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「家族」という「組織」

私の知る限り(世界もそうかもしれないけど)日本において「家族」というコミュニティって、どんどん形が変わってきてると思う。
それでこの先の時代の家族ってどうなるかなって考えてみた。

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家族の目的


まず、家族の目的って何かって言うと福祉だと思うんだ。他人の助けが必要な人に助けが届くようにするための組織。子供を育てる、必要な人と側にいる、教育、勉強(大人→子供だけじゃなく、大人同士の悩みなんかも含めて)とかね。
だから本来は血縁者にこだわるものではないのだ。


近代〜高度成長期の家族


昔は親しい親戚やご近所さんなんかが近くにいて、村や集落全体で子供を育ててたし、大人同士の学びなんかも完結してた。ある意味村全体が家族。

でも日本も都市化するにつれて、物理的な距離が離れて近所付き合いは崩壊して、核家族だけでなんとかする時代になった。
旦那の稼ぎだけで一家養えていた高度経済成長期は、奥さんが仕事をしないことと引き換えに家を全部仕切ることでかろうじてまわってた。
でも個人的にはこの時点で無理があったと思う。

核家族の終焉


さらに時代は進み、高度経済成長期は終わり徐々に所得が下がり旦那だけでは養えなくなって共働きの時代だなんて言い出した。
収入が減ったから共働きしないと一家養えなくなった。じゃあ子供は誰が見るの?夕食は誰が作るの?洗濯は掃除は… 夫婦が話す時間は?子供と遊ぶ時間は?
全部アウトソーシングしたら多少解決するかもしれないけど、せっかく共働きしてる収入では足りないし本末転倒だよね。

だから核家族ももう崩壊してると個人的には思う。
それでも頑張ってる人たちはめっちゃ稼ぎがいいか、あるいはどこか無理してるんだと思う。


シン家族


核家族に頼れなくなったこれからの時代、それでも人は誰かに頼ったり助けたりしなきゃ生きられないから、血縁者にこだわらず家族と言える存在を外部に見つけていくしかないと思うんだ。
もちろん金銭的なことは難しい。そこは各々自立するか、金銭的社会的世間の目とか、子供を育てるとかで同居していなきゃいけないとかもあるだろう。でも心が満たされないなら、その部分だけ外部に頼っていけばいいじゃん。
夫婦を超えてゆけ

共に子供を育てる存在、自分を満たしてくれる存在、恋人、愚痴を聞いてくれる存在、適切なアドバイスをしてくれる存在。こんな難題の数々を全部!夫婦という2人だけで完結しようなんて、よほど恵まれてないと不可能だ。きっと贅沢すぎるんだ。
二人を超えてゆけ

だからそれらは全部別人でもいいんじゃないでしょうか。
物理的なご近所付き合いはないとしても、今は別のご近所さんがいますよね?
なんとなくいいねを付け合う関係、相互フォローさん、たまーにLINEするあいつ…などなど… これってネット全体が一つの村に、ご近所さんになったのと同義では?
そういうつながりがもっと深くなっていき、やがてそこで家族のようなものが形成されていくのかなと予想し、私は既にそういうふうに切り分けてやっていく環境に向けて動いています。
一人を超えてゆけ


自分の今=最先端

私には3歳の娘がいます。娘を産んでくれた人とは離婚しました。彼女に全部全部頼りすぎて失敗したんですね。全然自立してませんでしたし、そもそも本当に恋愛したのか?疑問です。
古い価値観で言ってしまえば結婚に大失敗した端っこ者です。
しかもセクマイだし。

親権を彼女に託し離婚しましたが、離婚後の今のほうが仲が良いのです。悩み愚痴趣味何もかも話せる関係になりました(向こうがどう思ってるかは別として)。
この関係性のまま、満たされない部分は外部で調達していくでしょう。

これからはそんな家族が増えていくでしょう。
私は端っこ者ですが、だからこそ最先端の可能性があると思っています。
私達はそのモデルケースになるつもりなのです。

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