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「ドブネズミみたいに 美しくなりたい」 ヒロト&マーシー 全作品リスト 〜1987

①『ザ・ブルー・ハーツ』/ザ・ブルー・ハーツ 1987.5

M.1 未来は僕等の手の中 (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.2 
終わらない歌 (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.3 NO NO NO (
作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.4 
パンク・ロック (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.5 
 (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.6 
少年の詩 (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.7 
爆弾が落っこちる時 (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.8 
世界のまん中 (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.9 
裸の王様 (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.10 
ダンス・ナンバー (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.11 
君のため (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.12 
リンダ リンダ (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)
1stシングル A

1987年。遂にブルーハーツがメジャー・デビューを果たす!
レーベルはメルダック。
3月にシングル『人にやさしく』(2月に自主制作盤として発表したレコードのリミックス版)を発表。
この時には既にDr.として梶くんが加入している。
黄金の4人によって演奏された初の作品である。

5月1日、先行シングルとして『リンダ リンダ』を発表。
そして5月21日、遂に日本ロック界に革命を起こした歴史的名盤『ザ・ブルー・ハーツ』が発売されてしまった〜っ!👏

どこかの爆弾より、目の前のアルバムの方がふるえる程、大事件さ。
原子爆弾打ち込まれても、これにはかなわない。

数多くの人間の人生を変えてしまった、罪深き名盤である。

「未来は僕等の手の中」から「終わらない歌」、「NO NO NO」、「街」…とど頭から超ハイテンションで突き抜ける!
そして「君のため」でグッとメロディアスな雰囲気を作り上げ、クライマックスの「リンダ リンダ」で一気にバイブスをぶち上げる!!

捨て曲一切なし。曲順も完璧。ブルーハーツの代表作であることは勿論だが、邦楽史上最高のアルバムと言っても過言ではないと思う。

なお、「リンダ リンダ」はシングルとアルバムでバージョンが違う。

②『Alive! Hiroshima 1987 5-6 Aug.』/オムニバス 1987.10

DISC1 M.8 未来は僕らの手の中/THE BLUE HEARTS (作詞・作曲 真島昌利)

1987年8月5日と6日に行われたチャリティー・コンサート「広島平和コンサート ALIVE HIROSHIMA 1987-1997」を収めたライブ音源収録作品。

他の参加者は「安全地帯」、「ECHOES」、南こうせつ、サンプラザ中野、宇崎竜童、尾崎豊、渡辺美里、「バービー・ボーイズ」、「レッド・ウォーリアーズ」、岡村靖幸、久保田利伸、「ハウンド・ドッグ」など。
今では実現不可能な超豪華メンバーが揃っている。

③『YOUNG AND PRETTY』/ ザ・ブルーハーツ 1987.11

M.1 キスしてほしい (トゥー・トゥー・トゥー) (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)
2ndシングル A

M.2 
ロクデナシⅡ (ギター弾きに部屋は無し) (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.3 
スクラップ (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.4 
ロクデナシ (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.5 
ロマンチック (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.6 
ラインを越えて (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)
マーシーがボーカル。

M.7 
チューインガムをかみながら (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.8 
遠くまで (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.9 
星をください (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.10 
レストラン (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.11 
英雄にあこがれて (作詞・作曲 甲本ヒロト、編曲 THE BLUE HEARTS)

M.12 
チェインギャング (作詞・作曲 真島昌利、編曲 THE BLUE HEARTS)
2ndシングル B
※※マーシーがボーカル。

2ndアルバム。大傑作である1stと3rdに挟まれてしまったせいで、なんとなく影が薄くなってしまっている悲しい作品。
「キスしてほしい」や「ロクデナシ」、「チェインギャング」など個々で見れば名曲揃いなのだが、やはり1stと比べるとパンチに欠けているような気がする。
それだけ1stが偉大だったということなんだけど。

Key.を担当しているのは、本作のプロデューサーでもある佐久間正英。
ボウイやGLEY、ジュディマリなどをプロデュースする敏腕である。
マーシーのソロ・アルバムも彼がプロデュースしている。

このアルバムからマーシーがボーカルを務める楽曲が登場してくる。
一つのバンドに優秀なボーカリストが2人いるというのは中々珍しい。
やはりビートルズを意識していたのだろうか?

特にこのアルバムは、マーシーとヒロトの作った楽曲にくっきりとした違いがあるように思う。
マーシーが攻撃的で棘があるのに対し、ヒロトの方は能天気で牧歌的な感じがする。

※「ラインを越えて」の歌詞に出てくる「ジョニーは戦場へ行った」とは、1939年に発表された小説のタイトルである。
著者はダルトン・トランボ。ハリウッドで行われた「赤狩り」の被害者として有名な脚本家である。
1971年には、トランボ自らが監督を務めて映画化。



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