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【Iconic Songs】インタビューを通じて見えたこと、そしてセルフインタビューProduction note vol.8

Jazz Funkバンド「Yapani!」リーダーのルミエです。
先日、わたしたちのバンドとしては初の試みでしたが、カバー曲を2曲配信しました。
「Iconic Songs」プロジェクトと名付け、時代を代表する2曲を私たちのバンドらしいアレンジで解釈しました。
また、2曲とも素晴らしいシンガーに参加いただき、とてもよい作品になったと思っています。

Virtual Insanity feat.稲泉りん

▼配信はこちらから
https://linkco.re/ZN4SExdc

Sunday Morning feat.田中裕梨

▼配信はこちらから
https://linkco.re/Pc3NVHFE

また、このプロジェクトでは平行して、わたしがヤパニ!のバンドメンバーにインタビューした映像を公開してきました。
Yapani!というバンドは実に結成20年近く、ほとんどメンバーが変わっていないという非常に稀有なグループですが、改めてそれぞれの音楽をはじめたきっかけなどを聞くのは、とても興味深かったです。

Iconic Songs インタビュー集

残るはリーダーのわたしだけなのですが、一人語りの撮影はなかなか難しいので、セルフインタビューとしてnoteに記してみます。

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1996年なにしてた?

Virtual Insanityがリリースされた1996年は高校2年生。
わたしの通っていた高校はモダンジャズ研究会がある珍しい高校だったのですが、そこに所属してジャズコンボでトロンボーンを吹いていました。
(当然のように3年生のときには部長でした。推して知るべし)

演奏していたのはモダンジャズの基礎中の基礎とも言えるAutumn Leaves(枯葉)に始まり、Work SongやNow’s The Time、Cantaloupe Island、Spain…
先輩ジャズメンの演奏を聞きに行ったりJAZZ喫茶に行ったり、今思えば渋い高校生。

とはいえ時代は女子高生ブーム真っ盛りで、高校から渋谷駅まで2駅という距離だったので、それなりにルーズソックスも履き109に通い、カラオケでは小室ファミリーを歌っていました。

楽器をはじめたきっかけ

トロンボーンをはじめたのは小学校の吹奏楽部がきっかけでしたが、
父がジャズ好きで、中学のころからはジャズのCDは無制限に買ってくれました。
(ジャズ以外は自分のお小遣いだった気がします)

ブルーノートも見たい公演があれば連れて行ってもらっていました。
そうは言っても何もわからないのでトロンボーンが入ってるかどうか、という基準でしたが、ブレッカー・ブラザーズやハービー・ハンコックも連れて行ってもらった気がします。

大学に入ってから自腹ではじめてブルーノートに行ったとき、メニューが高すぎて、くるくるポテトしか頼めなかったのを思い出します。
贅沢させてもらってたんですねぇ…

2002年なにしてた?

Sunday Morningがリリースされた2002年はすでにヤパニ!の前身となるバンド「肴」を結成しており、肴からヤパニ!への過渡期のタイミングでした。
2000年前後は猫も杓子もSKAブームで、わたしたちもその流れを受けて結成されたわけですが、もともとジャズやファンクを好きなメンバーが多く、自然に楽曲はSKAから離れていきました。
タイミング的にもちょうど大学を卒業して進路をどうするかというころ。
自分たちなりに方向性を模索していたころだと思います。

ちなみにこの「肴」のボーカルが、シンガーソングライターとして活躍中の
D.Wニコルズわたなべだいすけくんだったのは、なんとも不思議に感じます。
その後Yapani!がフジロックのルーキーステージに出演が決まったとき、
久しぶりにだいちゃんから連絡があって
「俺もやってやるから」
的なことを言われた記憶があります 笑。

活動のペースは全く違いますが、続けていればいつかまたどこかで出会うだろうか、などと思うこともあります。
だいちゃん、ヤパニ!もまだやってるよ。

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わたしのセルフインタビューはこんな感じです。

そして今回メンバー全員にインタビューをしてみて感じたのは、
やはり出会うべくして出会ったメンバーなんだなぁ、ということ。

実はわたしはこの1年でいきなりBTSにハマり、K-POPをはじめ「ポップミュージック」というものにほぼ人生で初めて触れたのですが、
ようやく自分が当然のように聴いてきたジャズやワールドミュージックが、かなりマイノリティの音楽だということに気づきました(遅)。

しかしヤパニ!のメンバーは、子どものころから自然にジャズやワールドミュージックに触れていた率が高い。
また、わたしたちの世代的にもまだCDがメインストリームで、
「音楽をCDで聞く」「探して聞く」という体験が共通していました。

こういった背景があるからこそ、20年という長い期間バンドを続けることができ、いつ会ってもなんのタイムラグも感じず音楽制作に入ることができるんだなと納得しました。

Iconic Songsプロジェクトは時代の理解も深まり、アレンジ力や演奏力が試されるプロジェクトでもあるので、また折りに触れ、挑戦していきたいと思っています。

とはいえ、わたしたちはカバーだけを専門にやるバンドになろうとは全く思っていないので、オリジナル曲も引き続き発表していきますのでご安心(?)くださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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