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21-22の前半戦、どうだった?

お久しぶりです、Lunaです。あれよあれよ言ってる間に最後の投稿からは2か月が経ち、21-22シーズンも気付けば前半戦が終わってしまいました(早すぎるね)。

なので今回はナポリの今季の前半戦、セリエとヨーロッパリーグを軽く振り返っていきたいと思います。

ここまでの結果

セリエA

21-22 serieA 前半戦順位表

(transfermarktより)

まずはセリエA、19試合を終えてナポリは12勝3分4敗、勝ち点39で3位につけています。

まず特筆すべきはその失点数の少なさかと思います。現在記録している失点は14、これは今季のセリエAの全クラブの中での最少失点となっています。一方で得点が”35点”というのは上位陣の中では少し見劣りするように見えなくもないですが、それでもその失点の少なさによる得失点差21はインテルに次ぐ2位であり、まさにここまでのナポリの戦い方は「堅守と堅実な勝利」だったのではないでしょうか。

しかし冬に近づくにつれて離脱者が増えるのがナポリのお約束、今年も例にもれずその現象が発生してしまい苦しい戦いを強いられることになります。ここら辺はもう少ししたら区切りながら振り返っていきましょう。

ヨーロッパリーグ

21-22 EL 順位表

(transfermarktより)

続いてはヨーロッパリーグ、3勝1分2敗の勝ち点10でグループステージ2位という結果です。勝ち点10で並んだロシアのスパルタク・モスクワとの直接対決で2敗を喫しているため、その結果により2位となりました。

今年度から決勝トーナメント進出方法が変わり、グループ1位のみが決勝にストレート進出、2位はCLでグループ3位となったチームとのプレーオフを制しなければ決勝トーナメントへ進むことが出来ません。
記念すべき第1回目の新ルールで見事その餌食となったナポリの対戦相手はあのバルセロナ。19-20シーズンのCL決勝トーナメント、ラウンド16での対戦以来の顔合わせとなります。

今年のELも、当たり前ですが非常に難しい大会だったように思います。ナポリの今季の目標の1つとして”CL出場権獲得”というものがあります。自分としてもセリエでいい結果を残してCLに出場してほしい、そのためにも休めるところはしっかり休んで、セリエに集中してほしいというのが本音であって、ELは2の次ぐらいで、言ってしまえば捨ててもいいんじゃないかとも思ってました。
しかし腐ってもELはEL、結局は全試合で総力戦を求められ、その結果主力選手に疲労もたまり、セリエでもだんだん試合結果もとい獲得勝ち点が尻すぼみになっていきました(それだけが理由では無いですが)。
結果としてナポリは2位になり決勝進出のためのプレーオフに回りましたが、今年からはカンファレンスリーグという謎の大会も設立され、ELグループ3位になったらその大会にブチ込まれる始末で、結局どこの立場になっても(グループ4位以外)闘いは避けられないという状況が出来上がっててさぁ大変。これからしばらくは高いインテンシティが求められる試合が続くことになりました。

まずはプレーオフのバルセロナ戦、ナポリがどのように戦ってどんな結果になるのか注目です。

セリエでの結果を振り返ってみよう

序:快進撃

#1 vsヴェネツィア [〇2-0]
#2 vsジェノア [〇2-1]
#3 vsユヴェントス [〇2-1]
#4 vsウディネーゼ [〇4-0]
#5 vsサンプドリア [〇4-0]
#6 vsカリアリ [〇2-0]
#7 vsフィオレンティーナ [〇2-1]
#8 vsトリノ [〇1-0]

まずは1~8節、ここでナポリは19得点3失点という圧倒的な強さで怒涛の開幕8連勝を飾ります。ここでのポジティブ要素を述べていくと、
・堅実な勝利
・後半の交代策やシステム変更がドンピシャで当たる
・そういったものから生まれた逆転勝利(ユヴェントス戦、フィオレンティーナ戦)
・トリッキーなセットプレーからの得点(ウディネーゼ戦、フィオレンティーナ戦)
・新戦力とレンタルバック組、大活躍

などなど、探せば探すほど出てきます。
その中でも自分は特にセットプレーからの得点が増えたというのが嬉しかったですね。近年はナポリにも身長の大きい選手が増えてきて、またセットプレーの形の多様化も見せ、ここぞの苦しいときにそのプレーからの点を取れるチームになっていたと思います。それこそフィオレンティーナ戦の逆転弾なんかはまさにそれでした、決めたのは愛しのラフマニさんです。

破:暗雲

#9 vsローマ [△0-0]
#10 vsボローニャ [〇3-0]
#11 vsサレルニターナ [〇1-0]
#12 vsエラス・ヴェローナ [△1-1]
#13 vsインテル [×2-3]
#14 vsラツィオ [〇4-0]

ここら辺から少しずつ上位陣との試合も増え、雲行きが怪しくなってきます。盛者必衰だね。
9節のローマ戦で今季初の引き分け、13節インテル戦では初の黒星を喫することになります。試合の内容は別に悪くないんだけどね。
その間にあったヴェローナ戦ではトラウマをえぐられるような引き分け、続くインテル戦ではチームの柱となっていたオシメンが負傷し、シーズン前半の残りの試合全てでの離脱を余儀なくされます。このオシメンの離脱が地獄の一丁目…

急:試練

#15 vsサッスオーロ [△2-2]
#16 vsアタランタ [×2-3]
#17 vsエンポリ [×0-1]
#18 vsミラン [〇1-0]
#19 vsスペツィア [×0-1]

