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青猫ケース

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2015年3月の記事一覧

クリーニングショップへ

悪い人たちが来て私のハートに色々なやり方で沢山のニセモノなるものを植え付けた。

私のカタチの無い心の姿が、勝手に形成され、荒れては汚れたから、想像のクリーニングショップに行った。

私はどうかお願い、私の胸の汚れた血を綺麗にして欲しいと願う。

強い薬剤で火傷したくない、どうか優しくあつかわれたい。

どうかお願いだから、私の胸の汚れた血を、ハートを綺麗にして、

急いで洗い流して欲しい、時間が

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纏う、

私の爪の色が綺麗な赤い色を塗っている理由がある。

いつも赤い色をしてる。

手の先まで、爪の先まで「血」が綺麗であるようにという儀式のひとつ。

元来、装いというのは儀式だったのかもしれない。

民族の施しのように。

ある言葉があります。

『人間に合わせてコートを切りなさい。コートに合わせて人間を切ってはいけません』と。

私は、そのような有様を好んで纏いたい。目立ちたいとか個性を表現したい

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青猫、ケース

艶やかオレンジ色に咲く花は変わらず、

輝かしくも煌びやかな太陽色も変わらず

いつだったか、投げ捨てた青い色と

からっぽおいてきぼりだとつぶやく真っ暗色

細く鋭く突き刺す水銀色も、

影をも隠す月色に委ね

察して、ライターで灯す光色は綺羅星の変わりに

寝る間に

間もなく広がる次の水色に

黄金色を燃やして

あの太陽色をからっぽのバックに集めた分、机に照らす光はあの砂浜色

夕暮れ時、

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