不登校になるのは親の育て方が悪かったからだと思っていませんか?

自分の子供が学校を休みだし不登校になったしまった時、親として「育て方が悪かったのだろうか・間違っていたのだろうか・・・」と思うことがあります。


自分の子供が不登校になったときには、「自分の育て方が悪かった」と悩んだこともありました。子供の不登校の期間中に色々なことを学び「子供の育て方が悪かったのではなく、少し違っていた」ことを知りました。


子供の育て方に正解はありません。不登校を経験した親として「子供の育て方」についての情報を記事として配信します。


不登校は親の育て方が悪かったことが原因?


自分の子供が不登校になると最初は子供自身に原因があり「自分達親の育て方が悪かった」などと考えたと思います。


私達の時代には「子育てを勉強するという学びの場所」はあまりなかったように思います。なので「子育てをどこかに学びに行く」とかではなく「自分達が親に育ててきてもらったように」子供を育て問題が起きない限り、自分なりに一生懸命にやってきたと思います。


しかし我が子が不登校になって初めて「親の対応が少し間違っていたこと」に気付きます。誰しも「こういう育て方をしたら不登校になりやすい」と考えながら子育てをしている人は少ないのではないでしょうか。


各家庭が「自分の子供に合った子育てをすればよい」と言われても「我が子に合った子育て」とはどういうものかわからないのが本音ではないでしょうか?


不登校になってしまう親の育て方はあるのでしょうか?


不登校を助長してしまう子育てというか子供への接し方はあると思います。これは不登校になってしまった後で気付かされました。


我が家の息子の場合は中学1年生で不登校になりましたが、その時に「中1ギャップ」という言葉をはじめて聞きました。「中1ギャップ」小学生から中学生になり環境が変わる事で色々な場面に子供自身が適応できなくなる事です。


性格と言うものはある程度生まれた時からき決まっていると思うので、新しい環境になり苦手な事や馴染めない事もたくさん出てくると思います。


その時に子供自身が自分で躓きながらも乗り越えていくような子育てを、それまでにも意識していたら不登校にはならなかったのでしょうか。


今思い返せば「しなくてはいけない対応とは逆の事ばかりをしていたな」と思います。


不登校になったときにはそれまでの親の育て方のことで悩みますが


子供が不登校になってしまいそれに関連した書物をたくさん読みました。


それには「子育はマニュアル通りにはいきません」と書いてあり、男の子のと女の子の育て方の違いなどもありました。


読んだ内容からやっぱり自分の子育ては間違っていたのかと悲観しましたが、子供が元気に育っていき最終的には「親から自立してくれる事を願い一生懸命にしてきた子育てがすべて間違っていた」とは思いたくなかったです。


ただそのやり方を知らなかっただけで子供に対する愛情は誰よりも強かったと思います。


この愛情が「違う方向に向いてしまっていたのではないか」と思います。


不登校になることに限らず子供の育て方はそれぞれです


子供は親の性格にも影響されて育つと思います。


我が子が不登校になり周りの方の育て方をみてみると、自分よりはるかに間違っているような子育てをしている方もいますが、その子供は不登校にはなっていません。


「こういう育て方をしたから不登校になる」というものではなく、起こりやすい傾向であるだけでそれも色々な糸が絡み合った結果だと思います。


子供の性格は一人づつ違いますし、家庭環境もそれぞれで学校との関係もあり、子供の育て方は簡単ではないと感じています。


子供にも個性がありそれを伸ばしてやる事やいい方向に導いてやる子育ては親としての役目なのかなと思いますが、親の価値観やものさしだけで判断してそのレールに乗せてしまう事は危険であると思います。


不登校になった後、親の育て方を変えることも必要では?


不登校になってしまうと色々な事に気付かされますので、その時点から親の対応を変えれば子供にも変化がみられてきたと思います。


すぐに子供が変わるという事ではなくそこから子供への関わり方次第で子供が中学生になるまでの方が変化が現れやすいと思います。


我が家の息子は中学生で不登校になりましが、それまで「子供への対応を会話のやり方で変えていった面」が多かったと思います。


不登校になるまでは子供の事なのに「つい、先に口を出してしまうこと」が多くありましたが、それまでと同じようにしていては「また違った問題が出て来ること」もありますので、そうなる前に親の口出しや指示はしないで、子供の事をひやひやしながらも見守る事をするように子供の育て方を変えることも必要なことだと知るようになりました。


不登校をきっかけに親の育て方を変えることが出来れば


誰でも不登校という大きな問題に直面するとどうすればいいのかがわからず悩み、専門機関の方に相談することが多くあります。


そこでこれまでとは違った対応の仕方を教えてもらって解決できたとしても、時が経つとまた以前と同じような間違った対応をしている事は多いと思います。


何も問題が起こらずに時が過ぎるとそんな事は忘れていると思います。


時間が経ち、再び同じようなことが起こってしまう事があり、また後悔する日が来るかもしれないので不登校をきっかけに学んだ事はずっと頭の片隅においておくべきですね。


まとめ


不登校の原因は誰が悪いとかいう問題ではないと思います。


子供のために愛情を注いできて子育てに良し悪しはないし責められるこ事では決してないと思います。人格形成がまだ出来る頃にその子に合った対応がわからなかっただけだと思います。


何事も経験することから学びますのでそれからでもその子にあった対応をしていき親も変われば子供も必ず変わる事を学びました。


子育てには色々な子供のタイプにあったやり方がありますので、少しでも意識付けしている事が不登校の予防になると思います。

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