株式会社Luna 日本最大級のLGBTQ+ Kinky特化型コミュニティを提供 世界46カ国6.5万人の交流を通じて啓蒙活動に取り組む
(※この記事は、2024年6月19日に配信したプレスリリースの転載です。)
~6月はプライド月間、LGBTQ+やKinkyに寄り添うために今できること~
この度、株式会社Luna(東京都渋谷区、代表取締役:後藤慶士、以下Luna)は、日本最大級のLGBTQ+ Kinky特化型コミュニティサイトを46カ国6.5万人(※1)に提供する企業の責務として、プライド月間を機に”LGBTQ+やKinkyに寄り添うために今できること”を啓蒙活動の一環として発信いたします。
■当事者が対峙する社会的弱者としての在り方
日本で実施された意識行動調査によると、LGBTQ+に該当する人は10%にのぼるとされ、既にマイノリティと捉えることは適切ではない現状があります。報告によるとLGBTQ+に該当しない人のうち29.4%が「どう接していいのか分からない」、36.6%が「どの様な配慮が必要か分からない」と回答しました。対してLGBTQ+当事者の52.8%が「誤解や偏見が多いと思う」、53.4%が「理解が促進されるべきだと思う」と回答しており、当事者の半数以上が誤解・偏見の解消と正しい知識の普及や理解促進を希望していることが示されました(※2)。
日本におけるLGBTQ+に関する啓蒙活動や理解促進への取り組みは世界的にも遅れており対応が急務です。6月のプライド月間の機会に、LGBTQ+に寄り添うために今できることを一人ひとりが考え、意見交換していただければと願っております。
国民の10%もの割合を占めることから、社会的弱者として追いやられている当事者があなたの周りにいるかも知れないという心構えと、そのような当事者に遭遇した際は、そっと気持ちに寄り添う配慮をもつことを心掛けてほしいと考えています。
■自殺リスクを未然に防ぐことの重要性
今日においても性的マイノリティの多くがカミングアウトする勇気がもてずに苦しんでいます。社会のなかでの生きづらさを感じても、その苦しみや辛さを打ち明ける相手がいないケースが多く、家族やパートナーにさえ、隠して暮らす人々も少なくないのが現状です。
その結果、孤独感に苦しむ人や精神疾患を患う人、さらには自殺に至る人のリスクの高さが専門家の間で指摘されてきました。厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業が発表した調査では、日本のゲイおよびバイセクシュアルの男性の中には、そうではない男性の約6倍もの自殺未遂経験者がいることが明らかになりました(※3)。また専門家の間では男性以外の女性も含むLGBTQ+の当事者にも同じ傾向が生じると考えられています(※4)。
性的指向や性自認により社会で直面する困難に関する調査では、当事者の声として「差別的な情報からメンタルヘルスの悪化を招いた」、「不正確な知識をもとに面白半分で伝えられることによって、正確な知識の習得を阻害され自尊感情を深く傷つけられた」といった実態が述べられており、社会における課題が浮き彫りになりました(※5)。
■LGBTQ+のなかでも少数派とされるKinkyの現状
時代の流れとともにLGBTQ+の概念が変化し、「+」に含まれる概念を含めてLGBTQIAPKと表現されるようになりました。性的指向や性自認、性的嗜好の多様性を表現するための略語として認識され、多様な価値観をもつ人々の存在を包括的に認識し尊重するものとなっています。日本ではまだ認知度が低く情報も少ない一方、LGBTQ+先端国であるアメリカやヨーロッパを中心とした海外では、改めて認識されている概念です。
KinkyはLGBTQIAPKのうちの「K」を示しており、伝統的な性的行為や欲望に留まらず、一般的に非伝統的と見なされる性的嗜好や行為が含まれることから、世間的にはタブー視されているのが現状です。その理由から「安全、健全、合意」を最優先し、法律違反や人に迷惑をかける行為を禁止しているコミュニティや当事者に対しても差別や偏見が依然としてみられています。LGBTQ+のなかでも特にマイノリティとされるKinkyに対する誤解によって、アイデンティティを隠しながら生活することを余儀なくされており、非常に生きづらい世の中になっているのが現状です。
■当事者として孤立する多くの人々を救うために
