【ルミマガ編集部】LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO使ってみた
こんにちは。ルミマガ編集部です。
先日投稿した「こちら、光学設計部_第六回 LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」は、もうご覧いただけましたか?
本記事では「こちら、光学設計部」で解説したレンズを使い、編集部員が撮影した作例やレンズの使用感をインプレッション記事としてお届けします!
今回のレンズは「LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACRO」です。
ファーストインプレッション
S5IIに装着したサイズ感はこんな感じです。F1.8シリーズと近いサイズ感ですね。14-28mm の方が少し大きいですが、カメラバッグ内で占領するスペースとしては同等と言えるでしょう。
レンズの全長は約89.8mm(レンズ先端より、レンズマウント基準面まで)、質量は約345g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)と、同等の焦点距離、開放F値のレンズの中でも比較的軽くて小さいと感じています。
LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACROで撮ってみた
まずはお家の近くで試しに撮ってみました。普段から見慣れている風景も14mmの超広角で撮ると空が広く写り、電柱などもパースが効いてカッコよく写りますね。夕暮れ空に、被写体をシルエットにして撮るのが楽しいです。
続いて、旅行先で朝にスナップしてみました。望遠にすると28mmで撮影できるので、普段使用しているスナップ用カメラと同じ距離感覚でスナップを楽しめるのが嬉しいです。
しかもこのレンズ、望遠端ではハーフマクロで撮影できます。先ほどの朝スナップの後、14-28mmから他のレンズに交換せず付けっぱなしにしていたのですが、朝食時にテーブルの上でたまたま見つけた光と水滴が綺麗だったので、そのままグッと寄って撮影してみました。広角のズームレンズですが、意外と器用なやつです。
もちろん風景撮影でも大活躍。人間の視野を焦点距離にすると(一説ではありますが)35mm判換算で35mm前後と言われています。確かに実際に見た光景より広く残せている気がします…!この日はとても天気が良かったので、空を広く写したくて縦で撮ってみました。足元の岩や平原、山を走る道路、山の稜線、空と奥行きを感じますね。
LUMIXに搭載されているモノクローム系のフォトスタイルでも撮影してみました。広角で情報量が多いからか、モノクロも合いますね。
広角端14mmにしてマクロでグッと寄ると背景もこんなにボケます。玉ボケはこんな感じ。
広角端でも望遠端でもシャープに写りました。
手元からダイナミックな風景まで撮れる一本
筆者は普段スナップやポートレートをメインに撮影しているので、超広角14mmという焦点距離には馴染みがなく、「風景写真家がダイナミックな自然風景やシティースケープの写真を撮る以外に、あまり使用シーンが思いつかない」と最初に感じていたのが本音です。
今回、いざLUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACROを使ってみると、風景からスナップ、テーブル上のコップまで幅広く撮影でき、その汎用性を体感できました。
その汎用性に貢献しているのが、マクロ機能にあるように感じます。
マクロで撮れると、広角でグッと寄っても背景をボカすことができ、望遠側でもコップの水滴のようにフォーカスしたい被写体を切り取った撮影ができる。
これが、超広角ズームレンズに対して「使いやすさ」を感じたポイントになります。
前回の記事では、F1.8シリーズを使ってみました。広角のLUMIX S 18mm F1.8は明るく撮れるレンズなので、天の川や夜景を低ISOで撮影したい時に活躍するのですが、これ一本であらゆる被写体を網羅するには少し広すぎるかなとも思います。
LUMIX S 14-28mm F4-5.6 MACROはF1.8シリーズほど明るくはありませんが、汎用性が高く、LUMIX S5IIの高感度耐性があればISOを上げてもそこまでノイズが気にならないので、様々な環境で活躍できる一本です。
LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.の開発者が、28-200mmと14-28mmの組み合わせをオススメしていた理由がよくわかります。確かにこの2本があれば旅先で困ることは無いでしょうね。
今回の記事はここまで!それではまた次回お会いしましょう。
この記事が購入の参考になりましたら、ぜひスキ・フォローをお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?