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2021年、総まとめ。

まだ一日早いけど、今年の総まとめ。
明日、大晦日は恒例行事「最後の夕日」を見に行くので忙しい。

今年は色々と環境が変わって、あまり楽しい事も無かったのですが…意義があることもありました。

長野県小諸市の集中撮影。
57年間生きてきて、今までテーマを課して撮影したことが無かったんです。
状況は苦しいけど、これだけはやり遂げようと思います。

高峰高原での撮影では、何というか「時間を捧げる意味」というのが、少し理解できた気がしました。
場所を決め、その時々の風景を撮影する。
四季それぞれの風景は、同じ場所であっても、同じ景色ではない。
その場所に立つこと…それ自体に意味はあるんじゃないか…そう初めて思えたのです。

場所に自分を合わせるということを、小諸という場所は教えてくれる。
だから出来ることであれば、小諸を生涯の終いの住処としたい。
…それをはっきりと自覚したのが、今年でした。

それと写真ではもうひとつ「スナップ」を本気でやろうと。
今までは、スナップ写真を撮っていても、適切に発表が出来る媒体が限られていました。
このnoteは、その辺りが自分には丁度良いというか、居心地が良い気がします。
御同胞も沢山いらっしゃるようですし(^^)。

ブレッソンのスナップを見直してみて、また、これも小諸での森山大道さんの作品を見て、スナップの可能性というものを新たにした気がしました。
これまではどこか自分で自分を疑うようなところがあり、他人の目が気になったりもしていました。
しかし「いや、変なのは周囲ではないのか?」と開き直ってしまえば、なんということもない。
自分の好きなように。
撮影は、画像の中に自分を表出させること。
撮られたすべての写真は、セルフ・ポートレートです。

今年になり、ようやく視野が開けてきて、色々な事が見えるようになった気がします。
遅咲きの花であろうとも、咲く以上は枯れて落ちるまでは花です。
来年は、今年の続き。
見えてくる景色を見続けて、ただ歩んでいくだけです。




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