Fラン卒でもアメリカでエンジニアになる方法④(資格編)

技術士一次試験(FE試験)と技術士試験(PE試験)

 理系卒の皆さんは、それぞれ専攻によって持っている資格は違うかと思いますが、私が知っているアメリカ就職の際に有利になる資格は全専攻共通の資格で、米国技術士一次試験 Fundamental engineering (FE試験)というものです。FE試験はアメリカで技術士 Professional engineering(PE)の資格を取るための一次試験のようなもので、STEM系の大学卒の人に受験資格があるものになります。FEを取得後に何年か実務経験を積むと、PE試験に挑むことができ、合格するとPEにしかできない仕事ができたりと、就職に非常に有利になります。同じ、経歴を持った人でFEを持っている人がいた場合、間違いなくFEを持っていることで、就職に有利となります。研究職ではない、エンジニア系の仕事を狙っている人は間違いなく取得をお勧めします。正直内容は高校レベルで、工学系の大学を卒業した方であれば、1~2ヶ月程度勉強すれば受かるかと思います。また、実際の試験では事前に配布されているカンニングシート(公式集)のようなものを見ながら回答できるので、一度調べてみてください。ちなみに、この試験は日本からでも受験できるので、日本在住でこれからアメリカに移住する予定のある方は、あらかじめ受験しておくのもおすすめです。


CS50 (ハーバード大学の無料コンピューターサイエンス入門講座)

技術士の次におすすめの資格はハーバード大学が無料で公開している、CS50という無料のコンピューターサイエンス講座です。こちらは私も現在受講中なのですが、pythonやC言語、JavaScript等のプログラミング言語の基礎講座なのですが、実際に課題を解いたりとかなり内容が充実しており、お金を払えばCertificateも発行してもらえますので、Resumeにも記載できます。ちなみに、エンジニアの募集要項の中には、PythonやC言語、Javaのスキルがあることが多く、この講座を完了すれば、確実に就職にプラスになります。取得まで半年程度かかるみたいですが、もし気になった人は他のブログ等で情報収集してみてください。

まとめ

今回は資格についての解説でしたが、私が狙っていた化学メーカーに限っていうと、特定の資格を求めている募集要項は少なかったです。採用側が見ているのは、学歴、職歴、専門性のところだと個人的に思います。今回、紹介した資格はたった2つですが、結論としてはあればいいけど、無くても問題ないかなというところです。私も結果的には上記の資格なしで、オファーをもらえたので、興味がある人はぜひ、取ってみるといいと思います。

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