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「今のワタシの食事、このままで良いのか不安で・・・」〜カウンセリングの事例紹介①〜

こんにちは!ラブテリ/公認カウンセラーの島田です。

栄養カウンセリングをしていると、皆さまよくおっしゃるのが
「今のワタシの食事、このままで良いのか不安で・・・」ということです。

病気ではないけれど、今の食事になんとなく自信が持てないと感じる方は意外と多いのではないでしょうか。


ラブテリでは、医療機関と提携して血液検査と栄養カウンセリングがセットになった検査プランをご用意しています。

ささいなことでも、お悩みが漠然としていても、大丈夫!

マンツーマンで現状をお聴かせいただき「どうしたい?」「どうなれば良さそう?」そして不安の種を解消するところまでしっかりお手伝いさせていただきます。


今回は、カウンセリングの実際の事例をご紹介しつつ、最後に今だけ限定募集中のオンライン栄養カウンセリングのご案内もいたします!

「貧血だったとわかり、逆に安心しました・・・」30代女性A様のケース

【A様の基礎データ】
30代 既婚 正社員(デスクワーク)
BMI20 体脂肪率32% 妊娠希望あり 疲れ・頭痛・めまい・冷え等の症状を感じている

色白美人で小柄な女性A様。
しかしその見た目からは想像できないほどの仕事量をこなしており、常々疲労感や頭痛、ちょっとしためまい等を感じていらっしゃいました。
ご自身でも貧血気味なのかな?と思いつつも会社の健康診断ではA判定で、貧血を調べる「血液一般」の項目はいつも異常なしと判定されています。
疲れやすさやめまいは何か他の病気のせいかもしれない?と不安に思うこともあったといいます。

「ラブテリ保健室検査プラン」では、体組成測定と、40種類以上もの血液検査項目から身体の状態を細かくみていきます。
まず体組成ですが、A様の場合、見た目はスリムなのですが、体脂肪率が30%オーバーで、いわゆる「かくれ肥満」に該当しました。
女性の場合体脂肪率が28%を超えてくると、排卵障害の原因である多嚢胞性卵巣症候群※のリスクが高まり、卵巣年齢の高齢化も懸念されます。
今後の妊娠希望もあることから、まずは筋肉量をきちんと増やし体脂肪率を下げていく必要があります。

※多嚢胞性卵巣症候群…排卵障害のひとつで、卵胞が発育するのに時間がかかりなかなか排卵しない疾患。たくさんの小さな卵胞が卵巣内にとどまってしまうためネックレスサインとも呼ばれる。

そして、血液検査においては、貧血の指標となる「ヘモグロビン」は基準値内であったものの、貯蔵鉄の割合を示す「フェリチン」や「亜鉛」が低い傾向で「隠れ貧血」であることがわかりました。
「隠れ貧血」については、コチラの記事で詳しくご紹介しています!

その他、低栄養を示すいくつかの数値があり、明らかにお食事からの栄養が不足していることがわかりました。

この結果を見てA様は「やっぱりな・・」と。
具体的な数値を知ることで今のご自身の状況を客観的に捉えられ、逆に安心されたようでした。

栄養不足の前にエネルギー不足
食べる時間がないことも課題

【A様の平日のお食事内容】
朝食(6時頃):五穀米ご飯 納豆
昼食(12時半〜15分位):五穀米おにぎり キムチ バナナ 
夕食(22時頃):五穀米ご飯 肉か魚を焼いたもの ひじき煮など副菜少々

A様は忙しい中でも手作りのご飯を心がけていました。
1日3食摂っている点は素晴らしく、一見するととてもヘルシーなのですが、働く女性はデスクワークであっても1日に1700〜1800キロカロリーのエネルギーが欲しいところ。
実は摂取エネルギーが不足してしまうと、筋肉を分解してエネルギーを作ろうとするため、筋肉量が減り、ますます体脂肪が増えてしまいます。
A様の場合、どう多く見積もっても今のお食事だと摂取エネルギー不足が否めません。疲れやすさの原因は貧血だけではなく、筋肉量の不足、お食事からのエネルギー不足も考えられますね。

