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睡眠の土台を整えて ねんねトラブルを解消!① ~睡眠環境を整える~

今回と次回のnoteは、特別ゲスト・乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんに、子どもの眠りを整えるコツについて書いていただきます。先日、ラブテリ代表理事・細川モモとインスタLIVEを行い大盛況でした。子どもがぐっすりなら、親もぐっすり。少しでも親子でよい睡眠をとって、暑い夏を乗り切りましょう!

ねんトレの前に、「睡眠の土台」を整える

夜泣き、昼寝をしてくれない、早朝に起きてしまう、寝ぐずりで寝かしつけに時間がかかるなどのねんねトラブルは実は「睡眠の土台」を整えると自然と改善することがあります。ねんねトレーニングを行わないと改善できないと思っている方が大半だと思いますが、この「睡眠の土台」を整えるだけで夜泣きがなくなったり、昼寝をしてくれるようになったり、自然とセルフねんねができるようになったり、早朝起きが改善することがあります。本当に?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、以下の3つのことを今日からぜひ少しずつ試してみてください。

睡眠の土台には大きくわけて3つあります。
①睡眠環境を整える 
②スケジュール・ねんねルーティンの確立
③幸福度を高める

では、一つずつ見ていきましょう。

① 睡眠環境を整える

安全、光、音、温度・湿度の4つの要素を確認していきましょう。

(1)安全

寝床が安全でないと、寝返りをし出したり、ハイハイを始めたら、ベッドから落ちて事故が起こることがあります。米国小児科学会は、「赤ちゃんにとっていちばん安全な寝床は、親と同室で別の寝床」と伝えています。赤ちゃんの寝床は、ベビーベッドでも子ども用布団でもどちらでもOKですが、ベビーベッドが一番安全と言われています。

添い寝が悪いわけではありませんが、大人とくっついていると熱がこもってしまい、乳幼児突然死症候群のリスクを高めたり、大人用の掛け布団や枕で窒息してしまったりする可能性もありますので、安全な睡眠環境を確保してあげることはとても大切です。安全な寝床が確保されているとママやパパも安心して眠ることができますので、ご家族にとってどのような寝方がよいのかを考えてみてくださいね。

(2)光

光はねんねを大きく左右する要素です。昼寝をなかなかしてくれない、早朝起きがある場合、原因は光かもしれません。カーテンの隙間から一筋の光が入ってきているだけでも起きてしまう子もいますので要注意です!日中と夜の区別がついてきている赤ちゃん(だいたい3ケ月頃)に関しては、日中も真っ暗な部屋で寝かせましょう。

遮光の仕方に関しては、ぜひこちらのYOUTUBEをご覧ください:

(3)音

ドアのチャイムの音、外の車の音、電話の音や生活音で赤ちゃんが起きてしまっていると感じたら、「ぐっすりノイズ」を使ってみましょう。「ぐっすりノイズ」とは、ザーザーというホワイトノイズだったり、水が流れる音、波の音など、何でもOK。寝かしつけから朝起きるまで、連続して同じ音を鳴らしておきましょう。ホワイトノイズを発生させる機械、換気扇、スマホやタブレットのアプリを使ってもよいですよ。

(4)温度・湿度

寝室の温度は、大人が肌寒く感じるくらい(20~22度)が最適です。20~22度の時の服装は下着+パジャマ(カバーオール)+スリーパーやおくるみ。夏場は20~22度に保つのは難しいと思いますので、室温をあげて服装で調整しましょう。新生児の場合は暑すぎると乳幼児突然死症候群のリスクがあがるという研究結果もありますので、衣類の着せすぎには注意をしてください。湿度は40〜60%が最適です。

詳しい情報は、ぜひこちらのYOUTUBEをご確認ください:

ここまでいかがでしたでしょうか。思いあたるところがある方、ぜひ今晩から取り入れてみてくださいね。

睡眠の残り2つのポイント、②スケジュール・ねんねルーティンの確立
③幸福度を高める、については、次回へ続きます。次回のnoteもお楽しみに!

\私が記事を書きました/ 
愛波文:日本人初乳幼児睡眠コンサルタント。「ママと赤ちゃんのぐっすり本」(講談社)著者。 APSCアジア/インド代表。IPHI日本代表。Sleeping Smart Japan株式会社代表取締役。Sleeping Smart Consulting LLC代表。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、米国IPHI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。現在、2人の男の子の子育てをしながら、企業やイベント講演、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティング、日本人向けに睡眠を専門とするSleeping Smart®子育てサロンと睡眠・育児について配信を行うぐっすりLIVEを運営。IPHIと提携し、オンラインで妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。
Home Page:https://sleepingsmartconsulting.com/
Instagram:https://www.instagram.com/aya_aiba/
Twitter:https://twitter.com/sleepingsmartJP


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