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ラクうまごはんのコツ

瀬尾幸子 2104 新星出版社

とても丁寧な本だなぁと思った。
なにも難しいことは書いていないのだけれども、美味しいご飯を自分で作れるようになりたいなと、気合が入ったときに初めて手に取ってほしい。
道具も材料も、なにも特別なものはいらないのだけれども、それぞれについてわかりやすくきちんと説明してある。

紹介されているレシピも、よく見慣れたものばかり。
いわば、家庭科で習ったお料理を、大人になった今、大人の目線と理解力で振り返るところから、「ちゃんとわかった」「ちゃんとできる」に繋げるような作りになっていると思う。
あの時には言われたとおりにやっただけのことが、実はこんな意味があったんだとわかるかもしれない。
そういう意味で、「きちんと作りたい」と思うようになった時に手に取ってほしい本だと思った。

この本も≪料理レシピ本大賞 歴代大賞作品を実際に作ってみたキャンペーン≫の中の一冊。
私が選んだのは、切り干し大根とさつま揚げの煮物。
先日、自分なりに作ったときには少し歯ごたえが残った切り干し大根の煮物だった。
それがどうだ。この本の通りにやると、とろけるようにふっくらと柔らかい煮物ができあがった。
とても簡単なのに。なんだろう。この裏切られた感じ。ずるい。

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