第1に、1日に必要なエネルギーを不足させないことが改善ポイントとなります。


第2に、筋肉の材料であるたんぱく質のおかずは毎食片手ひと盛り分が目安です。

時間がないお昼ご飯もなるべくおかずは抜かないように。
片手で食べられるゆで卵や焼き鳥、ヨーグルトなど少しずつでもプラスしていけると良いことをお話しました。食事時間も急に1時間かけるのは難しくても、3分ずつでも伸ばしていければ、ゆっくり食べる習慣化につながります。


第3に、卵子のコンディションを守るためビタミンDが豊富な魚介類も積極的にとりいれて欲しいところです。時にはシラスやツナのおにぎりにしても良いですし、お刺身は買ってきてすぐ食べられる食材のため、忙しい方の強い味方。
特にマグロやカツオなど赤身の魚は鉄や亜鉛が多く含まれているためA様にはぜひ召し上がっていただきたい食材です。
ところで「・・・お刺身は生のサクを買っても食べ切れないし」と思っていませんか?
お刺身は、必ずしも生で食べずとも、残ったものはスープにしてしまえば良いのです。
例えば、カツオとネギと生姜のスープは身体をあたためてくれますので、翌朝の朝食にもぴったり。
食材を上手に展開していくことで、毎食「片手ひと盛り分のたんぱく質のおかず」が叶いますよね。

最後に、血糖コントロールを良くしておくことも、余分な脂肪を蓄積しないために大切です。A様の場合、やや糖質に偏りがちであり、血糖値の急上昇を抑制する食物繊維は今の量では足りていません。雑穀ご飯は効率的に食物繊維がとれますが、他に芋類なども優秀な食物繊維源です。もちろん「食物繊維といえばお野菜」も、もっと摂って頂く必要があります。葉酸が豊富な緑黄色野菜メインにした副菜をご紹介しました。

A様は、食事作りは苦にならないタイプでしたので、休日など時間があるときに、栄養のあるメニューを作り置いてもらうようアドバイスしました。

◆手軽にエネルギーを確保するための補食の提案
◆エネルギーを効率的にとれる作り置きメニューの紹介
◆鉄・亜鉛がとれるたんぱく質食材を使ったメニューの紹介
◆赤血球の形成をサポートし妊娠に欠かせない葉酸を補う副菜について

30分のカウンセリングの中でこれらについてお伝えさせていただき、オリジナル手帖を使って、ひとつひとつ目標立案していきました。

フィーカ手帖.001

A様の今後の健康に少しでもお役立ていただければ幸いです☆

ラブテリオリジナルの栄養カウンセリングは下記の医療機関にて受診できますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

※事例紹介については個人が特定されない形でご本人様の了承いただいた上で掲載しています。

check!!

都内でお勤め帰りのOLさんに人気!「ラブテリ保健室検査プラン」

ラブテリでは現在2箇所の医療機関と提携しており、それぞれ検査項目やお渡しする資料が若干異なります。

第1弾の今回は東京日本橋にあるフィーカレディースクリニックでのカウンセリング事例をご紹介させていただきました。

《検査項目》…体組成・生化学・フェリチン(貯蔵鉄)・甲状腺ホルモン・血糖コントロール値(1.5AG)・血清栄養(ビタミンD・ビタミンB12 含む)子宮頸がん

《内容》…女性ならではの検査項目に栄養状態を加えたオリジナルプラン。栄養に精通した女性医師による個別レポート作成と詳しいアドバイスに加えて、ラブテリオリジナル手帖を使い、保健室公認カウンセラー(管理栄養士)がマンツーマンで目標設定をお手伝いします。ラブテリ基礎栄養学本(¥1,980)をテキストとしてプレゼントしています!


遠方の方や、血液検査なしで気軽にカウンセリングを受けてみたい!という方は、期間限定でオンライン栄養カウンセリングを募集中です。(お申し込み期限:令和2年10月30日まで)

現在ラブテリでは、子どもの貧血に関する研究資金のご協力を、クラウドファンディングにて募っております。

リターンとして、実際にお子さまの血中ヘモグロビンを測れるチケットや、ラブテリカウンセラーによる栄養カウンセリング(お子さまがいなくてももちろん可)が含まれるパックもご用意しております。ぜひ下記ページをご覧いただき、研究へのご支援を賜れれば、うれしく思います。

\\わたしが書きました//
島田 奈美(しまだ なみ)
管理栄養士/ラブテリ公認カウンセラー
健診クリニックでの栄養相談の他、メンタルクリニックにて復職支援プログラム講師、専門学校にて栄養学の講師として活動中

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