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就活を振り返る。

就活って今でも嫌な響きだ。

そもそもずっと、働くことにあんまり期待が持てなかった。

お金を稼ぐだけの行為、のような。

そして就活。

両親ともに就活しておらず、兄弟もいないので、
イメージが湧かなかったというのもあるかもしれない。

ここではわたしが経験した就活に限定するけれど、みんな黒髪で、スーツを着て、緊張した面接で自分を出せるというのか。

大学では体育会の硬式野球部に所属して、マネージャーをやっていた。

それはわたしが野球が大好きで、本気でやりたいと思ったからなのだけど、そこでわたしは”仕事”に向いていないことを痛感する。

もちろん一生懸命やるのだけど、どうも不器用で一、二回くらいでは完璧にできない。

試合の場内放送を先輩から教えてもらった時。
審判から守備の変更を言われても頭の中で整理できず、結局先輩の模範回答をそのまま声にするだけ。

メモを取ることだけは一流になった。

やりたいこと、興味のあることは?

就活の第一歩ってそんな感じで始まるが、
興味のあることと仕事にすることがどうもイコールで結び付かなかった。

そもそも”仕事”に対してマイナスイメージだったわたしは、すぐ辞めるかもしれない。でも人生どうなるか分からないし、どうせなら細く長く続けられる方がいいなとは思っていて、、

興味のあることは野球だけど、それって球団のスタッフになること?記者になること?

あとは航空関係。
休みの日に飛行機を見るためだけ、空港の雰囲気を味わうためだけに羽田に何回か行ったこともある。

あとはアナウンサー。
原稿読みがやりたくて、アナウンススクールにも通った。

でも体力勝負で大変そう。

ここでわたしの雑食、怠惰が仇となる。

仕事にしてまで本気でやりたいことってないな。

母のように、そもそも就活しないで結婚することも考えていた。

まあそんなすぐに結婚できる相手もおらず、お見合いやアプリで相手を見つけるほど社交性もないわたしには現実性に欠けていて半ば諦めていたのだけど。

だから結局就活を始めた。

皆が知ってるような企業の中でも、軟派な人は苦手だから、堅実な社風の企業しか見なかった。

既に就職している先輩からも

何をするかじゃない、どういう風に働くかだよ。

と言われ、そうだよなと思った。

結局わたしは今働いている会社に就職するのだが、内定をいただくまでかなり前途多難な道のりだった。

ESは8社提出。

通ったのは5社。

この5社に全て落ち、一回わたしは就活を辞める。

何回泣いただろう。

就活を始めたからには、わたしなりに真剣にやった。

やっぱりわたしって不器用なんだ。
がんばってもダメなことってあるんだ。

社会から認められてない気がして、自己嫌悪しかなかった。

でも周りからの励ましがあって、もう一回やってみようと思えた。

働くことに期待してなかったと言ったけど、結果環境にも恵まれて今現在3年続けられている。

就活ってなんなんだと思うこともいっぱいあったし、もうやりたいとは思わないけど、
その先の”仕事”に対しては実際に経験して意識が変わったと思う。

就活はただの通り道で、ゴールじゃないな。

...次の投稿は好きなことについてにしよう。笑

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