Design&Art|デザインを覗く 〈04.旅への空間〉
物語に起承転結があるように、旅にも始まりと終わりがあるものです。
まだ見ぬ大地へ旅立つこと、見慣れた土地へ帰ること。そのどちらも、少なからず感情の揺らぎを伴うもので、本質的に旅とはそのような情動を楽しむためのものかもしれません。
旅の行方は人それぞれですが、空・陸・海を繋ぐ空港や駅、そして港では誰かにとっての始まりと終わりが、そして誰かとの出会いと別れが絶えず生まれては消えてゆきます。空港とは、駅とは、港とは、そのようなドラマチックな空間なのです。
また、都市の要となる