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2/6 希望や願い



起床後に唇を舐めた。

唇の皮がカサカサ乾いていて、
「ああ、生きているんだな~」って思った。








2021.2.3 F
湯船に浸かってからあがると、必ず頭が痛い。
やっぱりすっきりしない。
目がチカチカするが、眠たいという欲はない。
ついでに肩も痛い。

もう何日も外へ出ていない。ただお腹に食料を、
のどに飲料を通す日々。
スマホを見ようが、TVを観ようが、
何も満足感を得られない。

この頭痛が丁度良い。
戒めみたいなもののように思える。
人はだれにもわからない
痛みや苦しみを背負いながらも
一生懸命に生きている。
わたしにはそんなもの一つだってない。
何不自由なく好き勝手に生きて、
それなのにいまだ動けない自分。
動いたところでどうにかなるのか、
疑ってしまって信じられない。

明日も行けないんだろうどうせ、
と思っている自分が居るのが正直なところで、
許してしまっているのが自分で、
しんどい。スッキリしたい。
モヤモヤを消したい。強くなりたい。
誰かのために生きていける
大きな余裕のある人間になりたい。






以上は、2月3日の夜中に
ノートに書きだした自分の気持ちである。
「スッキリしたい」
「モヤモヤを消したい」
「強くなりたい」
「誰かのために生きていける
大きな余裕のある人間になりたい」
自己嫌悪に陥っている中、
自分にもそんな気持ちがあったんだなって
今実感している。


1月30日(月)からずっと今日まで、
プログラムにも病院にも
行けなかった。行かなかった。
デイや病院に電話すらできなかった。しなかった。
先々週まで復職に向けて動いていた日々が
嘘のように散った。

1月30日の予定は、
【AM 病院(内科)】
【PM プログラム】だった。
この予定をクリアしていたのなら、
今も違ったのかもしれない。
背中の痛みを診てもらおうと思って
予約していた病院には、
「もう痛みが治まっているから、、、」
と行かなかった。
「医者にどう症状を伝えるか」と前夜に考え、
メモまでしていたのにもかかわらず。
キャンセルの電話をすることもなく、
布団で横になっていた。
自分の中の常識として、人として、
ありえないことをした。
でも、もう過ぎてしまった。
そんな中での午後のプログラム。
「この時間は同僚がいるはずだ」
という事実が頭から離れない。
気づいたら布団の上でうずくまり、
欠席の連絡もできなかった。

生理痛で気分がすぐれない中ではあったものの、
毎週月曜日に
プログラムを休んでしまう傾向がある。
復職に向かっている最中なのに、
生理やら何やらで休む自分がいることに
不安を覚える。


このような状態で、丸一日を過ごす生活が
今日で8日目となった。

夜中、朝方まで眠れなかったとしても、
睡眠剤を飲んで眠れたとしても、
夕方、あるいは21時頃まで
布団から一歩も動けない。動かない。

当然生活リズムは狂い、食後は腹痛。下痢。
湯船に浸かっても腹痛。下痢。
今日やっと落ち着いたように思える。

本当に無気力で、
好きなドラマを見逃しても
スマホの電源が切れても
ゴミ出しできなくても
洗濯ができなくても
どうでもよくて、
でもやっとnoteを開けて
今の自分の思いを吐き出せることができた。



今日は、なにか違った。

布団の上にいても
太陽の光を見ることができて
なんだか嬉しく思った。
起き上がって唇が乾燥していることに気づいて
リップをつけなきゃなと思った。
食後にドラマを見て、少し感動した。
noteを開いてみようと思えた。
明日は今日より動けると良いなと思えた。



休職直後の生活(死んだように横になる)に
戻ったみたいで、
べつに今はそんな時期でもなんでもないのに、
なんで自分はこんな人間なんだろう、
と思っていた。こんな自分を
医者もデイの人も管理職も呆れてるかもしれない。
でもそれでも進むしかないから、
明日は相談の電話ができますように。
勇気を踏み出せますように。
また少しずつ頑張れますように。


現在の私は、
決断することは難しいけど
希望や願いはもっている。

もういちど輝けますように。