ここから12月に入りますが、1試合目のサッスオーロ戦からとんでもないことになっています。その”引き分け”という結果以上に、この試合でクリバリ・ファビアン・インシーニェという各ポジションにおけるキープレイヤーが負傷で離脱を余儀なくされるという地獄絵図。今までのサッスオーロに対するトラウマを完全に上書きしてくる暴挙。
そこから先はミラン戦を除き全敗という結果となり、この12月は1勝1分3敗とシーズン当初の勢いが下火になりつつあります。

しかしそれも離脱者が増えたから、年明けにはしっかり体制を立て直してくれるだろう、そう思っていた時期が私にもありました。
というのも…

コロナ爆増冬中断

12月21日にカピターノ・インシーニェのコロナ陽性が確認されて以降、クラブ内でコロナの感染が拡大していきました。

・ロレンツォ・インシーニェ(陰性)
・ファビアン・ルイス(陰性)
・イルビング・ロサーノ
・ヴィクター・オシメン
・エリフ・エルマス
・アンドレア・ぺターニャ
・ケヴィン・マルクィ

ナポリの公式がアナウンスしただけでも、上記の選手たちに陽性反応がありました。インシーニェとファビアンは陰性となったものの、未だに5人がコロナウイルスによって離脱している状況です。離脱者が増えればその分スカッドに残った選手たちに負担が増え、それにより負傷のリスクも高まり、そこで負傷すればまた選手が少なくなって負担が爆増するという危うさを孕みつつ、ここからしばらくはかなり厳しい戦いを強いられていきそうです。

(オシメンは怪我も重なってアフリカ・ネイションズカップのナイジェリア代表のスカッドからも外れたそうですね、ちょっと、というかかなりかわいそうです)

それだけじゃないよ!(泣きっ面にスズメバチ)

細かい負傷やポカもあり、今季の途中からレギュラーの座をラフマニに明け渡していたコスタス・マノラスさん。
今冬の移籍ウインドウでの母国・オリンピアコスへの移籍が成立しました。

クリバリの負傷離脱もありCBの選手層が一気に手狭になりましたが、どうやら後釜確保は既に行われたようです。
それがアクセル・トゥアンゼベ(24/イングランド)さん。今季はマンチェスターユナイテッドからアストン・ヴィラへローン移籍が行われていました。今年6月まで、半年のドライローンという形が濃厚のようです。

それと移籍に関して、もう一つ衝撃的なニュースが入ってきましたね。
かねてより契約延長の話がしょっぱくなっていたロレンツォ・インシーニェですが、アメリカ・MLSのトロントFCとの話が進んでいるようです。
どれだけ偉大な選手であっても、いつか来る別れとはさよならできないものだとは思いますが、まさかこんなに早くそれがめぐってくるとは思いませんでした。まだ確定したわけではありませんが、なんだか日に日に話が大きくなっているというか、現実味が増してきているというか…
今季の終了の後に開く来夏のメルカート期間での移籍に向けて動いているようです。その場合、インシーニェとの契約はちょうど今季までなので、フリーでの移籍になります。言葉にするのも難しいですが、私個人としてはちょっと悲しいですね。

終わりに

ここまでをまとめると

・セリエAは3位に
・前半は完璧な開幕8連勝
・後半に近づくに連れて台所事情と共に試合も苦しく
・コロナめっちゃ増えてる
・マノラス移籍、インシーニェも危うい

・ELは2位に
・プレーオフはバルセロナ

という状況です。尻すぼみにだんだん状況が悪くなっているように見えます。ここからしばらくは状況が好転するようなビジョンも見えてきませんし、ナポリに関して入ってくるニュースもトゥアンゼベの移籍以外はだいたいマイナスな事と、難しい時期にあるナポリ。難しいことは百も承知ですが、まずは年明け1発目のユヴェントス戦、希望を見出せるような戦いを期待したいです。

ということで今回もありがとうございました。前半のまとめはいろんな数字を用いてもう一回する予定なので、そちらも是非ともよろしくお願いします。それでは!!


Luna's MUSICA

花澤香菜 「SHINOBI-NAI」

私が大好きな「ポルカドットスティングレイ」というバンドが楽曲提供した曲なんですが、まぁ~これが素晴らしい。ポルカの子気味いいリズムと独特なワードセンスが特徴の曲が花澤さんの声で歌われているのが絶妙に脳がバグる。でもその両者のいいところが素晴らしくマッチした曲だと思います。
このMVにはポルカのメンバーも出演していて(曲の演奏もポルカです)、なかなか可愛いダンスが見れるのでみんなも踊ってみようね!!

ちなみにポルカがセルフカバーしたバージョンもあるので、気になった方はお使いの音楽ストリーミングサービスでぜひ探してみてください!

P.S. あけましておめでとうございます

繰り返しになりますが、2022年あけましておめでとうございます。
昨年の3月くらいにこのnoteを始めて、そろそろ1年になりそうです。いまいち運用方法も定まらず、基本的には毎回代り映えの無い試合の振り返りをしていましたが、今年はもう少し違うテイストのものを書いていきたいなぁと思っています(例えば選手個人にフィーチャーしたものとかね)。
そしてここ2ヶ月くらいは更新もサボってた訳ですが、言い訳すると、今所属している大学のゼミで論文を書いてて、「もう文章なんて見たくもないし考えたくも無いわ!!!」ってなってたのでサイレント失踪してました。これからは(不定期になる気がしますが)こちらも一生懸命頑張るので、なにとぞアドバイスなどなどよろしくお願いします。
それでは本年もよろしくお願いいたします!!


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