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"給食なし"で押さえるべき 子どもの栄養UPポイント

給食がなくなると不足のリスクが高まる栄養素は?

今回は、ママパパ向けの情報をラブテリ研究チーム担当の宮木がお送りします。緊急事態宣言によって保育園や学校がお休みになり、子どもたちの給食のない生活が続いています。25日に緊急事態宣言は解除されましたが、6月以降も地域によっては登園自粛や隔日登校などが続きます。家庭で毎日3回の食事を用意すること自体が大変で、給食のような栄養バランスに気をつけるなんてなおさら難しいですよね。できればお昼は手軽に済ませたい!なんて思いますが、一方で外出自粛生活中に食生活が乱れていることに不安もよぎりませんか。

実際に、給食のない休日では給食のある平日に比べ、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラル類やビタミン類が不足する子どもが多いという、日本の小中学生を対象にした研究結果が報告されています*。やはり子どもにとって給食の貢献度はとても大きいのです。

*Asakura K, Sasaki S. School lunches in Japan: their contribution to healthier nutrient intake among elementary and junior high school children. Public Health Nutr. 2017; 20(9): 1523-33.

簡単に子どもの不足しがちな栄養素を補える食品

しかし、家庭で給食と同じような栄養バランスを考えた食事作りなんてことは実際には難しいですね。そこで、ちょっとの工夫で少しでも栄養が補えたらいいなと思い、家庭でも気軽に取り入れられることをひとつ提案したいと思います。

それは、いつもの食事に【栄養トッピング】です。トッピングには乾物や缶詰がおすすめですが、我が家で重宝しているのは【フォローアップミルク】。牛乳やヨーグルトにプラスオン。スープにプラスオン。ごはんを炊くときにプラスオン。お菓子作りにプラスオン。これだけでカルシウム・鉄分など強化できます。粉ミルクというと赤ちゃん用というイメージですが、栄養補給といった役割では、ミルクを卒業した子どもも、大人もそして高齢者にもおすすめです。

運動不足と食事の変化の今こそ!成長をチェック

久しぶりにお友だちに会ったら、「お子さん、丸くなったね!」なんて声をかけられて、「やっぱり大きくなっている!?」と感じたり、急に暑くなって夏服出してきたら丈がぱつんぱつんになっていたり・・外出自粛生活の間にからだが大きくなっていることにハッとしました。みなさんも同じようなことがありませんか?

どのくらい大きくなったかな?と気になったら、成長曲線を確認してみましょう。成長曲線は母子手帳に記載されています。久しぶりに母子手帳を広げて、お子さんと一緒に身長体重を記入し、こんなに大きくなったね!と今までの成長を振り返る楽しい時間にもなると思います。

\私が記事を書きました/
宮木弘子:管理栄養士・甘えん坊男子と10匹のカブトムシの幼虫を育て中

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