クラブなう
さっきのDJがすごく良かった。
ノースリーブのハイネックトップスにピンク色のマスクをつけて、茶髪、後ろで結っていた。どこにでもいるような、綺麗めの女性。ノイジーな音を巧みにメロディへ換えていた。
その女性は照明のせいか、とても色っぽかった。
対して私は自分が無様な存在に思えた。
ホルモンバランスか生まれもった性質かわからないけど、私には定期的に自分全否定期がある。
誰でもない自分自身になるためにできることってなんだろう。綺麗な人(しかもありふれている)を見たらすぐにぶれてしまう己の価値なんて、ないに等しいじゃないか。
外見を飾り立てて、自分らしさを形作るのは間違いじゃないと思うが、その飾り立てる素材さえも自分の選択なのだから、結局思考を明らかにしていないと意味ないんだろうな。
今まさに全否定選択期。こういう時「自分自身」になろうとして、凡庸なものを買いあさって自分の価値を高めようとしてしまうので、気を付けておかなければ…
現在27時。ろくでもない時間に、フロアの冷房で凍えた指を動かして打つ文字にまともな内容なんてない。とか思いながら、さっきの綺麗な女性に価値観バグられないようにこうやって保つ。
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