【詩】 刃

心の歌を口ずさみ、歩く序文を連れていく。
リュックサックに差し込んだ、ナイフは詩題に守られる。
錆びた記憶は想い深めた経験だろう。
刃と知られず透明の栞があるだろう。
皮膚を破りて握りしめ、抜き出すための子守唄。
生まれた重みを確かめる。高層ビルを突き抜ける。

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