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【小説】韓国アイドルとの恋〜逆ハーレムの行方〜 アルマとの夜 09

暫くラビの部屋で呆然としていた。

 

ピンポン

 

部屋のチャイムが鳴り、扉の外から声がかけられる。

 

ヒナ:〇〇〜?いるの?

〇〇:ヒナ!いるよ!


急いで扉を、開けに行く。

 

ラビから借りたシャツ姿の私を見て、
ビックリしていた。

 


ヒナ:大丈夫?何かあったの?
スカイがね、血相変えて私にここに行って。〇〇がいるから、お願いって言われたの。
それで、この荷物渡されたんだけど。
ラビと何かあったの?

 


私はヒナに出来事を話した。

 

それから、荷物にワンピースとキャミとブラもあり、きちんと洗濯されていた。

 

なので、それに着替えて、ホテルの外へ出てカフェへ入った。


 

ヒナ:ライブリハの同行やめよっか。気まずいよね。キラにさっきその事伝えたら、夜おいでって言われて、アルマも〇〇に話したい事あるから一緒にどう?って連絡きたんだけど、どうする?

〇〇:私もアルマに挨拶したいと思ってたから、行こうかな。ライブリハは行かなくていいかな。ヒナは行ってきて。

ヒナ:私もいいや!一緒に暇潰そう(^^)

〇〇:ありがとう。

 

 

そして夜

キラの部屋を訪れた

 

キラ アルマ:〇〇〜!ラビとジョイが変な事したみたいだね?本当にごめんね!

〇〇:2人が、謝ることじゃないよ…。

 

ギクシャクした雰囲気を崩すように
ヒナが喋った。

 

ヒナ:ご希望のコンビニご飯とお菓子
買ってきたよ〜

キラ:おー!ありがとう(^^)

 

 

それから、今日リハでおこったハプニングや
面白かった事を2人が、あまりにも面白く話すので、暗かった感情も忘れていた。

 

暫くわちゃわちゃ話した頃、

 

アルマ:〇〇、渡したいものあるから部屋こない?

〇〇:???うん。

ヒナ:いってらっしゃ~い

 

そして、アルマの部屋に行った。

 

部屋に着くとアルマは、小さな箱を渡してきた。

 

〇〇:開けていい?

アルマ:うん。


箱を開けるとピアスが入っていた。

 

〇〇:可愛い

アルマ:〇〇が好きそうなピアスがあったから。


そう言って、顔を赤らめる。

 

〇〇:ありがとう(^^)

アルマ:いつもゲーム付き合ってくれるお礼。

 

 


ブーブー

携帯が鳴る

画面を見るとラビからの電話だった。

 

ブーブーブーブー

 

アルマ:ラビからだね?ごめん、見えちゃった。

〇〇:うん……

アルマ:ねぇ、〇〇?

 

そう言い、アルマは私の手を握ってきた。


アルマ:本当はこんな事言いたくないんだけど、ごめんね。

〇〇:なに?

アルマ:電話出ないでほしい。

〇〇:うん。

アルマ:好きだよ。付き合おう。

 

 

そう言って、真剣にこちらをみた。

 

 

〇〇:………ごめん。今は誰とも付き合う考えがなくて。

アルマ:そっか…。でも希望は持ってもいい?

〇〇:分からない…

 

ブーブー

その間もずっと携帯が鳴っている。

 

 

アルマ:…今日帰したくない。
このまま帰ったら、ラビのところに行くでしょ?

〇〇:行かないよ。ひどいことされたじゃん

  

アルマは握っていた手を強め、引っ張って
優しく抱きしめてきた。

 

 

アルマ:ごめん。駄目だ。帰せない。

〇〇:!?離してもらっていい?

 

抱きしめられている腕が強くなる。

 

〇〇:アルマ?どうしたの!?いつものアルマじゃないみたいだよ?

アルマ:いつもって?
いつもは感情を我慢しているんだよ。周りが幸せが1番いいから。〇〇にも笑っていてほしい。
でも、本心はちがうよ

 

 

そう言ってアルマは私をベッドに座らせる。

 

 

アルマ:本当は、付き合ってからにしたかったけど…。今日は帰したくないし、誰にも渡したくないんだ。本心は汚いよ。

 

 

そう言って見つめられる。

 

 

〇〇:…出会ってから思っていたけど、アルマはさ、周りに凄く気を使えるよね。尊敬するよ。
きっと汚くないよ。
だから素直になれる場所を作って?あるならいいんだけど。何となく

アルマ:今、それを言うのは反則だよ。

 

 

そう言い、アルマは優しくベッドへ
押し倒してきた。

 

 

逃げられない雰囲気にのまれて、
そのままアルマとキスをする。

 


優しキスに戸惑いがこみ上げる。

 

 

アルマは私の頭を撫で、
ゆっくりと私の服に手をかけた。

 

アルマ:ここからは自分の心に従うよ

 

ジョイにつけられたキスマークに、キスをした。

 


♥9.5話参照
♥ 


そのままアルマは優しく頭を撫でてくれて、
暫く無言で抱きしめあった。

 

 


そして、そのまま朝になった。

 

 


アルマ:〇〇。起きれる?

〇〇:ん?もう朝?


起きた私に優しいキスをした。

 


〇〇://///

 

アルマ:今日のライブ来るんだよね?

〇〇:うん。楽しみにしてる

アルマ:頑張るね

〇〇:うん!頑張ってね!

アルマ:じゃあ、もう行かなきゃいけないんだけど、〇〇はゆっくりして、会場来なね。

〇〇:え!?もう!?ごめん、私爆睡してた!

アルマ:いいんだよ。可愛い顔みながら準備できて幸せだよ。これが毎日だったらいいのに。

 

そう言って微笑まれる。

 

 

〇〇:(アルマを信じられたら幸せだろうな。
でも何故か昨日の練習生の子が思い出される。。。)

 

 

私は困ったように微笑み返した。

 

 

アルマ:やっぱり好きだよ。返事はいつでもいいよ。愛を伝え続けるから。行ってくるね。

 

 

そう言って、またキスをした


〇〇:行ってらっしゃい。頑張ってね!

 

 

アルマは微笑みながら部屋を後にした。

 

 



携帯を見ると
凄い量の着信があった。

 

ヒナとスカイが1件と、あと全てはラビだった。

 

ラインを見ると

ヒナ『電話しても出ないから、1人で帰ろうと思ったんだけど、キラが気を使わせてくれてホテルの部屋とってくれたから〇〇号室にいます。
そこからライブ向かおう✨』


スカイ『〇〇〜、まだヒョン達と話してるの?』


ラビ『電話でてよ』


と、きていた。

 

 

 

部屋を整え、ヒナの部屋に行った。

 

ヒナは詳しくは何も聞かず、一緒にライブの準備をした。

 

 

つづく

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