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【CP+2023 Archive】アクションスポーツ「BMX」の撮影で垣間見るAF性能とカメラシステムの優位性

4年ぶりのリアル開催を実現し、大盛況のなか閉場した「CP+2023」。

LUMIXブースでは連日豪華な登壇者をお迎えして、LUMIXで写真や動画を撮影する楽しみや強み、クリエイターが作品制作をする際の視点や思考についてお話しいただきました。

「CP+2023 Archive」では、そんなトークショーの中からいくつかの回を記事にしてご紹介していきます。

今回は、クリエイティブディレクターの大貝篤史さんをファシリテーターに、フォトグラファー我満直紀さんから新製品「LUMIX S5IIでBMXを撮影した感想」について語っていただきました。

左:大貝篤史 右:我満直紀

こちらの記事では、『アクションスポーツ「BMX」の撮影で垣間見るAF性能とカメラシステムの優位性』の様子をお伝えします。

BMXを撮影する際のカメラセッティング

大貝さん:
早速ですが、我満さんはどんなレンズを使ってBMXを撮影しているのでしょうか?

我満さん:
大会を撮影するときは、カメラを2台持って、片方は魚眼、片方は70-200mmをつけて撮影することが多いです。

大貝さん:
やはり広角や魚眼を使うことが多いんですね。実際にどうやって撮影しているのでしょうか?

我満さん:
気にしているのは、連写とAFの使い方ですよね。

まず連写に関しては、プライベートで撮るときは基本的に一発撮りが多いです。一発撮りで綺麗に撮れるとすごい嬉しくて気持ち良いんですよね。でも、大会を撮影するときは写真を残すことのほうが重要なので連写を使ったりもします。

そして、置きピンとAFを使い分けていますね。どちらかというと置きピンが多いかも。アクションスポーツはAFで追従するのは難しそうなシーンが多いので、置きピンを多用しています。

私自身もBMXをやるので、ライダー目線から見てかっこいい写真がわかるんです。そんな写真を撮るためには、どちらかというと置きピンの方が構図を決めやすいんですよね。

我満さん:
プライベートのときはストロボを使って撮影することも多いので、ストロボでも綺麗に撮るために置きピンで一発撮りをやっています。

かといって、BMXの撮影にAFの追従や連写性能がいらないのかというと、実はそういうわけではありません。

BMXにも色々なジャンルがあって、例えば複数人で一斉にスタートして速さを競うレーシングでは追従しながら連写をしていくので、追従の性能や連写のしやすさも重要なポイントになるんです。

アクションスポーツだからといって、絶対これじゃなきゃいけないという撮影方法はないので、そのときの状況や撮りたい絵に合わせて使い分けています。

大貝さん:
状況や撮りたい絵に合わせて道具や方法を選ぶという意味では、他のジャンルの撮り方と大きく変わらないのかもしれませんね。

我満さん:
そう思いますね。

「LUMIX S5II」で撮影して実感した、AF性能の進化

大貝さん:
そんな我満さんですが、実際にLUMIX S5IIを使ってみて、いかがでしたか?

我満さん:
実はS5IIを使うまえに、前機種のS5をお借りして色々撮ってみたんですけど、S5でも問題なく撮れてる印象でした。ただ、S5ⅡではAF性能にかなりの進化を感じましたね。

大貝さん:
BMXは斜面がきつく、横と縦の動きがすごく激しいなか撮影しているので、通常のカメラだとやはりAF任せにすることは難しいシーンが多いのですが、S5Ⅱはそれでもしっかり撮影できましたよね。

我満さん:
そうですね。その場でもカメラで確認はしましたが、こうして大画面で見ても効果が実感できる絵を撮れました。

©︎Naoki Gaman

大貝さん:
僕はこの写真が一番気に入っているんです。低いアングルから空に抜けるように撮ってるので、ダイナミックさがありますよね。

それに広角ならではの広がりもあるのに、しっかりと飛んだ瞬間の臨場感を感じる写真なんですよ。これは、オートフォーカスの人体認識ONで撮ったんですよね?

