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伊勢神宮に行けない

毎年、春から夏の間、余り暑くならない時期に
妻と2人で伊勢神宮に1泊でお参りに行っていました。

しかし、今年は新コロナウイルス感染で、行くのは難しいかな
と思っていたら
緊急事態宣言が私の住む神奈川県に出ました!

これで、アウト!!

法的な強制力はないようですが
感染するかもしれないとビクビクしながら
外出自粛要請を無視する後ろめたさを感じながら
お参りに行く気にはなりません

もちろん、色々な方に迷惑をかけたくありませんし

実は、伊勢神宮にお参りをする時、正しいと思っていた
お参りの仕方が、少し違っていたので修正の意味でも
行きたかったのです


伊勢参りにいくときは神奈川県から新幹線で名古屋に行き
レンタカーを借りて伊勢に向かいます

はじめは、名古屋から電車で行ってタクシーで回って
いましたが神社などを数か所まわるので
タクシー運転手に進められ貸し切りにしました

朝ホテルに迎えに来てもらい、貸し切りタクシーでの
お参りスタートしました

始め、伊勢神宮の外宮に行って参拝して、そのあとに内宮に
行くようお願いしたところ、
運転手が地元では朝熊山(あさまやま)にある
朝熊岳金剛證寺(あさまだけこんごうしょうじ)に
参拝してから伊勢神宮行くのが慣わしだと言われて、
それは良いことを聞いたと思い向かってもらいました

かなりの険しい山道を登っていくと
「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」
と書いてある看板が迎えてくれます
「お伊勢参りに来たなら朝熊岳金剛證寺に行かないと
半端なお参りになるよ」みたいな感じですかね

到着して石段を登って行くと大きな仁王門があり、その先に
蓮の花の咲いた池があり、そこに真っ赤な太鼓橋が掛かって
います。
とても、山頂とは思えない中国のおとぎ話に出そうな不思議な風景です
太鼓橋は聖地と俗界との結界を表しているそうです
奥に行くと朱色の美しい本堂、摩尼殿があります

中に入りお参りをして御札を買い、妻が御朱印を書いてもらいました
独特の雰囲気の修行僧って感じの方が多いです

ちなみに朝熊岳金剛證寺は、伊勢神宮の鬼門を守る寺として
「伊勢神宮の奥之院」とも呼ばれていたそうです

結局のところ、神社もお寺も良かったのですが、
タクシーの運転手が余計なみやげ物屋に寄ったり、
寄る場所場所で説明をして色々と進めるので
ユックリと出来ずに少し不快だったので、次からは
レンタカーにしようと決めました
その方が、自由なうえに計算すると安上がりでした

そして、翌年からレンタカーを借りてタクシーの運転手の
言った通りに先に朝熊岳金剛證寺により、
そのあと伊勢神宮でお参りをしていました。
何年かそのペースで回っていました
ところが
知り合いの神職の方にお聞きしたところ、伊勢神宮は
陽の気なので昼間に、朝熊岳金剛證寺は陰の気なので
夕方が良いと言われました。
つまり、始めに朝熊岳金剛證寺に行くのではなく
伊勢神宮のお参りの後に朝熊岳金剛證寺に行くのが
ベストだとのこと

頼むよ~タクシーの運ちゃん って感じでした
怒るほど、こだわる訳ではありませんが
せっかく、行くのだからスッキリしたいですよね

ちなみに、風水で見ても素晴らしい位置関係にあるようで
(鬼門は風水の考えではないようです)朝熊岳金剛證寺から
風水のエネルギーが伊勢神宮に流れこむように絶妙に造られて
いるそうです。
10Kmほども離れた険しい山頂に、よく正確に造ったものです

今年は、伊勢神宮を先に、夕方に朝熊岳金剛證寺に行こうと
思ったのですが、どうなるか

御門会

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