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ユーザーの気持ちに寄り添うLUUPの”クエスト”

LUUPのプロダクトマネージャーの小城です。今日はLuupのメンバーがユーザーの気持ちに寄り添ったプロダクトバックログづくりをするためのTipsをご紹介します。

もともとの課題

LUUPのようなモノが関わるプロダクトでは、ユーザーが置かれた環境によって全くユーザー体験が異なります。LUUPにはポートや車体といったモノが関わるので、家の周りに電動キックボードを借りることができるポートがいくつあるのか、どんなシーンで使っているのかによって全く違う体験をすることになります。

そして、Luupのメンバーは通勤などの日々の移動に当然のように利用をしますが、街を見渡してみると多くのユーザーが土日に表参道や渋谷での散策で利用していることもわかっていました。プロダクトをつくる私たちがユーザーの目線で考える為に実施しているのが「クエスト」です。

💡 LUUPとは?
電動キックボード・電動アシスト自転車などのマイクロモビリティを街じゅうにある「ポート」で借りたり、返したりできるプロダクトです。

クエストとは、チームでLUUPを使って感想を伝える会

「クエスト」とは、名前のとおり「達成すべき課題」です。具体的には「15:00までにこの会議室にミスドを買ってきてください」といったおつかいです。

机の上でアプリをデバッグしているだけでは気づかないことが多くあります。そのため、私たちはプロダクトを作る全員でドックフーディングして、その中で使いやすかったところ、使いづらかったところをシェアして、その場でバックログに積んでいく会を実施しています。

実際にLUUPで実施したクエストの紹介

ユーザーインタビューと同様、クエストの実施には事前準備が欠かせません。事前に検証したい仮説や深掘りしたいシーンを洗い出して、ターゲットとするユースケースが発生するようなクエストを設計します。

Luupでは、荷物を持って移動する必要があるので、キックボードでは少し持ちづらい「ミスドの箱買い」や、電動キックボードでの走行が禁止されている道路の付近のパン屋さんに行くこと、タイマーが鳴ったら雨が降ったと考えて行動をしてもらうことなどを検証しました。こんなときにユーザーはどう考えて、どう行動するから、ここでこんな機能があるといいよね、を発想します。

クエストの結果をバックログへ

クエストを達成したら、集合してドーナッツを食べながらMiroにクエストでの学びをまとめます。フォーマットにはカスタマージャーニーを使って、何を考えてどんな行動をしたのかを発表してもらいます。

チームの仕事はここまでです。ここで見つかった課題をプロダクトマネージャーが他の調査でのインサイトも踏まえて優先順位を付けてバックログに追加をします。クエストの手順を踏むことで、実際に開発するときのエンジニアとのコミュニケーションも「前にクエストで見つかったアレです」で話が済むのでスムーズになってとてもよいです。

クエストの効果

クエストを実施することでユーザーの気持ちに寄り添って、社員が普段の慣れきった視点ではなくフラットにプロダクトと向き合う時間を持つことができました。また、同時にチームでいまのプロダクトが提案している体験についてフラットに議論をする時間を持つことができることを気に入っています。

また、クエスト自体も初めは各々でクエストを実施していたのですが、2人一組で実施することで、会話の中からより学びが深まることや、リモートワークで雑談が減ったことによるコミュニケーション不足を補う効果があるかもしれないと考えています。

Luupでは、更なる挑戦に向けて、採用を強化しています

現在Luupでは、積極的に採用活動を行っております!Luupの採用に興味をお持ち頂いた方は、ぜひこちらの記事を御覧ください。

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