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転職活動中、声をかけてくれたのは過去の上司。Luupで開かれた新しいキャリアとは

今回は、10月にLuupの事業推進部に入社した川嶋さんと、川嶋さんを紹介してくれた唐澤さんにインタビューしました。お二人のユニークなキャリア・関係性と共に、「社内の雰囲気は?」「どういったメンバーがいるの?」など、Luupの現在の様子をお伝えします。ぜひお読みください!

【今回お話を聞いた人】
唐澤 舞(まいまい)
愛知県生まれアメリカ育ち、大学から東京へ。
大手損害保険会社に新卒で入社し、営業と営業開発に従事。
その後、大手IT企業勤務を経て、2020年9月にフリーランスに転身。料理レシピサイトを運営する企業で新規事業の立ち上げを行う。並行して、2020年12月から自動車整備業界向け管理システムの提供を行う企業の創業メンバーとして参画し、COOを務める。2022年3月にLuup入社。

川嶋千尋(かわぴ)
大学卒業後、在南アフリカ共和国日本国大使館で2年勤務し、その後料理レシピサイトを運営する企業で秘書を兼務しながら新規事業の採用立ち上げ、オペレーションマネージャー、事業開発に従事。2022年10月にLuup入社。パン職人の夫と息子と3人家族。

ミッションへの共感に加え、信頼する人が声をかけてくれたことで得られた安心感があった

ーお二人の経歴と出会いを教えていただけますか?

唐澤:2013年に大手損害保険会社に新卒入社し、最初は名古屋に営業として配属され、その後は営業開発に異動して企画系の業務や中期経営計画を作るような仕事をしていました。ただ、この時は自分が「井の中の蛙」だと感じることが多く、もっと世の中に必要なことをスピーディーに発信していける環境に行きたいと思い、転職しました。今までと全く異なる環境に入ったことで、システムやツールからキャッチアップする必要があったし、業界のことも理解しないといけない。このタイミングが人生の中でも大きな変化だったと思います。

働く中で、自分が本当に世の中にとって必要だと思えるサービスを作りたいんだと気付いて、料理レシピサイトを運営する企業が新規事業を立ち上げるタイミングで、フリーランスという形で2020年9月に参画しました。そしてそこで、かわぴ(川嶋さん)が人事をしていたんです!一番最初の出会いはその時で、元々は候補者と採用担当者でしたね(笑)。営業として事業開発をしつつ、必要なことは何でもやっていました。この時並行して、創業メンバーとして会社を立ち上げました。自動車整備業界向けに管理システムの提供をしていて、今も続けています。そこからLuupに転職しました。

川嶋:私は大学卒業後に、「在外公館派遣員」という仕事に就いていました。外務省の公募採用で、世界中にある日本大使館に派遣されて、現地対応・交渉や庶務といったさまざまな業務をするものです。海外で働きたいという気持ちがあったので受けたところ、「3ヶ月後から南アフリカに行ってください」と言われたのがキャリアのスタートです(笑)。

国際会議が開かれる際のロジ設計や、政治家が訪れた際の対応などといった業務をしていました。とはいえ、2年間の勤務ということが決まっていたので、その後は民間企業に行こうと決めていました。それでアフリカに展開していたことと、料理が好きだったこともあり、料理レシピサイトを運営する企業に転職したんです。その時は現在のJapan CEOの秘書を務めていたのですが、新規事業が大幅に事業拡大する際に、一緒に採用チームを立ち上げないかと誘われて、人事として参画することになりました。プロジェクトをやり切った後に、本格的にビジネスメンバーとして来てほしいとオファーを頂き、ステーション(食品の受け取り場所)設置に関する現地調査、設置業務、運営に関するオペレーションマネージャーを務めていました。

その後、営業のオペレーションを整えたいという要望を受けて事業開発部へ異動し、まいまい(唐澤さん)の部下になったんです。異動のタイミングではすでに妊娠していて、その後産休に入りました。そこで改めて自分が取り組みたいことや、家庭の優先度や働き方について考え出し、転職を検討し始めました。

唐澤:かわぴが人事から営業に異動してきて、深く関わり始めましたね。元気な印象で、私が「これをやりたい」と言うとすぐに動いてくれました。メンバーとして営業の業務をゼロからキャッチアップする中で、とにかく頑張るし、絶対に諦めないんです。途中で投げ出したりしないという絶対的な信頼がありました。

川嶋:私も他部署ではあったものの、質問したら的確に返してくれたり、結論に達するスピードが早いなと思っていました。一緒に働き始めてから、よりお互いを知ることができ、課題解決のアプローチや周りの巻き込み、プロジェクトのリードなど身近で学ばせてもらいました。ガッツリ任せてもらいつつ適切なところにフォローに入ってくれていたので、部下としては本当に働きやすかったのを覚えています。

ーそこからLuupへの入社にどう繋がるのでしょうか?

