気の質が変わるタイ古式マッサージ

タイ古式マッサージで近づいてくる風は、完璧や完全主義を吹き飛ばそうとします。良いも悪いも白も黒もはっきりしなくなります。しかしながら、揺るぎない信念が軸にある場合、風はただただ通り過ぎていきます。しっかりとした意志に風の揺さぶりがかかると、心地いいどころか、頭痛がしたり身体に違和感や不具合が生じます。この現象を「～風の追撃～ 」と捉えて、さまざまな症状を引き起こす風に対処する手技もあるようですが、私の習得したタイ古式マッサージは、違う視点・別の観点より風の性質や作用を活用します。「揺るぎない信念」を持つよりは「人の話や身に降りかかる出来事に影響されて揺らぐくらいがちょうどいい」がベースなので、迷ったり悩んだり心配したりとユラユラ揺れ動く思考や感情に寄り添い、腹部に渦を巻き起こし（ソフトチネイザン）、不必要な思考や感情のエネルギーを身体の外へと排出します。
自然の流れに気を許すと、焦りや不安は「大丈夫」という風（かぜ）になります。
風の作用で気の質が変わる不思議で面白いタイ古式マッサージです。

私が行うソフトチネイザンは「アムリタ」と呼ばれるそうです