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私が総務になったのは・・・

SOU-MU部アドベントカレンダー2023の1ページとして記事を書いています。

はじめてのNoteという記事でキャリアストーリーを少し書きましたが、前職では一番経験が浅かった総務、それが今の職場での担当となった経緯について振り返りました。


バックオフィス

現在は、食品素材メーカーで総務業務を担当しています。

前職では、財務経理以外のバックオフィス全般(経理以外)を経験しました。20年間その会社で働きましたが、総務にたどり着いたのは19年目でした。総務への道は遠かったですね。そして、ほどなく転職したため総務は1年ほどしか経験しませんでした。
現在総務を担当するに至るには、私が語った仕事に対する想いが関係していました。

色んな業務を経験しました。とは言ってもジョブローテーションではありません。外資系企業の日本法人(日本の全社員は40名程度)でしたので、即戦力の経験者が入社してくるのが通常で、ジョブローテーションして、色んな業務を経験させるという人事施策はありませんでした。

私の場合は、誰かの退職などを機に兼務で担当が広がっていき、慣れて効率が上がり、たくさん仕事をこなせるようになりました。

兼務が増えると告げられた時は、

「え~!また私!?」

と感じていやだなぁと思っていました。

最初はぶつぶつ言いながらも、新しいことを知ったり、経験したりするのが好きだったので結局はどれも楽しく取り組みました。

外資時代の担当業務履歴

ざっくりと担当してきた主な業務を並べてみました。

①大阪オフィス 部長秘書兼営業サポート

②①と兼務で、カスタマーサービス(部品在庫管理、案件管理、請求処理)に配属

③②をしながらロジスティックス(国内、国外からの仕入れ、在庫管理、売上計上処理)を担当

④カスタマーサービス、ロジスティックスは担当者を新しく入れ、それらの業務を統括するマネージャーに昇格。

⑤イギリス人の社長の着任を機に、これまで社長が担っていた人事業務、法務業務に携わるように。

⑥同僚の退職を機に総務業務も新たに担当
これで財務経理以外のすべてのバックオフィス業務を担当することに・・・。

様々な仕事のチャンスに際して、好奇心と柔軟性をもって取り組めたことで、今の私があると思っています。

きっかけはコンシェルジュ

正式に総務を担当した期間は1年ほどしかない私でしたが、総務のお仕事をやってみないかと転職エージェントさんに声を掛けられたきっかけはコンシェルジュだったのです。

コンシェルジュとは?
ホテルの宿泊客のあらゆる要望、案内に対応する「総合世話係」というような職務を担う人の職業名

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

とは言ってもコンシェルジュとして働いたことはありません。
突然、こんな電話をもらいました。

『総務部をサービスセンターのような組織に変えたいとしたいとおっしゃっている企業があります。その話を聞いたとき、コンシェルジュの仕事について語っていた貴女の顔が浮かびました。是非一度、どんな募集かお話聞いてください・・・。』

人事での転職先を探していたため、正直、「え? 総務?」と驚きました。

転職エージェントさんとの面談の際に、雑談の中でコンシェルジュについての私の想いをお話しました。

・やってみたかった仕事はホテルのコンシェルジュ
・会社での仕事の中でもコンシェルジュマインドが活きている
・これ知っておくといつか役立つかも、誰かにお伝えできるように知っておこうと情報収集するのが私の「習性」
・必要な人にそういう情報を惜しみなくお伝えしてきた
・海外からの来日者対応などはぬかりがありません
・社内に思わぬニーズやウォンツが発生した際も、持ち前の好奇心と柔軟性で解決してきました。。。

とそんな話をしたと記憶しています。

それがエージェントさんの

『この人だ!』

をもたらして、総務部を管理部門からサービスセンターに変える人材を探している会社との出会いをもたらしてくれました。

大学生の時にホテルレストランでアルバイトした時にこのお仕事について知りました。一般のスタッフと異なるシックでかっこいいユニフォームを着て仕事をするバイリンガルの社員さんにあこがれていました。お客様が必要な情報を提供したり、リクエストを叶えるお手伝いをするという役割にも興味を持っていました。「ありがとう!」と言われるすてきな仕事なんだろうなと想像していました。

ただ、ホテルに就職する場合の現実として、入社してもなりたいポジションにつけるとは限らないと聞いていたし、シフト勤務が体力的にできるか不安でホテルには応募しませんでした。今もコンシェルジュさんの本当のご苦労は経験していませんが、心はコンシェルジュ(になりきり)の私です。情報やサービスを求めている人にお届けする、そんな役割を果たしたいと思って仕事をしてきました。

あれから5年

転職して5年が経ちました。前職とは違う規模の大きな会社に入り、仕事内容の幅や深さは大きく変わりましたが、仕事の基本は同じでした。

従業員や経営者が本業に集中できるようサポートする、それが総務のミッションと私は考えています。

とは言っても何でも言うこと聞く「しもべ」みたいな存在ではなく、会社の中の私たちのやるべき仕事の分担を実直に実行し、従業員の皆さんが働きやすい環境を整えるそれが私の作ろうとしている総務のチームです。

総務って空気みたいな存在で軽視されている言う声も耳にしますが、だとしたら言いたい。空気がなかったら人は生きていけないよね、そんな大切な存在でもあるんだね、と自信を持ちたいと思います。

最後に

最後に、今回この記事を書くチャンスをくれたSOU-MU部に感謝!年末の良い振り返りの機会となりました。

SOU-MU部はオンラインでつながる総務やバックオフィスで働く人たちのコミュニティーです。総務やバックオフィスの方、バックオフィスの仕事で仲間と情報交換などの機会がほしい方、今は総務じゃないけど総務に興味のある方、是非一度覗いてみてください。

https://www.soumukyoto.com/pages/3198867/page_201909091128

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