唐澤:私は事業推進部の企画管理グループで全体を見る仕事をしていて、Luupは良い意味でまだまだカオスです。ポート獲得の加速に加えて、中長期でスケーラブルな状態を維持して行かないといけないということもあり、守りと攻めのどちらも行う必要があります。

入社して数ヶ月経ち、オペレーションを強化するために経験者がいたら良いなと思い始めました。前職とLuupでは、食品を受け取るステーションやLUUPのポートを設置するという点で少し似ている部分もあります。それで「思い当たる人がいる!」ってなったんです(笑)。かわぴが育休中の時も毎日連絡をとっていたし、家に遊びに行ったりもしていました。Luupは良い会社だし、かわぴが働く姿がイメージできると伝えて、COOの牧田とカジュアル面談を実施してもらいました。

川嶋:転職しようとは少し前から決めていて、数社並行して受けていました。一番最初にまいまいから声をかけてもらった時は、「キックボードの会社」というイメージが強かったので、「いや、私は別にキックボードを広めたいわけじゃないしな」と思ったんです(笑)。でもその後に、ミッションや事業への想いを聞いて、そもそもキックボードや自転車はあくまで手段であるということを知り、代表の岡井さんのメディアでのインタビュー動画等もたくさん観ました。前から軽くLuupの話を聞いていたのですが、ちゃんと話を聞いてみたいと思い、牧田さんと面談させてもらったんですよね。それで興味を持って「受けたい!」となりました。

唐澤:私はかわぴの転職活動の状況を常に聞いていました。とはいえ「私がいるからLuupに入る」となると失敗しかねないので、あくまでフラットに接していましたね。でも、最終的にはLuupを選んでくれると思っていました(笑)。

ー元々の人となりを知っているからこそ、イメージが湧きやすいですよね。

川嶋:まさに!私のスキルセットも知った上で、ここにフィットするよと言ってくれるのは嬉しいし、自分が求職情報を見て判断するより信憑性があるのは良かったですね。それに、普段の面接は真面目な質問ばかりになって、ぶっちゃけたことは聞きづらい。良くも悪くも、お互いの作られた部分しか見えない気がします。でも「実際この辺はどうなの?」といった部分もしっかり聞けて、社内への解像度を上げられたのは良かったです。

「1人を採用するために社内一丸となる姿勢」がLuupの良さとして現れた

ー選考を受ける中で、不安はありましたか?

川嶋:自分自身の転職理由として、結婚して子供も生まれて、ワークライフバランスや家庭の優先度が上がったことから、そこが担保できるかというのは大きな条件でした。Luupの面接を受ける中で、仕事内容はすごく面白いし、自分がコミットできると言う自信はあったのですが、正直その点がわからなくなったんです。そこが解消されないと、私としてはYESと言えないと思った。

それでオファー面談の時に、「自分は子供を育てながらベンチャーで頑張り切れるか、そして期待値に応えられるパフォーマンスが出せるのか正直不安がある」と人事の方へ率直に相談したら、「わかりました。来週あたりに社員ともっと喋ってみませんか?」と言ってくれたんです。でも、その日が他社の内定を受諾するかどうかの回答期限だったんです。それで、「絶対今日中に決めたいです。」と言ったら、とても迅速に動いてくださって、当日中に4人と面談を組んでくれました。

唐澤:そうそう。オファーを受けるか迷っていると聞いて、急遽組んだんですよね(笑)。

川嶋:そこから結果的にLuupに即決したのですが、良い点は2つありました。もちろんそれぞれのメンバーが話してくれた内容が良かったこともあるのですが、まず1点目は、メンバーの多様性に気付くことができたこと。こういう人もいれば、こういうタスクを持ってる人もいて、私と同じように子供がいる方も沢山いたり、社内の雰囲気的にも時間調整がしやすいという点がわかりとても安心しました。2点目は、こんなにもチームワークがある会社なんだと知れたこと。1人を採用するために、しかも他チームのために、こんなに「もちろん私でよければ」と言ってサポートしてくれる。そういう協力体制が見えたから、それが大きな決め手になりました。不安要素が解消されて、安心材料が揃ったから「入ります!」と言えましたね。

