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7年前の誓い
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結婚式って、プロポーズされて、幸せいっぱいの中に2人であれこれ決めていくもの。
そう思い描いていたのとは、程遠くてね。
一緒に楽しく住んでいた彼との間に、子どもを授かって👦俗にいう授かり婚だった私たち。
籍を入れるまでも、あれこれあったな。。
今でも忘れないのは、妊娠したことが分かってそれを伝えた時、
不安そうな顔で、
『俺は、何もしてあげられないよ』と言われたこと。
どんな風に伝えようか。
どんな反応するかな。。
不安と期待と、話をするまで私も勇気出したと思う。
はっきり覚えてないけど。
嘘でもいいから
『大丈夫だよ。何とかするから』と言って欲しかったのかもしれんねぇ。
幸せにしてほしいとか、思っていなかったし、私だって幸せにしてあげられるとか自信もって言えなかった。
結婚しない方が幸せなんかなとか思ったりもしたけど、子どもの事を思うと、籍を入れる入れないより、『一緒にいてほしい』が強かった気がする。
考え方も、生活スタイルも、好きなことや趣味も、全く違うんだよね。良く付き合ってたな…(笑)
結婚式はしないと決めたから、写真だけでもと思って、勝手に予約したの。
天気が味方してくれて、雨だったから
仕事が、忙しいからという旦那さんの断り文句は却下された。
両親を呼んで、花嫁姿を見せて。
お父さんが泣いてるのみて、あぁ、やって良かったって思えた。
7年前のあの日に、『キレイだよ』と言ってもらえただけで、その瞬間にすべてを水に流すことができたのは、私も単純やなと思う。
籍を入れたからと言って、何にも変わらない生活なんだけど、
『家族ができた』というのは、
私にとっては、かけがえのないない瞬間やった。
何だか重〜い感じのスタートやったんやけど、
私たち家族の珍道中は、こうして幕を開けたのでした。
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