青猫、ケース

艶やかオレンジ色に咲く花は変わらず、

輝かしくも煌びやかな太陽色も変わらず

いつだったか、投げ捨てた青い色と

からっぽおいてきぼりだとつぶやく真っ暗色

細く鋭く突き刺す水銀色も、

影をも隠す月色に委ね

察して、ライターで灯す光色は綺羅星の変わりに

寝る間に

間もなく広がる次の水色に

黄金色を燃やして

あの太陽色をからっぽのバックに集めた分、机に照らす光はあの砂浜色

夕暮れ時、入口、緑華に灯す光色は

いつだったか見上げた木漏れ日の変わりに

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