Lunaの代表取締役を務める後藤慶士も、長きにわたりKinkyの当事者として、社会のなかでの疎外感を経験してきました。当事者であるからこそ、どれほどの孤独や苦しみが伴うものなのかといった現状を目の当たりにしてきました。自身が感じる心の痛みと向き合い、当事者として同じように独りきりで悩む人たちを少しでも救いたいと考え、コミュニティサイトの設立を決意しました。
一方で、その道のりは困難の連続でした。Kinkyに関わるサービスであることが事業設立上のハードルとなり、起業しても法人として一部の一般的なサービスが利用できないといった事態に何度も直面しました。サービス提供を通じて、生きづらさを抱える人々に貢献していくために一念発起した気持ちが踏みにじられるようで、想い悩みました。
■誰もが安心して自分らしさを追求し、多様な価値観を尊重してほしい
幾多の苦難を乗り越え何とか法人化をおこない、事業方針に共感してくれたチームとともに2022年7月、安心安全に配慮したKinky特化型のコミュニティサイトを設立いたしました。厳しい審査体制のもと運営管理が徹底されていることが信頼性の高さに繋がり、今日では日本を含む世界46カ国の6.5万人以上の会員数を誇るコミュニティサイトへと成長しました。日本をはじめ世界中の皆様へコミュニティサイト提供を通じて、当事者の生きづらさを救うために寄り添い、新たな価値観を創造し貢献してまいります。
この度の発信について、Luna代表取締役の後藤慶士は次のように述べています。「現代社会においてLGBTQ+、特にKinkyを含む多様な価値観がまだ十分に認められていない現実があります。私たちはこの状況を変えていくための啓蒙活動やKinky特化型のコミュニティの提供を通じて、一人ひとりが自分らしい生き方を追求し、多様な価値観を尊重する社会の実現に努めてきました。今後もさらに安心して自分らしさを追求できる社会の創造を使命に、当事者の皆様が独りきりで孤立することのない未来を目指し、Kinky向けのサービスに取り組む企業としての責任を果たしてまいります」。
【株式会社Lunaについて】
株式会社Lunaは2022年8月の創業以来、LGBTQ+の人々が安心して自分らしさを追求できる社会の創造をミッションに掲げ、一人ひとりが自分らしい生き方を追求し多様な価値観を尊重する社会の実現を目指して啓蒙活動をおこなっています。安心して自分らしさを探求できる場として、日本を含む世界46カ国の6.5万人以上の会員数を誇る日本最大規模のKinky特化型コミュニティサイトを提供しています。安心安全を最優先し運営するコミュニティサイトは、その信頼性と独自性が国内外から高く評価されています。
▼株式会社Luna ウェブサイト
https://luna-company.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
■株式会社Lunaに関するお問い合わせ
株式会社Luna 代表取締役 後藤
Email:info@luna-matching.com
TEL:03-6892-7252
■取材に関するお問い合わせ
株式会社Luna 広報担当 上村/きのコ
Email:luna.lgbtq.pr@gmail.com
※1 株式会社Lunaが運営するコミュニティサイトにおける2024年6月現在の会員数
※2 LGBT総合研究所「LGBT意識行動調査2019」https://lgbtri.co.jp/news/2410
※3 厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業 ゲイ・バイセクシュアル男性の健康レポート2
※4 東京都人権啓発センター 性的少数者の自殺リスクその背後にある「生きづらさ」とは
https://www.tokyo-jinken.or.jp/site/tokyojinken/tj-57-feature.html
※5 LGBT法連合会「性的指向および性自認を理由とするわたしたちが社会で直面する困難のリスト(第3版)」
https://lgbtetc.jp/wp/wp-content/uploads/2019/03/困難リスト第3版(20190304).pdf
※6 LGBTQIAPKとは
https://luna-company.com/kinky
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