全経簿記3級 ネット試験まとめ
2024年4月1日(月)から始まった全経簿記3級のネット試験がスタート!
早速受験してきました。
【追記】
2024年4月1日と4月12日の2回受験した内容をまとめています。
全経簿記3級ネット試験概要
全国のテストセンターに設置されているパソコンを使って受験し、即時合否判定してくれる試験です。
年4回のペーパーテストとは異なり、随時受験可能なので自分のスケジュールに合わせて受験できるのがいいですね。
受験料は事務手数料1,200円込みで「3,200円」
(ちなみに日商簿記3級は事務手数料550円込みで3,850円だから全経簿記は手数料がお高め…)
予約から試験終了後までの流れに沿って感想をお伝えしたいと思います。
予約
まずは上記サイトにアクセスし、マイページアカウントIDを作成します。
アカウント登録が完了したら、ログインし、案内に沿って予約を行うだけで簡単に申込可能です。
支払方法は、
・クレジットカード
・コンビニエンスストア/Pay-easy
から選べます。
予約後、すぐに予約完了メールが届いて、試験前日にもお知らせメールが届きました。
予約内容の変更・キャンセルは、受験日の3日前までマイページから手続き可能です。
受付
※会場によって運営が異なりますので参考までに…
予約した時間の30分前~5分前までが受付可能なため、20分前くらいに到着し受付を済ませました。
(30分よりも早く到着しても自習室等ないので、会場の外で待つしかありません)
受付では、
・受験する試験名(全経簿記3級)
・自分の名前
を聞かれ、身分証の提示を求められました。
同意書にサインを済ませると、試験に持ち込み可能な「電卓」「身分証」以外はロッカーにしまうように指示され、ロッカーのカギを受け取りました。
ロッカーに荷物をしまい指定された待機場所に移動すると、
・パソコンの操作案内(ログイン方法や結果レポート印刷方法など)
・ログインID、パスワード
・ボールペン1本
・計算用紙1枚
一式を受け取り、指定された席に着くように案内されました。
日商簿記3級は計算用紙2枚を配布されますが、全経簿記3級は1枚のみでした。
計算用紙が不足した場合は、試験中にスタッフさんを呼び出せばもらえるそうですので安心してください。
着席、試験開始
指定された席に着席したら早速パソコンの操作を進めます。
まず、受験する試験の項目を選択するのですが、「全経簿記」というアイコンは表示されていないため「タイプA~C」のようなアイコンを選択しなければなりません。
選択するタイプは受付時に受け取ったログインIDの上に書いてありましたので、選び間違えないように注意です。
試験タイプを選択し、ログインIDとパスワードを入力すると、チュートリアルが始まります。
このチュートリアル(操作練習)が有難いような、混乱するような…
日商簿記にはないのですが、このチュートリアルが少し苦手です。
操作方法の要領を掴んだら「試験終了」アイコンを押せばチュートリアルが終了します。
(試験終了ボタンをクリックするとき、試験が終わってしまうではないかと少し不安になる)
注意事項を読んだ上で、試験開始ボタンを押していざスタート!
試験の感想
試験内容はペーパーテストと同じ問題構成、解答方法も変わらないので、混乱せず解くことができました。
ただ、画面の上部に問題、下部に解答欄が表示されるのが少々解きづらかった印象です。
また、「TABキーは有効」と注意書きに記載されていた気がしますが、なぜかTABキーが動作せず、マウスで1マスずつ移動させながら解いたので少し時間がかかりました。
【追記】
4/12に受験した際には、4/1受験時よりも第1問の問題文が長く、選択肢も最大9個くらいの問題もあり、少し時間がかかった印象です。
それ以外は特段受験回によって難易度のムラは内容に感じました。
試験時間はペーパーテストと同じく90分と余裕があるため、結局20分もかからずに終了。
文字を入力する箇所もなく、プルダウンやラジオボタンから選択するか、金額を入力するか(カンマは自動でつく)しかなかったので、ペーパーテストよりも圧倒的に楽でした。
試験終了後
90分経過するのを待たずに、自分のタイミングで試験を終了できます。
試験終了ボタンを押すとすぐ画面に点数が表示されますので、結果レポートの印刷操作を行い、受付に戻ります。
※印刷し忘れないように要注意です!
受付に戻るとこのような結果レポートを受け取り、ロッカーから荷物を取り出し試験終了。
採点箇所・方法を把握するために、1ヵ所だけ意図的に間違えたので96点です。決して言い訳しているわけではございましぇん。
【追加】4月12日に受験した際のレポート↓
ネット試験の対策方法
受験してみて安心したのは、ペーパーテスト同様「過去問対策」が合格のカギを握るということ。
全経簿記は努力を決して裏切らない試験だと思っているので、過去問を繰り返し解けば必ず合格できるはずです。
第3問に関しては新しい問題なので過去問対策ができないのは…!?
と思われるかもしれませんが、過去問の第1問:仕訳問題を活用すれば十分対策可能だと思います。
ちなみに新形式の問題はこんな感じ↓
https://www.zenkei.or.jp/wp-content/uploads/boki3_dai3_sample.pdf
簿記試験の勉強では「取引を見て➡仕訳する」という順序で解くことが多いですが、「仕訳を見て➡取引を推測する」という問題です。
第1問の過去問対策をする際に、模範解答の仕訳を見ながら
「問題文(=取引)のどの情報に基づいて、科目の選定・変動額の計算・貸借の判断」をしているのか分析してみるといいと思います。
仕訳➡取引という、逆の視点から見てみることで理解が深まるはずです。
実際の試験で出題された3題はどれも非常にいい問題で「理解が曖昧だと引っかかる人が続出しそうだなぁ」と思いながら解いていました。
以上、全経簿記3級ネット試験まとめでした!