[第5回]タイニン省の伝統音楽教室へ
ベトナム訪音記 第5回
日本から電話をして現地の教室行きが決定!だけど不確かな情報ばかり。心配なまま、2016年1月タイニン省の伝統音楽教室VỀ NGUỒN(ベェンゴン)を目指します。
前回、教室探しの回はこちら
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第4回 初録音!舞台のサントラ参加〜楽器教室探し
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ティンさんと待ち合わせ
2016年1月7日早朝、タンソンニャット(ホーチミン)国際空港に到着。
前回妻と来た時は移動時にガイドさんが帯同してくれていたけど、今回は基本的に一人。言葉もままならないので不安でいっぱい。
先ずは空港から待ち合わせ場所の「My Life Coffee」へ。
タクシーを拾って事前にプリントアウトしてきた地図と店名を伝える。迷いながらも無事お店に到着。タクシー乗ると毎回迷うなぁ。わざと迷ってる感じではないんだけど演技?それとも、ベトナムは住所の番地が細かくないのかしら?
コーヒーを頼んで待っていると。
今回通訳兼ガイドをお願いしたティンさん登場。
はじめまして!
日本のKさんに紹介してもらったティンさん。日本に留学経験があって今はホーチミンで建築設計の会社を経営中。今回の旅の後も長い付き合いに。
タクシーで3時間?
ティンさんと無事合流。挨拶を終えて少し話をした後、ティンさんは少し仕事に戻る。その間に近所の楽器屋で教室での練習用ベトナミーズギターを物色。再びティンさんと合流をしてギターを購入後、教室を目指すことに。
前回の投稿にも書いたけど、今回の旅はほとんどが行き当たりばったり。
<日本から電話で聞いた教室についての情報>
・詳しい場所がわからない(細かい番地がない?来ればわかるらしい)
・教室はいつでもやっているのでいつ来てもいい
・レッスン時間は基本午前だけど午後やっている時もある
・費用はレッスン内容を決めてから相談
ちゃんと教室までたどり着けるのか、まだ心配。
教室までの移動手段について、ティンさんと相談をするとバスは便が少なく乗り継ぎもとても大変、楽器やスーツケースなど荷物も多いのでタクシーでいきましょう、と。
タクシー?3時間くらいを??
正直お金が一番心配だったけど、1万円かからないくらいだというので渋々了承。他に手段も無いし深夜便の飛行機に乗ってきて疲れているので出費は痛いけど仕方ないかなと思うことに。地方への移動手段に電車があることが当たり前ではないんだな、と日本と比べてふと思う。
そして無駄な贅沢をしているようなそわそわした気持ちでタクシーで出発。
タイニン省ってどこ?
タクシーは平らで真っ直ぐな国道をひたすら進む。1月のベトナムは乾季。出発後街を抜けてしばらくは乾いた、砂っぽい風景が続く。ホーチミンから離れ田舎に行くと少しずつ周りに畑や田んぼが増えてくる。
タイニン省はホーチミン市から北西に約100km。
今回の旅以降にきちんと知るのだけど、カオダイ教の総本山や岩塩などが有名な町。ホーチミンからカオダイ教の総本山への見学ツアーなどもあるみたい。
はじめましてロン先生!
タクシーに乗り続け3時間近く。やっと教室近くに到着。
カオダイ教の総本山の入り口のひとつ。ここが待ち合わせ場所。
待ち合わせ場所に着くとティンさんが何やら先生らしき人に電話をしている。何やら一生懸命今いる自分たちの場所を説明しているみたい。ここまで来ても、まだまだ心配。ちゃんと会えるのかしら。ドキドキ。
しばらく待っていると原付に乗った先生が登場!(写真無し、撮りそこね残念)白いアオザイのようなものを着ていてとても優しそう。僕たちに着いてこいというようなジェスチャーをしている。タクシーにもう一度乗り先生の原付の後に着いて行くとついに教室に到着。
着いた時はすでに夕方。
少し話をしているとあっという間に夜。周りには真っ暗に。
まあお茶を飲みなさいとロン先生。youtubeで観ていた先生が目の前に。今日はゆっくりやすんでまた明日教室に来なさいと言ってもらい、レッスンについても明日改めて相談することに。
本当に心配だらけだったので、教室にたどり着いた時、
「youtubeで観た教室が本当にあった!」という不思議な驚き方をしながらほっと一安心。明日からも頑張ろう。
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次回は
第6回 ベトナミーズギターレッスン開始!ベトナム伝統音楽の譜面を学ぶ
教室到着の次の日からレッスンが始まります。先ずは現地の譜面の読み方から。
日本で唯一のベトナミーズギターブランド
Lom Guitar オープン準備中
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