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東信さん手掛けるエルメスのフラワーショップ〜1月のランタンエルメスは「ボタニカル」

こんにちは。
1月11日から1月31日まで期間限定でオープンしているエルメスのフラワーショップへお邪魔してきました。

普段はメンズフロアとして展開している一階に足を踏み入れると、溢れんばかりのオレンジが迎えてくれました。

どこに視線を固定していいのか分からないくらいのボリュームの美しさ。

2024年のエルメス年間テーマは「フォーブルの魂」。
フォーブル=サントノーレ24番地に位置するエルメス第1号店の魂(スピリット)を受けつぐ銀座メゾンエルメスが今年毎月発信していくのが、《ランタンエルメス》。

銀座メゾンエルメスが思い描く美しい夢が、ランタンの光のように優しく街を、世の中を照らしていきます。

1月のテーマは「ボタニカル」。
植物と共に過ごす今月は、ウィンドウと同じく、東信さんの手掛けるフラワーショップが展開されています。
(記事「虫たちが戯れる東 信さんの植物図鑑 / 銀座メゾンエルメス ウィンドウ「植物の謎」 The Botanic Enigma」)

エルメスのお花屋さんとはいえ…ここまでのボリュームだとは思わなかった。

ここまでオレンジで満たされているとは思わなかった。流石という言葉しか出てこない。

壁にはケイティー・スコットさんのイラスト。
東さんは普通なら絶対に一緒に生息しないであろう多種多様な地域の植物を組み合わせて花束を作り、ケイティーさんがそこに自身の好奇心をプラスして描いたのがこのイラストなんだそう。

カレのデザインも手掛けるケイティー・スコットさん。

ケイティー・スコットさん…どこかで聞いたことがある。あ!あの方、「Animalium」のイラストを描かれた方!

大好きリュウグウノツカイもいて嬉しいのよね。
(記事「リュウグウノツカイに会いに、魚の剥製ミュージアム 「海とくらしの史料館」へ / 鳥取③」)

そしてお久しぶり!の椎木さん。お会いできて嬉しい。
2002年、東さんと共にオートクチュールの花屋を構えた椎木さん。以来、植物の命を、力強く美しい感性で写真に留める活動をなさっている方。

いつも素敵だなーと思うのが、スタッフの方々が着ているユニフォームに施された東さんによるドローイング。

今回はエルメスオレンジな植物。

2016年のメゾンエルメスでのレセプション時には白の刺繍でしたし、

シックな彩りの刺繍も麗しかった!

2016年サルノコシカケな展示『Botanical Sculpture “Polypore”』にて。

今回のフラワーショップでは、オレンジ溢れるブーケを購入することができます。

大きさによってお値段が違います。5,000円、10,000円、15,000円〜という感じ。
東さんの花屋のブーケはギッシリ詰まってるので嬉しい。茎の数を見れば一目瞭然です。

私は10,000円のブーケをオーダーしました。用事を済ませて夕方取りに来まーす。
外に出るとスタッフの方に遭遇。花たちに出会うと嬉しいね。

花たちにエネルギーをもらいワクワクして見上げると、メゾンいっぱいに植物。虫たちも楽しそうにしていました。

ただいまー

夜はまた違った魅力の花たち。

ガラスケースの中にいた彼らの美しかったこと!

じんわりと美しさが染み込んできて泣けてくる。
一輪一輪にありがとう。こんな麗しい世界をつくってくれた全てに感謝。

バーキンに見事なボリュームのブーケをザックリ入れて帰ろうとしていた方に出会った。あまりに素敵だったので見惚れ、気付いたら声をかけていた。
「私はこれをしに今日来たの。巻いているカレもバッグチャームも花で揃えてきたのよね。褒めていただいけて嬉しいわ!」と。

わー素敵!私もバーキンに花入れて帰る!と椎木さんにお願いする。

ご自身の嬉しいお気持ちを全力で楽しんでらした方。なんて豊か。

あの方とは違い、私は電車に乗らなくてはならないのだ。現実的じゃないので紙袋に入れてもらい帰宅。

エルメスというメゾンはどんな時も夢を忘れない。
類稀なる観察眼や創意工夫の才に恵まれたエミール・エルメスの想いが継承されたメゾンには、馬の気配と共に好奇心沸き立つ空気が静かに漂っています。

いつでも夢の中=夢中でいたい。

1月のランタンエルメス、フラワーショップから流れ出た夢の中へ是非。

LA LANTERNE D’HERMÈS À GINZA
ランタンエルメス
フラワーショップ:2024年1月11日〜1月31日



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