大人になってわかるルパンの格好良さ
子供の頃は
次元や五右衛門のほうが格好いいと思ってた。
有能で、クールで、
ルパンとちがって
不二子ちゃんにダマされたりもしないし って。
でも大人になって
実社会で さまざまな人を見たり、
さまざまな経験を積んだりしたうえで
見てみると
もし仮に
ガチの勝負を 不二子ちゃんとしたら
キッチリと彼女に勝てるのは、
おそらくルパンだけだ
ってことに 気が付いた。
次元も 五右衛門も
たぶん単独では、不二子ちゃんに勝てない。
彼らが 不二子ちゃんに冷たい目を向けて
関わり合いになりたくないのは、
勝負したら勝てないことを
本能的に悟っているがゆえの
「怖れ」からなんじゃないか?
ルパンはちがう。
「本気で勝負したら 俺は彼女に勝てる」
だからこそ
不二子ちゃんを甘やかすし、
騙されもするし、
出し抜かれもする。
あれは、ルパンが不二子ちゃんに
勝たせてあげてるだけの話
なんじゃないの?
くっそ~ 不二子のやつー!
と 悔しがってはいるけど、
ぜったい本気で
復讐も 逆襲も したりしないし
結局は
べつに彼女の稼ぎを奪わんでも、
俺らは他からいただこうぜ~
ってな感じで
いつも赦してあげてる。
自分のほうが強いって わかってるから。
懐が深いよねえ。
Ladies firstってやつだよ きっと(笑)。
ルパン やさしいなぁ。
カッコイイなぁ。
本当に強い漢は 余裕があるよね。
…と
怖がるがゆえに (←自覚はないんだろうけど)
女性に近づくこともできず、
「あんなオンナ!」
と悪口言ってる次元と五右衛門が
ただのケツの青い
お子様に見えるようになってきてしまったのでした… あうぅ★ファンだったのに (/ _ ; )
「カッコイイとはこういうことさ」 の
ポルコ・ロッソさん
(イタリア人のマルコ・パゴットさん) も、
その言葉に
「そうだー♪」
と賛同していた時期が 私にもありました。
いやー… 彼もねぇ……
このように
あるていど年を重ね (トウが立つってゆーの?)
人生経験を重ね
ついでに
ほんまもんのイタリア男たちとも 多少
渡り合った(?) あとの視点からですとね
ポルコもガキですね。(←爆弾落とした?!)
べつに 結婚してないとか、
子供育ててないとか、
そんなのは全然関係なくて
でも彼は
純情少年が
身体だけ大きくなっただけよね。
決して
成熟した大人の男 ってわけではないよ。
おそらく ちゃんと
物事や 人々と
正面から向き合って
辛い想いをしたり、
悲しい経験に打ちのめされて、
そのうえで這い上がって
苦しみながらも自分を成長させてきた人間
ってわけじゃない。
ポルコは意外と
人生経験の〈バリエーション〉が少ないはずよ。
ものごとをある程度 わきまえてはいるけど。
戦争など
人間社会の恐ろしさや醜さを、直接体験して
深く 心が傷ついて
もう嫌だ… という状態になったのは、
自分だけだとでも思ってる?
