纏う、

私の爪の色が綺麗な赤い色を塗っている理由がある。

いつも赤い色をしてる。

手の先まで、爪の先まで「血」が綺麗であるようにという儀式のひとつ。

元来、装いというのは儀式だったのかもしれない。

民族の施しのように。

ある言葉があります。

『人間に合わせてコートを切りなさい。コートに合わせて人間を切ってはいけません』と。

私は、そのような有様を好んで纏いたい。目立ちたいとか個性を表現したいとかでなく、自分が纏いたいから纏う。

それだけの話です。





















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