり、(割とそこが一番カッコよかったりするのだが、)基本に忠実な聴きやすい曲といえる。

Fear, and Loathing in Las Vegas「Cast Your Shell」

②DIVE INTO THE LIGHT
曲の要所要所にベガス曲の一部分を感じてしまうような曲。最初の方は「Rave-up Tonight」「Return to Zero」っぽいが、あとは探してみてほしい。先ほどの「MISS UNLIMITED」のように、展開は比較的きれいな方
ライブ映像しかなかったので音源は是非別で聴いていただきたいが、せっかくなのでライブのことに言及すると、何よりもまず今田のシャウトがとても美しい。ライブでこのクオリティである。

③Never Sleep Again
こちらはMVやメロディが「Shake Your Body」さながらであるが、展開がかなり盛りだくさんで、筆者は10回ほど聴かないとどういう曲だったか思い出せなかった。思い出せなくても、いい曲だと感じたから何回でも聴けたわけで、逆に言えば飽きずに長らく楽しめる曲

Fear, and Loathing in Las Vegas「Shake Your Body」

■今田夢菜のシャウトが光る曲
④Cry Out
動画は今田のシャウトパートからの再生である。2:50頃のパートも是非聴いていただきたい。

⑤TRACE
シャウトパートは初っ端0:40頃まで、1:15頃から、2分過ぎから、2:35頃からとかなり多い。

ベガスのMinamiと同じく攻撃的・破壊的なイメージの中に、赤ちゃんの泣き声のような愛嬌や美しさがあるために、どこか心地よさを感じるシャウトだ。正直なところ、たくさんあるスクリーモやピコリーモバンドで、こういった美しいシャウトができるところはなかなか見たことがない。これがPassCodeに特に注目した理由である。

ほかにも、初心者向けの聞きやすい曲アイドルソングっぽい曲など、PassCodeにはまだまだ様々なタイプの曲がある。ここでは紹介しきれないので、PassCodeの曲に興味を持っていただけた方は是非こちらの記事をご覧ください。

PassCodeのメンバー紹介

・南 菜生(みなみ なお)

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愛称:野菜、やちい(菜生→野菜生活→やさい→やちい)
生年月日:1996年11月27日
吸い込まれるような大きな瞳に赤い唇が特徴の南菜生。PassCodeの現メンバーの中で一番経歴が長く、リーダー的ポジション。ライブや取材等でも彼女が圧倒的にしゃべり、場を回している。最近ではTVやラジオで見る日が増え、そのトーク能力から単独で出演していることも多い。
また写真から分かる通り抜群の美貌の持ち主で、ミスiD2016で審査員特別賞も受賞するほどアイドルとして評価されている。
ぱっと見こういう音楽を歌いそうに見えないが、ライブでは死ぬほど煽る
男性ファンにはたまらない挑発的なものや、

ちょっとクサいけどやっぱりカッコいいものまで。

(コメント欄から拝借)
「正直に言うとステージに立ちたくない日なんて死ぬほどあって何度も何度も辞めようかと思ったこともある。でもみんなも辛い事があって、だからこうやってライブハウスに来て、その人たちの光にPassCodeってなれてるんですかね。それならステージに立つ意義があると思ってもいいと思ってるんだー!思ってもいいですか?イースト!こいやー!!!」(南)
「ヨォーーーーー」(今田)

・今田 夢菜(いまだ ゆな)

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愛称:ちゆな
生年月日:1994年12月17日
あどけなさの残る童顔かつ身長149cmの小柄な身体から攻撃力・破壊力共にMAXのシャウトが炸裂する。そう、前段から述べてきた、彼女こそがPassCodeのスクリーム・シャウト担当なのだ当初未経験だったにもかかわらず、「小柄な身体からシャウト」という意外性を狙って、楽曲プロデューサーの平地孝次から抜擢されたようだ。
教える人がいなかったためにライブ経験のみで訓練していったというが、それであの攻撃性の中に美しさが備わった完成度の高いシャウトが形成されていったというのだから、天性によるものも大きいだろう。それを見抜いた(のかは分からないが)平地孝次の先見の明にただただ感服するばかり。
とは言いつつ実はクリーンボイスはこんなに可愛らしい。あのシャウトからこの地声が出るとは到底思えないし、逆にこの地声であんなシャウトをするのか!という2方向の楽しみ方ができる。

・高嶋 楓(たかしま かえで)

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愛称:かっぴ
生年月日:1993年12月25日
最年長ということで、落ち着いた大人の女性としての魅力が溢れる。第一印象として不覚にも、テラスハウスをテーマにしたコントで、女子役を演じるレインボー池田を思い出してしまった。

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どちらも美人である。
歌声は、よく通るがクールな声で、オートチューンとの相性が良く、他メンバーと比べてより機械チックに聞こえる声だが、これがまた心地よい。
ベガスのSoと同じく、曲によっては今田との掛け合いシャウトをやることもある。(地声をやや絡ませているのが高嶋)

・大上 陽奈子(おおがみ ひなこ)

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愛称:ひなちゃん
生年月日:1998年6月22日
4人の中で最も遅く加入し、かつチーム最年少。きりっとした目に高い鼻の正統派美人で、武井咲の鼻を高くした感じに見える。グルメ担当ということで、SNSでも食べ物に関する投稿は多い。
昔からアイドルを目指しており、モーニング娘。のオーディションを受けたこともあり、元々歌は得意だったようだ。メンバーの中で最も歌唱力が優れていることが、エフェクトをかけた中でもはっきり分かる

(サビも歌っているのでそのまま見続けてみてください)
声量があって芯が太く、安定感のある美声
である。そろそろ地声のソロ曲を出してもいいのではないかとも思う。

おわりに

ここまで読んで下さりありがとうございました。最初に挙げた、PassCodeが輝いているポイントについては皆さんどう感じましたか?
1.今田夢菜のシャウトが攻撃的かつ美しい。
2.伴奏のバンドサウンドにしっかりと重厚感がある。(ピコピコが独り歩きしない)
3.全体を通して統一感があり、本当はカオスじゃない。
4.メンバーがみんなかわいい。
正直1~3に関しては人それぞれの感覚が大分違いそうなので、お伝え出来たか分かりませんが、少なくとも「4.メンバーがみんなかわいい。」は分かっていただけたかと思います!!

また、音源の動画はMVがある曲しかなかったので、ライブ映像を多めに掲載しましたが、ライブめちゃくちゃ楽しそうですよね。
筆者自身、PassCodeを知ったのがコロナ出始め期とちょうど同じくらいだったので長らくライブにはいけてませんでしたが、ついに2021年2月23日の豊洲PITで初参戦を果たしました!バンドも含めメンバーの皆さん素晴らしかったのですが、中でもやっぱり今田夢菜ちゃんの生シャウトは震えが止まりませんでした。。。
このような状況下なのでモッシュ、ダイブはもちろん、声援も禁止なので静かに楽しみました。でもいつかまたあんなカオスなライブができるようになったら絶対行くので、ライブの魅力についても記事にしてご紹介出来たらと思います!!

※2022年2月12日 武道館ライブの開催が決定!その先駆けとして"STRIVE" for BUDOKAN Tour 2021開催中
この記事を読んでPassCodeのライブに行ってみたくなった方は、武道館の前に是非参戦してみてはいかがでしょうか。公式案内サイトはコチラ

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