って、ポルコに聞いてみたいよ。
自分で魔法で豚になって
「俺は汚い人間とはもう関係ない」って逃げて、
人間の世界をより良くするために 協力をするよりも
一人で気ままな生活を送ってる。
ジーナは
恋と愛を ちゃんと見分けられる人だから、
自分の真剣な恋愛対象としてポルコを見るには
彼自身がちゃんと、
自分の意思で、
「大人の男」になること… 少なくとも
「なろうとする意思」が必要だ
ってわかってたよね。
(彼女が庭にいる時に一人で訪ねてくる
という行為が 彼女にとっては
判断基準だったみたいだけど)
心の純粋な
愛すべき人間 (もとい。豚さん)
だってことには、変わりはないけれど…
精神年齢の釣り合わないカップルは
やっぱり つりあわないよ。
「大人」のほうが より辛い想いをする。
「子供」のほうは
相手への甘えから 自己中になるだけだ。
先が見えてる。
ポルコは 男として
ジーナと生きていくことを怖れたわけじゃなくて
(彼女を愛し 大切にして 守りきる自信は
あったと思われる、「彼なり」に)
自分のそういう幼さ (未成熟な部分) を解っていて
そういうところで 彼女に負担をかけたくなかったから
「すまねぇ」
だったんじゃないかと思った。
(あのシーンの二人の会話は
フィオのことだけを言ってるわけじゃないと感じた)
自分で自分の未熟な部分をわかってるだけでも
ポルコはまだ もののわかった いい男だ。
彼の若い時に
「汚いものは見たくない」と逃げるナイーブさより
清濁併せ呑んで なお
たとえ自分の心が醜く汚されても、
海と空の助けを借りながら
何度でも 自分で洗い、
人生を 強く生き抜いていく勇気があれば
もっと 違った魅力をもつ
もっと 真に男くさい
素敵な男性になっていただろうね。
『男はタフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない』
If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive.
If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive.
これは日本語訳で聞くほうが粋な言葉だけど、
フィリップ・マーロウは良いこと言った(笑)。
もし私に息子が生まれてたら、
この言葉を教えて育ててたと思う。
男性も 女性も
特に
恋愛対象の人物と「真剣に」向き合うことで
内面の成熟度は磨かれてくると思う。
通常の人間関係より
恋愛対象との関係のほうが
自分の感情が
激しく、 強く、 動くから。
人とのかかわりは
人間としてこの人生を生きるあいだ、
自分自身を深く知る手段でもある
自分はこんな風に感じたり、考えたりするんだ…
って。
喜怒哀楽は人間にとって
感じることも、
表現することも大切だし、
それぞれの感情を消化することによって
精神も昇華されていく。
人として 深みが増していく。
その機会を自ら放棄してしまうことは 本当は
もったいないことなんだよね。
私も 人のことは言えないけど…
「傷つくのが怖い」と逃げてばかりだと、
精神が鍛えられず、
いつまでも幼いまま。
どんな目に遭っても
「ふ~じこちゃん♪」
と果敢に挑戦を続ける、
ルパンを見習わないといけないね♡
*****
🌟
ルパンつながりで
私が思わず一目(一聴き)惚れしたひとの動画
挙げちゃおっと♪
最後の音が消えた瞬間、
すでに深惚れしておりました。
「か、カッコいい……💕」とシビレまくった。
被害(?) 拡大に 貢献させていただきます♪
Mochingbirdravelleさん、他の演奏もイイので聴いてみてね🎶
🌟
次にご紹介したいのは、
イタリア人によるFan Movie♪
日本語字幕も設定できるよ😉
(自動翻訳効果で愉快な訳になってるので是非♡)
ルパンの再現度が😆スゴイ!
その前髪なんなの?(笑)
とツッコミたい部分もあるし、
不二子ちゃんの苗字の読み間違いも
あーなるほど😅
と、解る人には解るだろうし
他のキャストもイイ線行ってる♡
と思うんだけど…
五右衛門がヒドい…💧
百歩譲ってぜんぜん五右衛門に似てないのは我慢しても、
まるっきり刀捌きを知らないところが許せない😡
(10:04で「ちょっと?💢」と声が出ました😓)
日本人じゃないのが救い?というか、尚更ヒドイじゃないかというか…
日本男児は皆、せめて
抜刀と納刀の基本的な刀捌きくらい、習得しておいて欲しいです。
(無理難題 個人的希望⭐︎)
🌟
〆は
大野雄二 / YUJI OHNOさんのチャンネルから
定番の ’78 ‘80以外の、レアversion演奏♡
お気に入りのお酒を用意して、どぞ🎵
書いたものに対するみなさまからの評価として、謹んで拝受致します。 わりと真面目に日々の食事とワイン代・・・ 美味しいワイン、どうもありがとうございます♡