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#128 めざせ!えほんセラピー犬。【絵本紹介】~ぷっくりえんどうまめ~

本日、2年生のお友だちによみきかせしました。

童心社HPより引用

絵本の紹介:

「そわそわ しだした」
まさにピッタリの表現ですね。

くるん! 春がくると、まきひげを巻きつけてのびだすえんどうまめ。

幼少の頃、畑で母が栽培していました。
あっという間に「くるくる」いきますよね。
「くるりん くるくる くるくるりん」
小気味よい。
よみきかせしていると、リズム感があるので、気分が上がります!

白や赤の花のあとからのびてきたのは……ぴかぴかのさやえんどう!

夕飯の支度が始まると、母親から「畑からとってきて」と頼まれました。
子ども時代の唯一のお手伝いです。(笑)
手前の画にさやえんどうが実っています。
プチンプチンと気持ちよく穫れます。
面白かったなあ。
夕飯のお味噌汁に入っている絹さやが大好きでした。

あれ? だんだんさやがぷっくりしてきたよ。

なかからころころ出てきたのは、グリーンピース!

生長とともに姿を変えるえんどうまめの魅力を、美しい絵で生き生きと描きます。

生長とともに姿を変えるえんどうまめ

きぬさやは日本では江戸時代から食べるようになったといわれています。
"えんどう"は、若い莢を食用とする品種と、若い種子を食用とする品種に大きく分けられます。
若い莢を食べるえんどうを『さやえんどう』と呼び、この『さやえんどう』の代表が「きぬさや」です。
未熟な豆を利用するものを『実えんどう』と呼び、代表的なものに「グリーンピース」があります。
最近は、ふくらみのある「さとうざや」、実が生長しても莢がかたくならないグリンピースの改良品種「スナップえんどう」などがあります。

株式会社ノースイHP https://www.nosui.co.jp/season/snowpeas.php(2024.6.6)引用

【小さくても栄養豊富な緑黄色野菜】
きぬさや
ほとんど実が生長していないので、莢が薄い。緑が濃く、実が感じられないくらい平らなものがよいとされる。
【素材の小ネタ】
えんどう豆は収穫するタイミング(莢中の豆の状態)によって名前が変わります。
豆が未熟の状態で収穫するものが「きぬさや」です。
「きぬさや」はシャキシャキした食感とほのかな甘さを楽しめます。
豆が成熟過程の状態で収穫し、豆だけ食べるものが「グリーンピース」です。
「グリーンピース」は豆のみずみずしさと甘さを楽しみます。
完全に豆が成熟状態で収穫するものが「えんどうまめ」です。
「えんどうまめ」はホクホクした食感と香りを楽しむ食材です。

株式会社ノースイHP https://www.nosui.co.jp/season/snowpeas.php(2024.6.6)引用

絵本のグリンピースから次ページをめくる前に、子どもたちへ質問しました。

司書「このあと、どうなるか知ってる?」
図書室、シーン。
最前列男子「だいず」(小声)
司書「それでは、めくってみるよ」
畑においたままになって、カラカラの状態。
中をみてみると「ダイズ」が顔を出しました。
子どもたち「おー!」(小さな歓声)
気付きがあったようです。
最前列のY君、お見事。

えだまめ、そらまめなど、ほかの種類のまめも紹介します。

「どーんと やさい」シリーズ9作目です。

・全国学校図書館協議会選定

よみきかせの感想:

学校司書セオリー「よみきかせをすると貸出につながる」

1度読めば、貸出に繋がると高を括っておりました。

大変、失礼しました。

1年生3クラス、2年生3クラス、3年生2クラスによみきかせしました。

本日、2年生のクラスへよみきかせして、遂に貸出となりました。

なぜ、すぐに貸し出しにならなかったのか?:

最近、司書が咳き込むことがあり、通常の7割くらの熱量でよみきかせをしていました。

1.文字通り読んだだけ。

2.淡々と読んだだけ。

3.導入部分は「こちらを紹介します」だけ。

1~3のどれかで、差し障りなくよみきかせしました。

よみきかせ講習会で指導を受けた通りです。(一応、専門職なので手は抜きませんよ)

支障なくその場の対応は出来ましたが…。

すぐに、貸出にならなかったということは「借りて読みたいな!」と子どもたちが思わなかったということでしょうか。

結果(今日のよみきかせから気づいたこと):

処方箋のおかげで通常通りのよみきかせが出来ました。

それは、「たっぷりの導入部分」「子どもたちからの声を聴く」「司書と子どもたちの言葉のキャッチボールを入れる」ことでした。
読んでいる最中も、ワクワクしていました!

よみきかせの後に、楽しかったとお互いに思えることが、重要なんですね。

病気をしてみると、それなりに新しい気づきがありました。

咳が出そうだから、取り合えず、卒なくこなしましたが、気持ちを込めることって大切なんですね。

よみきかせを含めて、子どもたちへの対応は、懇切・丁寧・迅速に(モットー)。

学校司書として、常に心にとめて図書館サービスを行いたいですね。

本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。(感謝)
そろそろお時間となりました。(悲)
またのご利用を心よりお待ちしております。(合掌)

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