我満さん:
そうなんです。多分プライベートで撮れと言われたら、置きピンで撮るシーンだと思うんですけど、今回はS5IIを試す気持ちで撮影しました。これは、AFで追従するには難しいシーンですよね。

大貝さん:
急にライダーがフレームインしてきて、あっという間にフレームアウトするので、ピントを合わせるタイミングが難しいんです。でも、しっかりとピントの合った写真がAFで撮影できて、これには僕もびっくりしました。

このシーンを前機種のS5で撮ると、AFが合う前にライダーがフレームアウトしてしまうと思うんです。

S5IIは像面位相差AFが追加されて、実質的には合計で3つのAFシステムが稼働しているので、撮影しやすいんですよね。

我満さん:
そうですね。すごく撮りやすかったです。全部ピントが合っていて、すごいと思いました。

大貝さん:
自転車に乗っているライダーも人体だと認識してくれるので、撮影がだいぶ楽になりますよね。

連写性能の向上、防塵防滴、そしてお手頃プライスに驚き

我満さん:
レース会場で撮影していて驚いたのは、逆光でも全く問題なくピントが合ったことと、電子シャッターを使ったときの連写性能の高さ。

画面が歪むこともなく、こんなに速くシャッターが切れるなら、なんでも撮れるだろうとびっくりしました。しかも、値段もお手頃ですよね。

大貝さん:
もう発売しているので、皆さんも価格をご存知だと思うんですけど、この性能でこの値段はハッピープライスですよね。この完成度のものを他社さんで買おうとすると、もうちょっと高くなると思うので。

我満さん:
あと、私はよく冬山で撮影するので防塵防滴の部分も気にはなっていたんです。でも、実際に使ってみると、全然問題なかったですね。

大貝さん:
雪山で撮影するとわかると思うんですけど、機材がすごく濡れるんですよね。

我満さん:
そうなんです。寒すぎると凍ってエラーが出たりするし、暖かいと濡れちゃうし、曇るんですよね。その点S5IIは安心して使えました。

仕事でもプライベートでも気兼ねなく使える小型軽量ボディ

大貝さん:
実際にS5IIを手にしてみて、我満さんならどうやって使おうと思いますか?

我満さん:
私は普段からすごく荷物が重いので、軽くて小さいS5IIはいつでも持っていたいカメラですね。

撮影後にそのまま観光に行くことになっても、大きなカメラや重い機材を持っていると、さすがにしんどいじゃないですか。

荷物が重いと見落としてしまう景色もあると思うので、綺麗に撮影できるのに小型軽量のボディはすごく便利です。

大貝さん:
我満さんが持っているカメラバッグは本当に重いですよね。カメラが小型軽量になることで、撮れる作品は変わってくるものですか?

実際に使用されているバッグ

我満さん:
やっぱり疲れ方が全然違うので、作品のクオリティや撮れる量、撮れる時間には影響してくると思います。

大貝さん:
シャッターチャンスが増えるのは、プロにおいてはかなり重要なことですよね。

我満さん:
それに、撮影のときは高さを強調するために寝そべってローアングルで撮ったりすることも多いのですが、バリアングルかつ片手で撮れる重量のおかげで、アクションスポーツがすごく撮りやすいんです。

大貝さん:
プロが安心して使える機材ということを感じていただけたんですね。

我満さん:
その通りです。私は最初はガラケーのカメラを使って写真を撮り始め、そこからスマホで撮影するようになって、次に一眼レフを買って、最終的にミラーレスを使ってという流れで撮影してきました。

最初の一歩を踏み出さないことには何も起こらないので、まずはお手頃なLUMIXのS5IIを使って、たくさんの方に撮影を楽しんでいただきたいと思っています。


以上で、『アクションスポーツ「BMX」の撮影で垣間見るAF性能とカメラシステムの優位性』は終了しました。

是非皆さんも、プロも大満足する性能を持ったLUMIX S5IIで、あなたらしい写真表現を追求してみてください!

▼LUMIXのタッチアンドトライは最寄りの販売店、またはLUMIX BASE TOKYOまで!

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