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そういえば汗をかいていない、全然
昨年末に一時帰国をした際、風呂に入ろうとヒートテックを脱ぐと、鋭いにおいが鼻を突いた。
「えっ」と、においの元を探るも、脱衣所にそれらしきものは見当たらない。手にしたヒートテックをクンクンと嗅ぐと、なんとも香ばしいにおいがするではないか。具体的な表現は避けるとして、自分自身の身体から生成したとは到底思えない、複雑なにおいであった。
あれ、自分こんなに体臭あったっけな、加齢臭を発する年齢になってきたのかな、とショックを受けながら半年振りの湯船に浸かって考えた。
そうか、イギリスに住み始めて、汗をかいていないわ、それも全然。
夏の平均気温が摂氏9〜18度程度のイギリス、晴れていてもサラッとしていて快適。日本の蒸し暑い夏から解放されてなんてラッキーなんだろう、と思っていたが、イギリスでは汗をかく(かける)機会がないのだ。少なくとも今の私の生活スタイルでは。(仕事で、冷や汗や変な汗はたくさんかいたが、それは含めない。)
汗をあまりかかないと汗を分泌する汗腺が衰え、ニオイの元となる血中のミネラルをろ過する機能がうまく働かなくなってしまいます。その結果、塩分濃度が濃いベタベタと粘度がある汗を分泌するようになるのですが、このベタベタした汗は通常のサラッとした汗よりも蒸発しにくい傾向にあります。そのため汗が皮膚に留まって、皮膚の常在菌のエサとなり、汗の嫌なニオイが強くなる傾向にあるのです。
なるほど、ふだん汗を全然かいていないので、汗腺が衰えてしまい、たまに汗をかく機会が来ると、それはそれは強烈なにおいを発生させているのか。また新たな学びである。
とはいえ、イギリスの強烈な花粉により、花粉症と喘息が悪化するので運動できていないし。家には浸かれる湯船もない。銭湯なんて存在しなければ、サウナも通いやすい場所にない。汗をかきたいのにかけない!
目下のところ考えている「汗かき」対策は、発汗ウェアを着てウォーキングする。YouTubeでHIITなどを見て一緒にやる。よもぎ蒸しセットを日本で買って、バスルームでよもぎ蒸しする。くらいである。
うーむ、困った。イギリス在住の人々、汗かかない問題、どうしているのでしょう。
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