唐澤:急遽面談を依頼した全員が協力してくれて、今のLuupの状況やそれぞれの業務内容、社内の雰囲気をそのまま伝えてくれました。結果としてかわぴが良いと思ってくれたという一連の流れは、とてもよかったと思います。Luupの良さが現れたというか、採用をみんなが自分ごと化して取り組むべきことだと思っているのだと感じられました。Leader Mindを持ってOne Teamで進んでいけるのは貴重ですよね。

ー入社した後に感じたギャップはありますか?

唐澤:私はなかったです。社内体制がまだ整っていない、それを整えることも含めて自分のミッションだと思っていたので不安もなかった。良いギャップとしては、全員がMission Firstな会社であること。どうしても組織が大きくなればなるほど、何のためにこの会社にいるのか即答できない人が増えたりする気がしていて。でもLuupは、みんながサービスを大きくするんだ、社会にとって必要な事業だから絶対やり切るんだって思っていて、「すごい!」と思いました。Missionに向かって邁進できる環境は本当に素敵だなと感じました。

川嶋:入社前にまいまいからそういった話を聞いていて、「そんなわけないじゃん」って当時は思っていたのですが(笑)、入ってみて本当にそうだと実感しています。「これをできるようにするためにはどうするか?」というベースで考えるので、頭から否定されることもないですね。そして良い意味で、ちゃんとカオスだなと感じています。現在の業務としては、ポートを設置するにあたって、スケーラブルなオペレーションを作るというのが最大のミッションです。LUUPは急成長しているサービスではありますが、予想以上に整備され切っていない部分も多い。そこが私のやるべきことなんだと思うと、やる気に繋がります。

担当領域を区切らず、ゼロベース思考でないものを作ることを楽しむ

ー最後に、Luupに入社を検討している人へのメッセージをお願いします!

唐澤:Luupの今のフェーズだと、仕事領域をセグメントしすぎてしまう人よりも、サービスを成長させるために必要なことは何でもやるという人の方が合っていると思います。「こうすればもっと良いかもしれない」と、どんどんアイデアを出して形にできて、それを楽しめる人が今のLuupには向いているかもしれないですね。
役職は所詮ロールでしかないので、そこに囚われずMission Firstで動けるとすごく活躍できるイメージがあります!

川嶋:LUUPというサービスが好きだと言うのが一番大事ですよね。そこは大前提で、インフラをつくっていくんだっていう気持ちも重要。電動マイクロモビリティのシェアリングサービス事業において、今後参入企業が増えていくとしたら、彼らは私たちがやっていることを参考にしてくると思うんです。今そのルールを作っているのが自分たちだと思うと、やりがいと同時に責任感もある。そこがオペレーション構築の業務をしていて楽しいと思うところですね。ないものに嘆くのではなく、ないものを作っていく。そこに責任感を持てる人が良さそうです。

唐澤:Luupは、たまに“すでに出来上がった会社”というイメージを持たれることがあります。でも実際はまだまだカオス。みんなで一緒に会社を作っていくんだ」という意識を持ちながら働けると楽しいと思います。

川嶋:思った以上になんでもやらせてもらえますよね。「これをやりたい!」と言ったら、「良いんじゃない?必要ならやれば!」みたいな(笑)あとは、ゼロベース思考も大事ですね。

唐澤:確かに。「本当にこれは必要か?今やるべきことか?」を、どんなプロジェクトを進めていく時にも考えていますね。前例がないサービスだから、正解がなくて真似できないですし。

川嶋:私も、業務を行う中で過去の仕事と共通する部分はありますが、あえて踏襲しないようにしています。「それに寄せるためにどうするか?」という考え方になってしまうから。そもそもLUUPのポートはどういう状態にありたいのか、そのためには何を整備しないといけないのかを一から考えるようにしています。

ーどちらも強く共感します。お二人とも、ありがとうございました!


いかがでしたでしょうか?今回は現在のLuupの雰囲気やミッションへの向き合い方を、直近ジョインしたメンバー、そして紹介してくれたメンバーにお話いただきました!

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