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【唐津】ケミストリー推し活ログ2023年[Karatsu Seaside Camp 2023 FESTIVAL]建てたテントが小さすぎる事件【カラフェス】

◯5月27~28日(ケミ出演は28日のみ) 佐賀 
[Karatsu Seaside Camp 2023 FESTIVAL]

 唐津、佐賀空港からよりも福岡空港からの方が乗り換えなしで楽に行けるという謎の土地。

 元々はケミが出演する日曜日だけ行こうと思っていたのだが、前日土曜の出演者の方が興味があったため悩んだ末、両日とも参加することに。生きてる中で1回はどぶろっくに会いたかったしちょうどいい。

 前日26日が品川だったため、そのまま電車で成田まで直行。成田の床で眠るつもり……がいた場所が悪かったのか、オーストラリア人に声をかけられてしまった。内容はほぼナンパだったためいい感じで交わしつつ、なぜか空港内のコンビニで麦茶を買ってもらうことになる。ありがとう。

 オーストラリア人は今さっき成田に着いたばかりで、翌日から京都観光するとのことだったため、4年在住の知識を活かしいくつかお店を教えてあげた。まあまあいい暇つぶしになった。この時点でもまだ朝までは時間があり、短い小説が何本か書きかけだったため、徹夜することを決定。夜間は閉店しているドトールのテーブルに座り、キーボードを打ちながら時間を潰した。

 翌朝(朝が地続きだったため、いつが朝なのかよくわからない)バスに乗って第二ターミナルに向かう。その後の時間のメモには「やばい爆睡してた」と書いてあるため寝ていたのはそれはそうなのだが、爆睡していただけあってどこで寝ていたか書かれていない。たぶん空港のベンチかどこかだろう。そのあとのメモにも「知らないうちについてた、、、笑」とあった。飛行機に乗って速攻寝たらしい。

 福岡空港は電車までの距離がとにかく近く、飛行機から降りて比較的早く電車に乗ることができる。唐津駅まで1本で行ける電車まで結構時間があったためふらふらし、コンビニで水とおにぎりだけ買ってぼーっとしていた。時間になって電車に乗り、またそこからも爆睡。移動中にしか寝てないの、全国ツアー中のアイドルみたいになってきたな……。

 そこから1時間ちょっとで唐津駅に到着。やはり福岡からの方が近いのってバグかも。唐津駅から会場である波戸岬海浜公園までの直通バスに乗り、揺られること三十分。これだけ遠征していても、こうして2日間で東京福岡佐賀と3都市間を移動することもあまりないためこの時点で若干の疲れを感じつつも、会場に到着。

ガーランドかわいい

 シーサイドキャンプと名がついている通り、会場には前日から泊まっているっぽい家族連れやソロキャンパーのテントがずらりと並んでいた。まあライブ見なくても出店が結構あって楽しめそうだし、ただのキャンパーが来てるのもわからなくもない。チケットを購入した当初はホテル付きのプランを頼むか、テントを借りるかしていたが、その価格に怖気付き結局ダイソーにて1人用のテントを購入。そちらで寝泊まりすることに。しかしどこに建てても隣が家族連れ……これは致し方ないと犬小屋くらいのこじんまりしたテントを設置。

ほんとうにちいさい

 ここで出てきたのが充電のやばさである。モバイルバッテリーは持っているが明日のケミライブの時に持って行きたいため使いたくない、アップルウォッチはType-Cのためパソコンに接続すれば充電できる、しかしスマホが……と充電場所を求めてぶらぶらと歩いているとソーラーパネルでスマホを充電してくれる出店を発見! 充電が危ういスマホを預け、既に誰かのライブが始まっている時間だったため向かうことに。

 会場はCAPE STAGEBEACH STAGEという2つのステージに分かれており、ケミの出演はBEACH STAGE。予習も兼ねてそちらの会場に向かったがそれはそれは遠く、公式サイトに「行き来して」と書かれていたのを行き来できる距離なのか? と疑問に感じながらも移動していた。最初のうちはしんどかったが、その日の午後には慣れる距離だった。

