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“つながり”を取り戻す生き方、”ホリスティックヘルス”って?🌱

私が暮らすダーナビレッジには自分たちの健康と地球の健康とのつながりを包括して捉える”ホリスティックヘルス”の考え方が基盤にあります。

畑で収穫したトマトと紫ほおずき

私も昨年度ダーナビレッジを訪れるまで知らなかった考え方で、ダーナビレッジに滞在している際に心身ともにとてもしっくりきた考え方でもあります。現代を生きるみなさんが、身体の健康、こころの健康を見直すヒントになればと思い、今日はこのテーマについて書いてみることにします✨

“ホリスティックヘルス”はそのことば自体に”全体性”とか”癒し”という意味合いが含まれています。

たとえば都会の暮らしをイメージした時に各家庭がそれぞれの家で生活する”核家族”であったり、小学生をはじめとした児童の”孤食”や、これは都内に限ったことではないですがお年寄りの”独居生活”なども挙げられたりするように、隣人とのつながりを失い、個人単位で生活を営む暮らしが増えました。マンションであっても隣の部屋に住む人の名前を知らない、挨拶すらまともにしたことがない、なんてこともザラにあるんじゃないかなと思います。最近だとITの普及もあり、コミュニケーションをとることが煩わしいものとして捉える人も増えていますよね。

コミュニケーションの観点だけでなく、”食”の観点を切り出しても同様で、わたしたちが日々いただくお野菜も”消費者”と”生産者”が分断され、顔の見えない、誰がどこで育てたかわからないお野菜を食べることがほとんどで、本来感じられる命の流れ、たとえば、タネを土に植えて、そこから芽が出て、花が咲いて、実がなり、それらを私たちはいただき、口に運び、噛み砕いて腸内の細菌が分解し、また便になって出てきて、それが土に還っていき、またそこからタネから発芽する。みたいな大いなる循環の一部であると体感できる体験ってなかなか限られているなと思います。

あとは医療の観点も同様で、たとえばわかりやすいのが癌になったら抗がん剤治療をするとか手術をするとか、悪い部分の要素を切り出して対処するような治療法が西洋医学の発展に伴い現代の支流の考え方になっていますが、身体を要素還元的に捉えるのではなく、病がこころの健康からきているのか、食べ物から来ているのか、生活習慣からきているのか、ヒーリングが必要なのかなど”身体”を部分的に切り出すのではなく、”いのち”というものを総合的に捉えてアプローチを検討すると言ったような考え方がホリスティックな考え方でもあります。

また、自分たちの健康だけではなく、自分たちの暮らしは環境ともつながり合っているという観点から、環境に配慮した暮らし、つまり、ひとが暮らせば暮らすほど自然も豊かになるような暮らし方を実践していくということもホリスティックな考え方です。つまり、いのちまるごと、地球まるごと、もっというと宇宙まるごと。そういった全体性を感じて生きる、本来あったつながりをとりもどす生き方のことを意味します。

私はこの考え方がとてもしっくりきていて、自分の命がどこからきて、なににつながって生かされているのか体感を持って知ることってとても大切だと日々の暮らしの中で感じます。農作業をするときは、日の出前に起床し、畑に行き、大地に足を踏み入れる。青々としたハウスの中に輝くトマトを見つけ、熟しているか頃合いを見て、茎からぷちっと収穫する。収穫してきたお野菜たちをキッチンに運び、料理チームが収穫したお野菜でお昼ご飯を作ってくれる。そしてそれらをみんなでいただく。料理からお野菜のエネルギーや作ってくれた人たちのエネルギーを感じる。畑で収穫したシーンが想起される。そんなつながりが感じられるのってとても豊かだと思うんです。

ダーナビレッジでのご飯

単なる衣食住かもしれないけれど、それは単なる日々の作業ではなく、いのちを紡ぎ、宿す営みであり、つながりあいが感じられると自ずと感謝の氣持ちが芽生えたり、周りの人や環境を大切にできたり、自分のいのちを大切にできたりと、単にお金や物質で手にいれられるような消費の選択ではなく、本当の意味での幸福感や安心感が感じられます。物質社会が終焉を迎え、新たな時代の転換期である今、多くの人に氣づきヒントをもたらすであろう生き方、あり方のエッセンスがたくさん含まれているなと感じています。

本来あったつながりを感じ、安心していきたい!そういう暮らしに興味があり、実践してみたい!時代の転換期を感じていて、そういう想いを共有できる仲間とつながりたい〜!と思ってる方はぜひリトリートに遊びにいらしてください。お問い合わせは公式ラインから。

次の時代のキーワードは「コミュニティ」。激動の時代と言われる今、なにが起こっても心から安心安全だと思える、本音の繋がりを今から作っていきましょ〜!


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