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邦ロック遍歴
始まり
遡ることおよそ8年、確か小6の時だったはず、姉に連れられBUMP OF CHICKENのライブへ。それまでの私はというと、姉の影響でBUMPさんの曲と車の中でMDから流れる印象的な曲(エルレとアジカン多め)の数曲を知っている程度、邦ロックの「ほ」の字も興味のない人間だった。もちろんそれまでライブに行ったこともない。
そのライブに行って人生変わったなぁとつくづく思う。完全な邦ロック狂いの完成。
そこから録画したカウントダウンTVだのバズリズムだのLOVE MUSICだのを観て自分の知らないバンドを探す日々。そこで様々なバンドと出会って、”ロック”という枠組みの中でもジャンルレスに好きなバンドが増えていった。
その中でも自分の中ではやっぱりBUMPさんが一番特別な存在。”好き”に順位を付けるわけではないが、始まりであり、自分を変えてくれたBUMPさんはやはり特別なものだ。これから先も変わらない。その歌詞にはこれまで、数え切れないほど助けてもらった。
閑話休題・衝撃①
高校受験真っ只中の2016年秋~冬、なんだか勉強もやる気でねぇなぁとYouTubeで音楽を探して三千里。ふと目に留まったこのMV。
「な…な…なにこの曲すげぇかっこいい!!!!」
見つけてしまった。出会ってしまった。もうゾッコンだった。ポルカドットスティングレイ…すげぇバンドを見つけてしまったと。正直、この曲を初めて聴いた時以上の衝撃をまだ知らない。完全にポルカの虜だ、限定流通だった一番最初のCDを除いて全てのCDも購入している。タイアップも多く、ポルカの活躍にはずっとワクワクさせられている。
高校2年生
高校生活1年目は平凡に終わり、至極当然やってきた高校2年生。まだ19年しか生きていないが、人生の中で一番多くライブに行った一年間となる。
ワンマンだとACIDMAN、Mrs.GREEN APPLE、go!go!vanillas。特にゴーバニのライブはかなり思い出深いものだ。初めて1人で行ったライブだからだ。しかも高校から直行。そのせいで制服のままだし、リュックは教科書パンパンでクソ重い。あの時クロークで俺の荷物出し入れしてくれたお兄ちゃんごめんよ、あんな重たいモン持たせて。ちなみにその日のMステにBUMPさんが出てたのも覚えてる。”話がしたいよ”を歌った時。
それとACIDMANのライブで初めてライブハウスに行った。それまでBUMPさんのライブで、アリーナかスタジアムにしか行っていなかった。やっぱり音の響きが全然違う。近いし。ライブハウスの楽しさを教えてくれたという面でも、大切なバンド。
そんでKEYTALKとSaucy Dogの対バンにも行った。これは久しぶりに友達と行ったライブになった。基本は姉と一緒にライブ行くから。だって邦ロック好きな友達少ないんだもん。Twitterなら趣味合う人なんか山ほどいるけど、現実じゃ周りにマジでいない減少。やっぱ友達と行くと数割増しで楽しいと再認識させられた。
最後はフェス、ARABAKIとAMBITIOUS TOHOKU FES。後者はこの年だけ開催されたっぽい、宮城であった室内で1ステージの近代型フェス。
お目当てはヤバT、フレデリック、ラスベガス。今ほど爆売れしていなかった髭男も観れたし、今思えばこのフェス相当豪華だ… しかも全部最前線で観れて、ラスベガスの時なんかは隣の知らないお兄ちゃんと肩組んで跳びはねて、相当楽しい経験をした。フェスの醍醐味だ、知らない人でも同じ景色を共有している、人と人の距離が一瞬で近くなる。
で、前者のARABAKIはというと…
閑話休題・衝撃②
人生初のフェスとなったARABAKI。オーラル→アレキ→ホルモン→9mm→サンボ→キュウソと観て、ステージ間がかなり広いため移動も大変で、かなり予定ギチギチに詰め込みはしたが、それでも人生初フェスは楽しすぎた、濃密すぎる一日だった。1週間前に弓道の昇段審査で熱中症ぽくなってぶっ倒れたが、我ながらそこからナイスリカバリー、照準を全てARABAKIに向けていた。
で、何が衝撃だったかというと、マキシマムザホルモンだ。名前こそは知っていたが、あまり曲は知らなかった。じゃあ今回いい機会だ、観てみようと思い立った。流石に怖くて前の方には行かなかった。しかしその判断は間違っていたかもしれない。なんたって、暴れに暴れている前列の腹ペコ(ホルモンのファンの愛称)たちが巻き上げた土埃でステージが全く見えないではないか!!その日はもう本当に快晴だったモンだから舞いまくりでね、落ち着くまでも時間がかかるしさ
これを見てもらえば少しわかるかもしれない。途中で凄く土埃が舞っている映像が流れる。ちなみに、ステージから見て後方に木製の建物が二棟並んで建っている会場があるが、そこがARABAKIの会場。その建物付近から観ていたのだが、その後鼻かんだら土混じってた。野外フェス感がすごい。
それ以来私はホルモンにも釘付けだ。いつか最前線でライブが観たい。ARABAKIのリベンジを挑みたい。
そして今へ
高3の時は流石に大学受験があったのでライブは1回だけ。とある縁があってミセスのワンマンに1回。去年:大学1年の時はもちろんライブには行けていない。コロナさえなければオーラルとポルカのワンマン行けてたのに!!!!!心底コロナが憎い。
ただその分、様々なアーティストがオンラインでライブを配信してくれた。その中でもELLEGARDENのライブは個人的に特に印象深い。アコースティックアレンジでのライブなんて滅多に観れない。
このELLEGARDENというバンドのギター/ヴォーカル:細美武士さんは東北に深く心を向けてくれているバンドマンの1人だ。東北民として、こんなに嬉しいことはない。
そしてここまで振り返ってみると、この人生は音楽に救われまくってきたなと。高校受験、弓道の大会前、大学受験、自分にとって大切な時は必ず傍にロックがあった。いつでも心を落ち着かせて、気持ちを上げてくれた。ライブの予定、新しいCDの発売はモチベーションになった。今まで本当に広くロックを聴いてきたが、その全てが自分の血となり肉となり…
とにかく自分の好きな音楽はいつまでも愛していたい、大切にしたい。いい感じにオチがついた。
NO MUSIC, NO LIFE、まさにこの言葉通り。
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