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なんて異界!神奈川県庁本庁舎の地下にゾクゾクする

こんにちは。水信フルーツパーラーの空間を堪能した後に向かったのは、神奈川県庁本庁舎。

神奈川県庁本庁舎


1917年に完成したこの重厚な建物は、県内で最初の国登録有形文化財。横浜が誇る歴史的建造物です。

昭和初期に大流行したライト様式。茶褐色のタイルと大理石、幾何学的な装飾模様が特色の風格ある建築物。

近くを通るとスーッと吸い込まれてしまいます。
カワイイ庁内案内ボックス

地上階


照明やらレリーフやら大理石やら〜見入ってしまいます。

極楽浄土に咲く幻の花と言われる「宝相華」のモチーフが随所に散りばめられています。

エレベーターもアーチもカワイイ。

窓の形カワイイ。

薄暗い廊下にある横浜銀行もイイ。関内にあった以前の横浜市庁舎の雰囲気もこんな感じで好きだったわ。(記事「横浜散歩」)

「キングの塔」で親しまれている県庁、平日であれば、6階の歴史展示室と屋上展望台に入ることが出来るんです。

ん?エレベーターへ向かう途中に地下への階段が。めちゃくちゃ気になる。

エレベーターで6階へ。

屋上展望台


エレベーター開いたら鉄骨階段!カッコイイ!

この塔屋の6階から9階の鉄骨階段は、昭和3年竣工当時のままの姿です。(ただし、木造手摺については後に改修されました。)

カクカクグルグル螺旋

屋上展望台へ

おーキングの風格。

クイーン(横浜税関)と。

クイーンの横浜税関

キング(県庁本庁舎)、クイーン(横浜税関)、ジャック(横浜市開港記念会館)を合わせて横浜三塔。ジャックは只今改装中。

屋上からは、ベイブリッジに大さん橋、赤レンガと気持ちよく見渡せます。

粘土を焼いて作った竣工当時のテラコッタの装飾。

緑のグラデーションが美しかった。

うー石壁のクラックがペトログリフに見えてしょうがない。

ん?ドアが開いてる。そろりと入ってみたら県政地方記者室。「ポスト(仮)」が素敵だったわーお手紙書きたくなるね。

地下


エレベーターで1階に戻る。どうしてもあの階段気になる。なんか下から呼ばれてる。降りてみよ。

ぎゃー恐い!カッコイイ!

格子の向こうから手が出てきそう。ひ〜

香港のどこかに迷い込んだよう。待てよ、なんか浮かんできた。そうだ、ホーチミンの旧大統領官邸の地下秘密施設だ。(記事「ホーチミン歩き ベトナム旅行記②」)

フランス領インドシナ旧大統領官邸

殆ど使用されていないようですが、稼働しているところもあり、働いている方が書類を持って普通に行き来していました。
生きている廃墟というのか…時間の枠を超越している感じ。すごい違和感、カッコイイ。

キョロキョロ歩いていたら、作業してる方が「4階に花のレリーフがあるよ。エレベーター使わないで階段で各階見るといいよ。」と親切に教えて下さいました。

漢数字のフォントがなんだか皇室。

搬入口ドアのデザインもぬかりない、良い。

アリスな小さいドアもあったりして、色々と掻き立てられますなー

次来た時には今日見たものはないかもしれない。外に出たら世界線が変わってるかもしれない。
いや〜久しぶりにゾクゾクする空間でした。楽しかった。



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