 行くとちょうどチャランポランタンの公演中だった。ちびまる子ちゃんのイメージしかなかったがかわいらしい3人組で、フェスはアーティスト見放題だから良いな、などとフェス好きから見たら当たり前だろと言われそうななんの面白みもない感想を抱いていた。

 それから何度かステージを行き来し、充電済みのスマホもゲット。お目当てのどぶろっくのステージ。どぶろっく、この世で一番好きなお笑い芸人。「もしかしてだけど」で歓声が上がるフェスって最高。その後も下ネタだらけの曲で大盛り上がり。

 その日最後のお目当て、岡崎体育のステージへ。ずっと「MUSIC VIDEO」や「感情のピクセル」を聴きまくっていたので生で見られるのをかなり楽しみにしていた。フェス慣れしているのか盛り上げ方が最高な上に自由。MC中もオレンジジュースを飲んだりお菓子を食べたりしていて、遠足かと思った。「Knock Out」の「伝えたい 何か伝えたい 何かしら伝えたい」という歌詞が耳から離れず、いまだによく聴いている。

 夜がきた。暑くて楽しい時間から一変、昼間の暑さはなんだったんだというくらいの寒さに、1人用のテントにうずくまっていると、近くに親子連れが。家族で結構きてるしなー楽しそうだなーくらいにしか思ってなかったのだが、私の小さな寝床を見た小さい女の子が一言。

ママみてー! ちっちゃい!!!!

 小さいことは事実であるため、女の子のお母さんも「ねえ……ちっちゃいねえ……」と小声で返していた。事実であり悪口ではないからか、そんなこと言うんじゃありません! 
とも言えなさそうなの、ちょっと可哀想だった。小さすぎるこっちが悪い。

 そんな小さな寝床に虫が2匹入ってきて「ああ、ケミみたいだな……ふふ……」と思いながら耐えていた。入ってこないでほしい。

 テント泊者限定の夜間イベントとして屋外ナイトクラブのような音楽と歓声が聞こえてきたり、「それではここからはマイムマイムをしましょう!」とマイムマイムが聞こえてきたりしてめちゃくちゃ行きたかった。『帝一の国』じゃん。
 寒すぎて出る元気が出ず……とある二次元の推しカプのワンドロ(時間内に小説を書く遊び)を投稿し、一人テントの中で震えながら夜を越した。

 28日の早朝。少し眠ったがどう考えても寒くてよく眠れないのと、絶対最前の中央に行きたい欲が強すぎて5時起床。トイレでメイクや身支度を済ませ、小さいと騒がれたテントを放置し、BEACH STAGEの入り口でほぼ野宿のようなことをしていた。

 駐車場が近くにあり、車中泊をしていたっぽい人が出てきて伸びをしたり、散歩をしているのを見ながら寒さにじっと耐える。そこから何時間か待って、やっと2人目のオタクが並びにきた。「どなた目当てですか?」と聞いたら「奥田民生です」と返され、その人は連れと「民生がさー」「民生のライブの」と会話していた。民生呼びなんだ。

最前やったね

 無事に最前のどセンターを取り、待つこと数時間。めちゃくちゃ暑い。夜あんなに寒かったのに暑くてしかたない。その中で竹原ピストルさんが出てきてより会場のボルテージが上がった。暑いって。さすがに暑いって。体感温度40度くらいあったぞ。

 14時半頃、やっとケミのステージがスタート。バラードもアップテンポも問わず、曲の間奏にすごい勢いでひゅーひゅー歓声を上げるられることに慣れてないのか、ちょっと照れくさそうにしていたのが印象的。そりゃびっくりして照れちゃうよな。あれはフェス特有の盛り上がり方なのか? かなり新鮮だった。
 衣装は私が一番好きな衣装だった。この前々日に品川のキリスト教会でのライブで着ていた衣装と同じ。堂珍さんがひらひらの服、要さんが黒のスタイリッシュな衣装。この事実が一番嬉しかった。

 朝5時から起きていたため、ケミを見るまでに費やした時間、9時間半。待ち時間の方がどう考えても長かったが全く後悔はない。

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