#05 ”感情”について考えてみる|ネガティブ感情=良くないことなのか?
漫画『エンゼルバンク』を読んで衝撃が走る
つい先日のこと、職場の事務所に全14巻の漫画本が届いた。
同僚が注文したもので、どうやら上司に「この漫画の内容が面白いから会社の経費で買っていいよ」と言われたらしい。
どのような漫画か?と聞くとドラゴン桜の著者が書いた漫画とのことで。
ドラゴン桜はドラマでしか見たことがなかったが、割と面白かった記憶があったので、漫画にも自然と興味が湧いた。
(ドラゴン桜で出てくるキャラクターが結構出てきて、しかも続編?のような感じ)
1巻をまず読んでみて、すごく面白かったので、残りの2巻~14巻を自宅に持ち帰り、週末~土日で全14巻を読み切った。
結論から言うと…言葉にするとなんとも表面的で語彙力のなさが露呈してしまうのだが、青天の霹靂なくらい私にとって良い意味で事件だった。
次々と既成概念を打ち砕く
私が漫画全体を通して一番気づかされたことは、無意識に既成概念に基づいて行動していること、日常の中でいかに何も疑問を持たず何も考えずに生きているのか?ということ。
(何も考えていない、というのは語弊があるが、ここで言いたいのは、思考を深められていない、みたいなニュアンス)
既成概念に固執するあまり、新しいものを受け容れる器は広がらない。
疑問を持たず、考えもしないで生きていると損をする場合がある。
つまり、自分が今まで「こうあるべき」と思っていたことをまずは疑ってみる良いきっかけとなった。
…と、ちょっと抽象的な感じになってしまったので、以下より具体な感じで書いていく。
なお、『エンゼルバンク』ではいくつか心に残ったシーンがあり、忘れないようにメモをしている。
せっかくなので一つのシーンを一テーマとして改めて別の記事に出来れば…と思っている。
ネガティブ感情にこそ人間の本質が存在する?!
私が全14巻の中で一番心に残っているシーンが以下の通り。
ちなみにラスボスとは、「本質」「真意」「答え」の比喩みたいなニュアンスで私はとらえている。
ネガティブ感情は、一般的に良くないものという認識が強いのではないかと思うが、『エンゼルバンク』でそれをひっくり返してくれた。
私自身、ネガティブ感情を抱くことが多く、ときには人にぶつけてしまって何度も迷惑をかけてしまったことがある。
(できれば思い出したくない過去…)
もちろん、人に迷惑をかけることは良くないことだが、ネガティブ感情を抱くことまでも良くない、と思わなくても良いのでは?という気づきになった。
とにかく私はとても勇気をもらったし、私が普段感じるネガティブ感情をなんとか仕事でも活かせないか?と思った。
つまり、これまで弱みだと思っていたネガティブ感情になりやすい性格を強みにしていきたいと強く感じた。
感情はマーケティングに活かせる?!
『エンゼルバンク』を読み終えて興奮(?)が冷めやらぬ中で、再び同僚から今度はマーケティングの本を勧められた。
書いている内容は話半分くらいで読んだら良いよ~とのことで、そこまでボリュームがない本なのでその日の夜に自宅に持ち帰って読んだ。
すると、またもや私の思考がぐるぐると活性化し出した。
マーケティングの本はこれまで何冊かは読んでいて、正直あまり自分に刺さらないものもあった。
だが、今回は違った。書いていることは、これまですでに仕入れてきた情報や知識もかなり載っていたが、なぜだかとても納得感を持って読むことができた。
その本の内容は、ざっくり言うと人の感情に合わせた施策をすれば、自分から売り込まなくても顧客の方から買いたいから売ってほしいと言ってくる、というもの。
人は感情で動く生きものなのだから、それに合わせない自分よがりな営業をしていてはいつまで経っても売れないよ…的な感じ。
ビジネスをする上では、論理が先行しがちのように感じており、さらにビジネスにおいて一見するとタブー視される(?)感情にフォーカスを当てているところが、ある意味で既成概念を打ち破っている。(私の持論)
何度も学んでいるマーケティングの基本なはずなのに、これまではなぜかその基本を使いこなせていなかった。
今回この本を読んだことによって、なんだか自分なりに行動して試せそうかも…という心境になった。
そして、『エンゼルバンク』でのネガティブ感情のシーンと、感情マーケティングの内容が私の頭の中でくっついた。
私が日々湧いてくるネガティブ感情は人間の本質かもしれなくて、その感情に刺さる情報を届けると人は興味を持つ。
しかもその情報を与えてくれた人を信用する。
そして感情の動きに合わせて届ける情報も変えていく。
情報に出会う回数が増えると信用から好きに変わっていく。
あと、私から湧いてくるネガティブ感情は、誰かが言っていたことではなく自分自身が実体験として得たことであるからこそ、場合によっては説得力がある、と思ってもらえるかもしれないし、もっというと価値が発生するかもしれない。
…と、私の頭の中での想像がどんどん膨らんでいった。
実際に、今まさに仕事においてこの想像を具現化しようと色々作戦を考え中。
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